TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

「ただいまー」

誰もいない家の中で言ってみる。両親は共働きだから家に帰って8時過ぎるまで私は1人になる。最近はこの時間が憂鬱でたまらない。前はそんなに憂鬱に思わなかった気がするんだけど,,,。

先にお風呂はいっちゃおうかな。今日は色々あったし。

洗面所の鏡の前で制服を脱ぐ。そーいえば,,, この体に埋め込まれたキラキラした石は魔法少女になったことと関係あるのか,,,?そうだ、キッチンに,,,

ピコン

スマホがなった。画面には見慣れないアイコンの通知が表示されている。杏梨さんだ。

[ごめん!1番大事なこと伝えてなかった!]

大事なこと?

[体に埋め込まれてる宝石、絶対わっちゃダメだからね!!それは私たちの魂だから!!]

????

[私たちは無敵みたいなこと言ったけどそれ壊れたらもうおしまいだから気を付けてね!]

はあああ、危なかった。たった今私はキッチンの包丁を持ってきてなんとかえぐり出そうとしていた。ナイスタイミングすぎる。いやこんな大事なことを伝え忘れるのは恨むべきか。

《もうおしまい》

これはどういう意味なんだろう,,,。死ぬ、という捉え方でいいのだろうか。でも場所的に鎖骨のすぐ下だから普通に服を着ていれば隠れる位置なのでよかった。もうこれが親に見られたらなんて説明しようか,,,。学校で流行っているとでもいえばいいか。

ただいまー!

お母さんが帰ってきた。「おかえり!」急いでダル着に着替える。色々なったけどまあ、なんとかなるか。


次の日


朝、鏡を見てみた。まだ石は埋め込まれていた。夢ではなかったみたいだ。

色々あって寝坊したので急いで準備して家を出た。

「おはよー!」

通学中見慣れた背中を見つけて声をかける。

「、!おはよう」

侑李だ。後ろから声をかけたからか驚いているみたい。

「今日は侑李にしては遅いね。寝坊したから先ついてると思ってたのに。」

「今日はあたしも寝坊したの。あんたはいつも寝坊してるけどあたしはたまたまなんだからね!」

ツンとした口調で返される。いつもこうだけど。

侑李とは、幼稚園からずっと一緒だ。小学校も中学もずっと一緒にいる。侑李のお母さんが事故で亡くなって侑李が塞ぎ込んだ時だってずっと一緒にいた。これからだってずっと一緒にいるつもりだ。

「何ぼーっとしてるの?」

「、ああ!ごめんごめん。ちょっと考え事。」

「、、、ふーん」

あ、そろそろ急がなきゃじゃない?

侑李がスマホで時間を確認する。

「ほら、早くしないと遅刻する!」

侑李が私の少し前に出て走り出す。侑李の肩より下くらいの黒髪がなびき首元が一瞬見える。

その首元に紫色の小さな光を見た。



ような気がした。

この作品はいかがでしたか?

0

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚