テラーノベル
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読了しました〜〜!!😭💕 最終話、しっとりと沁みるエピローグでしたね…! 「傷は消えていない」ってところがすごくリアルで、でも「もう一人じゃない」っていう澪の変化がじんわり伝わってきて泣けました。最後の「苦しくない呼吸」ってフレーズ、めちゃくちゃエモいです…🥺✨ 雨の音はずっと嫌いでも、それでも「今は大丈夫」って思える日が来るっていう希望が、静かに胸に響きました。悠真お兄ちゃんが嬉しそうに笑ったシーン、尊すぎて叫びました!! 素敵な物語をありがとうございます🌸 みことさんの紡ぐ優しい世界、これからも応援してますね⋆♡
冬。
冷たい風が吹き付ける中、
教室で友達と話す澪の表情は、少し柔らかくなっていた。
傷は消えていない。
今でも怖いものはある。
夜に苦しくなる日もある。
突然思い出してしまうこともある。
でも。
もう一人じゃない。
「澪ー」
廊下から声が聞こえる。
「帰るぞー」
聞き慣れた声。
澪は立ち上がる。
「……うん、お兄ちゃん」
そう返した瞬間。
廊下の向こうで悠真が少し驚いた顔をした。
それから。
嬉しそうに笑った。
澪も少し笑う。
まだ怖いことはある。
でも。
信じてもいい人がいる。
それだけ。
世界は少しだけ優しく見えた。
雨の音はまだ嫌いだ。
けれど。
いつか雨が降っても。
「今は大丈夫」
そう言える日が来るかもしれない。
澪は春の空を見上げながら、静かに息を吸った。
今度はちゃんと。
苦しくない呼吸だった