この作品はいかがでしたか?
29
この作品はいかがでしたか?
29
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
あとちょいで終わりです
その日から私は毎日公園に行った。
そいつの名前を知る、ただそれだけの為に。
別に人一人の名前を知ったところで何になるわけでもない。それでも、一度秘密にされてしまったらどうしても知りたくなってしまった。
公園に行くといつもそいつはベンチに座っていて、私が隣に座ると色々な話をしてくれた。
そいつの話は御伽噺や海外ジョーク、変な雑学のような話が多くて、
自分自身の生い立ちを語ることは無かった。