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じんわり雪が溶けるような恋をした
でも、臆病な私は君を遠くから見ているだけ
初めての本気の恋だった
いつかこの恋が実りますように
「…ーい」
「蒼ー!?」
「はっ!結乃ごめんごめん!」
「また見てたのー?ほんと好きだよね〜永瀬くん」
「ま、まぁね」
私には好きな人がいる。
永瀬蒼真
太陽に当たるときらきら光る茶髪、猫背と一重が気だるげな雰囲気を醸し出している。
今日も好きだなぁ
でも、私は君を好きなって数ヶ月が過ぎても話しかけることすらできずにいた。
「そんなに好きなら話しかけに行けばいいのに」
「無理だよぉ」
「そんなこと言ってたらいつまでも進展しないぞー」
「わかってるんだけどねぇ」
心のなかではわかっていてもずっと勇気がでない。
「てかさ今日、駅前のカフェいかない?」
そこは結乃と放課後よく寄るカフェだ。
「え!いくー!」
「いこいこー!」
「朝山ーちょっと来てくれー」
先生が結乃を呼んだ。
「はーい!じゃ蒼、また後で」
「うん!後で〜!」