亮平「佐久間ー」
部屋で元彼の抜け殻を抱いて
どこを見てるのか分からない虚ろな目をした
大介を涼太と翔太が抱きしめていて
佐久間を独りにしておけない
本人はラウが連れて行ってくれた
残った俺たちで大介の荷物を持って
あのハウスに連れてきた
大介「阿部ちゃん? 」
亮平「どうした?」
大介「おれ 捨てられたの?」
亮平「ちがう そんなことない」
大介「俺が可愛くないから?」
亮平「なに言ってんの」
亮平は大介を抱きしめた
亮平「世界一可愛いだろ?大介は」
大介「じゃあ なんで」
亮平「おれたち8人が大介を大事にしてるのが気に入らなかったかもしれないね」
大介「え?」
亮平「みんな大事にしてるんだよ 大介」
大介「大事?」
亮平「ん もうホントにみんな大介が好きすぎなんだよ?」
大介「おれはそんなに」
亮平「もう 離れないで?ここにいなよ?みんなで絶対に守っていきます」
大介「ううっ」
亮平「泣かないで?大介は笑顔がいいな」
あれから大夫落ち着いた大介は
ご飯も食べれるようになって
笑えるようになってきた
大介「阿部ちゃん?」
亮平「部屋に行こうか?」
ニコッと笑う
亮平「ちょっとだけ待ってて?」
大介「?」
亮平は明日の準備をいそいそと始める
たくさんのクイズの本
書き込まれたノートをバッグにしまう
亮平「お待たせ 佐久間」
亮平に手を引かれベッドに入る
大介「阿部ちゃんごめんね?明日仕事なのに 」
亮平「仕事は大介も変わらないじゃないか 気にするなよ 抱きしめていい?」
大介がこくっと頷くとぎゅっと抱きしめる
亮平の心臓のドキドキがたくさん伝わってくる
大介「落ち着く 阿部ちゃん」
亮平「よかった ゆっくり休みなよ」
大介「ん ありがと」
亮平「ねぇ 大介」
大介「どうしたの?」
亮平「キスしてくれない?」
大介「ん」
そっと大介は亮平にキスをする
亮平「うれしい ありがと」
あったかい気分のまま
亮平の腕の中にうとうとする大介が
とても可愛い夜
コメント
2件
🟢🍑もいいですね😆優しい。次楽しみ
甘々緑桃最高です!包んでくれそう愛がいっぱい🍀🍑