テラーノベル
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お腹も満たされて部屋に戻ると、ソファに並んで腰掛けながら、大パノラマの夜景を眺めた。
部屋の照明は点けずに、賑やかな街の色とりどりの灯りを静かな部屋から見つめる。
「星空のほうがロマンチックだったかな?」
「目黒、星好きだもんね」
「舘さんは?」
「んー、何を観るかより、誰と観るか…かな」
なんてね、って、照れくさそうに笑って見せる。
我慢してるのに…っ
可愛いすぎてうっかり手が出そう…!
「…それって、俺と観るのはどうなの?」
「言わせるなよ…」
くっ…!!
耳も、ほっぺたも赤くなってる…!
緩む口許を抑えて天を仰いだ俺の肩に、舘さんの手がそっと触れる。
「目黒…?疲れてる?」
何でそうなんの?!
「いや、全然そんなことないけどっ!何で?」
「だって…、いつもならもっと、こう…抱きついてきたりするじゃん…」
縋るような表情で、きゅっと俺の服を掴む舘さんに、もう我慢とか、そんなの考える余裕なんてなくて…
「ぅわっ…!」
強く抱きしめた勢いで、ソファに舘さんを押し倒した。
そのまま深く口付けて、味わうように舌を絡める。
「んっ、ん、んんっ!むぅっ♡」
喉の奥で鳴きながら、舘さんの手が俺の背中に回される。
「んはっ!はぁ、めぐろ…っ」
息苦しくて唇を離すと、少し見つめ合ってまたキスを交わした。
背中を艶めかしく這う手は、もっとと強請っているようで、荒々しいキスが止められない。
「舘さん、可愛いっ♡ズルいよ…我慢してたのに…っ」
「はっ…はぁっ、なに、我慢て…」
息を整える舘さんをぎゅうっと抱き締めると、背中に回された手が優しく撫でる。
「今日は舘さんの誕生日だから、俺のペースで手、出さないように我慢してた…」
「え?」
「なのに…っ、今のはズルいでしょ…」
結局、自分の想いの丈をぶつけるようなことをしてしまって、情けないやら悔しいやら…。
舘さんのことになると制御が効かなくなる自分に呆れてしまう。
「っはははは…!」
暫く呆気にとられたように黙っていた舘さんが、急に笑い出して、ぎゅっと俺を抱きしめた。
「…何で笑うの……」
「目黒、可愛いっ!そんなこと、考えてくれてたの?」
「だって、せっかくの記念日に舘さんを怒らせたくないし…」
「俺、目黒にされて嫌なことなんて、ないよ?」
「そうなの?…でも、嫌がるじゃん」
「恥ずかしくて、つい、ヤダって口走るけど…。それは、ごめんね?」
「……何それ可愛い」
「それはやめて笑」
「ていうか、いつも俺の押し付けなんじゃないかって、ちょっと思ってた…」
「そんなこと、ないよ。だって、俺たち恋人でしょ?」
「うん」
「俺が不器用で、自分からいけないぶん、目黒からきてくれるから成り立ってるって、俺は思ってた」
「! …そうなの?」
「ごめんね?気を遣わせてたかな…」
「いや…、ごめん。舘さんのこと、俺、まだまだわかってなかったかも」
「いつもの目黒が、好き。だから今、こうして一緒に居るんだから」
顔を上げた俺の頭を優しく撫でながら、舘さんに引き寄せられてキスをする。
「俺もう、我慢しなくていいの?」
「あんまり、荒っぽいのは嫌だけどね?」
「大好きなんだけど」
「うん、俺も」
「嬉しすぎ…!」
「ふはっ!…ありがとう、目黒。今日は本当に、楽しかった」
「舘さん…」
「いろいろ考えてくれてたのが、すごく嬉しい。本当に、ありがとう」
「舘さんの本音が聞けて、俺も嬉しい。ありがと」
見つめ合って、笑い合って、キスを交わす。
こんなにも愛おしくて、こんなにも温かい。
何か一つでも違えてたら、この温もりはなかったんだと思うと、全ての出来事に感謝しかない。
生まれてきてくれて、ありがとう。
出会ってくれて、ありがとう。
好きになってくれて…
ありがとう
「ねえ、舘さん。今日はまだ、終わってないよ?」
「ふふっ、そうだね」
ふわりと浮かべた微笑みは、ガラス越しの夜景が嫉妬しそうなほど美しかった。
ここで終わってもいいけど……やっぱりえっち書こう笑
濡れ場いらんやろって人はここで終わって大丈夫です。
コメント
8件
タロさんの甘々めめだてが好きだー🖤♥️ その後♡は必然的についてきますよね?わら

いりますね。
幸せだぁ…(*˘︶˘*).。.:*♡ めめだてぇぇ尊い(◜¬◝ )💕