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あとちょいで終わりです










その日から私は毎日公園に行った。



そいつの名前を知る、ただそれだけの為に。



別に人一人の名前を知ったところで何になるわけでもない。それでも、一度秘密にされてしまったらどうしても知りたくなってしまった。


公園に行くといつもそいつはベンチに座っていて、私が隣に座ると色々な話をしてくれた。


そいつの話は御伽噺や海外ジョーク、変な雑学のような話が多くて、

自分自身の生い立ちを語ることは無かった。

いつも公園にいたあいつの話

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