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テラーノベル(Teller Novel)
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_________2月5日


今日も俺はベットの上で蹲っていた。


部屋は酷く荒れていて、そこら中に破れた課題の紙や壊れて原型を留めていない物が散乱している状況だった。


ストレスという痛みが生じれば、稀に暴れる。


そうすればこの状況に必然的になってしまった。


病院?

行ったことなどない。


俺には要らない。

薬なんて、ましてや立派な社会不適合者の俺には……



やっぱりいいや。

もう考える気力も無い。


たった残り3週間も無い命だろうに。


この軽い命でさえ人は本人が求めていなかろうと延命を求める。


助けてと嘆いても誰も彼も助けてなどくれない。

そして、死ぬ間際になってやっと話を聴く。


_________自分の保身の為に。



けれど、愛情を不覚にも身体は求めるのだ。

誰か、誰でもいいから。


自分の背中を少しでもいいから摩って欲しい。


何も言わなくていいから。

同情も、共感もいらないから。


お願い。




そんな惨めなことを思っていれば家のチャイムの音が聞こえる。


誰だかくらい分かっている。


けれど痛みで身体がちっとも動きやしない。



数十秒後、すこし痛みが納まったから足を床に付けた。

ちゃんと荒れている部屋の扉を閉めて玄関の扉を開ける。




『……はーい。』


柊「お、起きてたか。」


どちらにせよ起きるまで鳴らすだろうこの人は。

嗚呼、一応担任。確か…柊、一颯先生だったかな。


担任に対して思う内容じゃないけど。


腕時計を見て時間を確認する。

午後17時30分。


もうそんな時間か。


『今家のチャイムがアラームになってくれましたよ…。』


少しダルそうな声で先生に返事をする。


柊「あはは、そうでもしないと起きないだろ?」


分かってるならそうと言ってくださいよ。

素直じゃないんだから。



『…あくまで生活リズムのためだと…。』


思わず呆れたような声色で返してしまった。


柊「ぴんぽーん!取り敢えず今日の分のプリント。」


そう言って俺に茶封筒を渡す。

……どうせストレス発散の道具になって散っていくんだろうな。


悲しいことだ。

あくまで他人事のようだが。


胸がまだピリピリと痛む。

最初よりかはまだマシとはいえど、痛いことには変わらない。


先生にも言ったことはないからほんの数分、耐える。


大丈夫、大丈夫。

プリントを受け取って、少し話して、先生が帰るだけ。

ボロも出てない、声色もいつも通り。


そう思って、自分に自信を勝手に貼り付けて、生きる。















〜プロフィール〜

名前/笠井柊(カサイ シュウ)

年齢/17(早生まれ)

外見/片耳ピアス。地毛で白に近い黄色髪。(ほぼ白)丸眼鏡。

性格/人と関わるのが苦手。成績は並。

その他/心臓病(重度)。不登校。


〜主から〜

蛇足ですが、笠井柊くん、主のオリキャラです。

性格以外は全部オリキャラの設定から引用しました()

流石に性格変えないと柊一颯先生と喧嘩どころ騒ぎじゃなくなります。(なんなら事件加担まで始めそうな勢い)

真面(?)な名前がこの子しかいませんでした(どんな名前付けとんねんって話だけど)

ちゃんとオリキャラの方の柊君は成人してますし教師です。

柊一颯先生と区別付きづらいので今回の小説では皆”笠井”呼びなのでご安心を!

聞きたいことなどあればコメントして頂ければ回答致します。

(ここまで読む人なんかあんまり居ないだろうけど。)

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