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コメント
2件
noet最高です🩷無邪気なetさんが可愛すぎる🥹
編集もある程度終わり、のびーーっと背伸びをした。気づいたらカーテンの隙間から朝日の光が差し込んでいた。
「もうこんな時間か」
時間を確認するともう5時。
編集に没頭していて気づいていなかったえとは他の人を起こさないよう静かに部屋を出て、リビングへ向かった。
基本遅起きが多いこのシェアハウスでは朝5時に人がいるなんてことは滅多にないので居ないことを前提にリビングに入ろうとすると常にリビングのカーテンが少し空いているのが見えた。
「あれ、?」
そーっとリビングを覗き込むとコーヒーを注いでいるなおきりさんの姿が見えた
「あれ?えとさんじゃん、めずらしいねこんな時間に」
「なおきりさんこそ、もう起きたの?」
お互い珍しそうに声をかけ合う
「いやー、編集してて気づいたら朝でさ」
「わたしもなんよ、誰も起きてないと思ってたからびっくりした」
なおきりさんが自分の分のコーヒーまで入れてくれたのでありがたく頂いた。
ソファーに二人で腰を下ろし、コーヒーを1口飲んだところでなおきりが口を開いた。
「散歩、行きませんか?」
「散歩?急だね」
散歩の提案に驚いたえとはふふっと笑いながらも朝から散歩など普段なかなかしないためたまにはいいかもなと思い、コーヒーを飲み干してから、二人で準備をはじめた
玄関のドアの音はみんな気づきやすいため裏口から二人でそーっと外へでると朝日がだんだん上ってきて、気持ちよかった
「うわー、いいね、 たまには朝から散歩って、なんかたのしい」
「えとさん、行きたいとこある?徒歩だから近場にはなっちゃいますけど」
「うーん、海、とか」
ド定番すぎたかなと考えたがなおきりも朝の海に行きたいのかすぐに歩き出した
鳥の鳴き声も聞こえ始め本格的に朝を感じ始める。
「わたし、寝てないから朝ごはん食べたらお昼寝コースだな」
「それは僕もですね。でまた夜寝れなくて昼夜逆転コース」
永遠ループしちゃうよなあと話していると海が見えてきた。海に興奮したえとは少し小走りで進み始める、そんなえとを見るなおきりは走ることはなく、無邪気だなあと見つめながらゆっくり追いかける。
「なおきりさん、見てこれ」
えとが嬉しそうな顔をして集めた貝殻を見せてくる、普段動画ではクールキャラなえとも普段は無邪気で割と子供らしい、なおきりからするとえとも年齢的に結構差があるので、そういのは微笑ましいなとおもう。
浜辺を二人でとぼとぼ歩き、そろそろ家の方まで向かうことにした。
えとが手をカラカラと鳴らしているのでなにそれ?と聞くと最初に見せてきた貝殻を握っていた
「これ、のあさん達に見せたいからもってかえる、なおきりさんもいる?」
「じゃあ、ひとつもらっとこうかなー」
行きとは違う道で帰るとコンビニがあったので寄ることにした。
少し小腹がすいたねと話し、二人で食べられそうなサンドイッチを選ぶ。
帰ってもまだみんな起きていないだろうと思い朝食までどうせ時間が空くだろうと考えた。
えとはルイボスティー、なおきりは水をとりレジへ向かう。
︎︎
コンビニから出ると近くの小さい木で囲まれた公園のベンチに二人で腰を下ろし、サンドイッチ袋をビリビリっと開けた。
「おいしい!久しぶりに食べた気がするな」
「僕もひさしぶりかもなー 」
黙々と食べ進め、いい時間になってきたのでそろそろ帰ることにした。
ドアを開けるとキッチンから何かを焼くジューーーと言う音が聞こえてきたので2人は目を合わせて廊下を進みリビングの方へ向かった
リビングに行くとキッチンにいたのはのあとシヴァ、ソファーではゆあんくんが二度寝していて、じゃぱぱは眠そうに目を擦りながらニュースを見ている。
こちらに気づいたメンバーが不思議そうに声をかけてくる。
「どこいってたの!」
「ぽと!部屋ノックしても出てこないから心配したんだよ」
「ごめんごめん、朝まで編集しててリビング来たらなおきりさんいてさ」
と一連の流れを説明すると
のあがいいなー!と
じゃぱぱが次は誘ってよねーと
「あ、のあさん!はいお土産」
拾った貝殻を手渡しするとのあが目をキラキラさせかわいい!きれい!!やった!と騒ぐので段々みんな起きてきた。
朝ごはんもうできるから待ってて!今日はいつもよりちょっと早く起きたから豪華だよ!!
と声をかけられるもサンドイッチを食べたのでそんなにお腹は空いていなかった。
でもそれはふたりの秘密にし何事も無かったように朝食を食べる2人だった