テラーノベル
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「じゃあ、今日はここまでかな。
皆今日はありがとうございました〜!」
俺はそう言ってエンディングを流して配信を閉じた。
「ふぅ…今日もいい感じだったなぁ〜…」
イヤホンを外し、腕を上に伸ばしてゲーミングチェアの背もたれにもたれ掛かる。
「えっと…明日の予定は〜…」
俺はもう言ってまたPCに目を向ける。
「明日は撮影か…撮影前にちょっとしたミーティングがあるな…って……明日ホワイトデー!?」
俺は日付を見て思わず大きな声を上げてしまった。
3月14日。明日はホワイトデーなのだ
「やっば…完全に忘れてた…w
どうしよ…。」
俺は頭を抱えながらバレンタインの事を思い出す。
『おんりーチャン、ありがとうね』
『ホワイトデー…俺、頑張るから。
楽しみにしてて。』
「おんりーチャンに頑張るからって言っちゃったんだった〜…!!w
…っ…マジかよ〜…」
俺はそう嘆きながら時計をチラッと見る。
時計は夜中の3時を回ろうとしている。
「今更スーパーとか開いてないからなぁ〜…
明日の撮影の時間まで結構あるし…
よし…。今日は早めに寝るか」
俺はそう言っていつもより早めに床についた。
〜翌日〜
「ふぁ…眠っ……。
でも…おんりーチャンの為…!」
俺はそう言って身支度を整え、朝食を済まして近場のスーパーに向かった。
〜数十分後〜
「よし…!作るぞ…!!」
俺は普段あまり立たないキッチンに立ち、材料を並べて腕を捲った。
「えっと…レシピレシピ…。」
スマホでレシピを見ながら作り始める。
…が、お菓子作りなんてしないものだから失敗ばかりだった。
腕がボウルに当たって中に入れた粉をこぼしたり、泡立てるのに時間がかかって腕が痛くなったり、思ったように焼き上がらなくて焦げたり……。
とにかく散々だった。
それでも俺は最後まで作り上げた。
……大好きなおんりーチャンの為に。
〜数時間後〜
「で…出来た……!!」
俺はレンジから焼きあがった物を取り出してそう言った。
「めっちゃ時間かかったぁ……。焼き上げる肯定難しすぎるでしょ…w
さて…最後の工程に移りますか…!」
俺はそう言って再度腕を捲り、最後の工程に進んだ。
クリームを挟み、焼き上げた物を上から挟んで買っておいたラッピング袋にそっと入れる。
「よし…!終わったぁ〜…!!」
俺はそう言って腕を上に伸ばす。
「めっちゃ疲れた……w
って…ヤバっ…!!集合まであと15分しかない!!」
俺はスマホの時間を見て驚き、慌てて調理器具をシンクに置き、荷物とラッピング袋を持って慌てて会社に向かった。
〜会社〜
会社に到着し、自室に入る暇はないと思い、荷物を持ったまま会議室に入った。
「…っ…!ぼんさん!」
「はぁっ…おんりー…チャン…?」
会議室には、おんりーチャンが先にいて、俺は咄嗟にラッピング袋を後ろに隠した。
「今日は早いですね。」
「ま…まぁね〜…ははは…w
ドズルさん達は…?」
「ドズさんはスタッフさんと話してますよ。
おらふくんとMENはまだ来てないです。」
「な…なるほどね〜…。」
俺はぎこちなくそう言っておんりーチャンの隣に移動する。
(渡すなら…今か…。)
俺は一呼吸置いて、おんりーチャンの方を向いた。
「あの…さ、おんりーチャン…。」
「? どうしました?」
「今日…ホワイトデーよね…?
その……これ…。」カサッ
俺は少し目線を逸らしながらラッピング袋をおんりーチャンに差し出す。
「俺…お菓子作りとか全然した事ないからめっちゃ雑だけど…。
…良かったら食べて…。」
「…っ…! …ふふっ。
約束通り…頑張ったんですね。」
「そっ…そりゃあおんりーチャンの為だし…?
言っちゃったからには…頑張らないとなって…。」
「…開けてもいいですか?」
「…もちろん!」
おんりーチャンがラッピング袋を開けると、一瞬驚いた後、頬を赤く染めた。
「…マカロン…ですか…///
初めてにしてはよく出来てますね…///」
「でしょ!?
俺めちゃめちゃ頑張ったんだから!」
「…ふふ。
ありがとうございます…♪」
マカロン…『あなたは特別な人』
🤍𝘏𝘢𝘱𝘱𝘺 𝘞𝘩𝘪𝘵𝘦 𝘥𝘢𝘺🤎
fin♡
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