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my side
あの人は誰なんだろう。
そんなこと思いながら赤いメッシュの彼を見つめる。
長年ずっといたから分かる。
akn、嬉しそう。
どんな関係とかまで掘り下げる気は心底ない。
けど、aknが辛い思いをしなければいいなってただそれだけ。
akn「あ!このクレープ食べに行こうよ!my甘いもの意外と好きでしょ!」
my「うん、行こっか。」
気をつけてね。akn。
次の日。
akn side
朝起きて洗面台に立って自分の顔を見る。
akn(なんか太った…?)
昨日甘いものを食べすぎたせいだろうか。
akn「最悪ー!あの人もわんちゃん来るのに!」
ん?あの人…?
一瞬誰だかわからなかったが、頭に浮かんだのはあのホストの人だ。
akn「恋…しちゃった…?」
こんなベタな惚れ方するか?普通
嘘だと信じて大学に向かった。
帰る時。案の定彼は校舎前にいた。
fw「あ!いたいた!今日は空いてるよね?」
akn「あ、空いてま…す、」
なんだか胸がうるさい。いたい。
絶対だめだ。こんな恋。ただ俺は助けただけなのに。
fw「ちょっと、聞いてる?」
akn「!きいてます!」
fw「んー。敬語辞めない?堅苦しいし。」
akn「あー、わかった!なんだか慣れないかもね笑」
fw「ちょっとずつでええよー、」
そう優しく声をかけてくれる姿も綺麗に見えた。
akn「fwさんはなんでホストやってるんですか?」
興味本位だった。
fw「俺なナンバーワンになりたいんよ!昔からの夢!だからホストなった!」
軽薄な理由だなと思ったけど彼なら難なくやり遂げそうな気がした。
akn「そっか。頑張ってね。」
fw「ちなみに俺今ワースト3くらいなんよ!笑全然金なくて!」
意外だなと思った。そしてホストの世界は難しく大変なんだなと思った。
fw「そこでさ、わがままなんだけど家に住まわせてくれん?ほんとにちょっとだけ!」
普通こんなお願い断るだろう。
だけど、だけど俺は
akn「いいよ。fwさんだし!」
何故かゆるしてしまったんだ。