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鈴
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緑星ふうま
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今回曲パロを描きたくなったので書きました🫶💖
曲パロというより曲に似たてた物語という感じです🥹💘曲は
「あの夏が飽和する/カンザキイオリ」
ではどうぞ!
※死ネタ
fuさんとrmさんしか出てきません。
ちょいrmfu
長いです😭
飽きずに見てくれると嬉しいです🫶💖
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梅雨の終わりだった。
夜なのに蒸し暑くて、窓を開けても生ぬるい風しか入ってこない。
その日、俺――りもこんは自分の部屋で課題をやっていた。
時刻はもう23時を過ぎている。
スマホを見れば未読のメッセージが何件か溜まっていたが、返す気にもなれず机に突っ伏した。
その時だった。
コンコン。 小さなノック音。
こんな時間に誰だろうと思いながらドアを開ける。
そして、
俺は言葉を失った。
そこに立っていたのは、ふうはやだった。
制服はびしょ濡れ。
前髪から水滴が落ちている。
まるで雨の中をずっと歩いてきたみたいに。
顔色は真っ白で、唇は震えていた。
何より。
泣いていた。 ぽろぽろと。
音もなく。
涙だけが落ち続けていた。
rm「……ふうはや?」
呼びかけても返事がない。
ただ俯いたまま肩を震わせている。
俺は慌てて部屋に引っ張り込んだ。
rm「おい、大丈夫?」
rm「何があった?」
沈黙 数秒
いや、数分だったかもしれない。
長い沈黙の後
ふうはやは掠れた声で言った。
fu「俺……」
震える声。
fu「昨日」
息を呑む。
fu「人を殺しちまったんだ」
その言葉だけが。
静かな部屋に落ちた。
俺は何も言えなかった。
何を言えばいいの か分からなかった。
冗談だと思えなかった。
嘘だとも思えなかった。
ただ。
目の前のふうはやが。
ひどく壊れそう だった。
だから。
俺はゆっくり隣に座った。
そして。
rm「何があったの?」
そんな話で始まった。あの夏の日の記憶だ。
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fu視点。✧。・゚
昨日
教室の放課後。
俺だけが席に残っていた。
「まだいたのかよ」
後ろから声。
聞きたくもない声だった。
隣の席のあいつ。
いつも俺を馬鹿にしてくるやつ。
教科書を隠されたこともあった。
机に落書きされたこともあった。
最初は我慢していた。
ずっと… ずっと、 ずっと!!!
「お前さ… 」
「本当に気持ち悪いよな笑」
俺は黙った。
反応したら負けだと思ったから。
「無視かよ笑 だから友達いないんじゃね?」
腹が立つでも、我慢した。
「聞いてんの? おい… 無視すんなよ」
もう嫌だった。
全部ぐちゃぐちゃになって。
気付いた時には。
俺は立ち上がっていた。
fu「…だまれよ」
あいつは少し驚いていた。
でも、 すぐ笑った。
「…何? 怒った?笑」 「怖い怖い笑」
その瞬間。
何かが切れた。
fu「お前…いい加減にしろよ!!!!」
俺は肩を突き飛ばした。
強く。 本当に強く。
突き飛ばすつもりなんてなかった。
ただ。
離れてほしかった 。
それだけだった。
なのに、あいつの身体は大きくよろめいて。
後ろへ、 倒れた。
ガンッ!!!
嫌な音。 教室に響いた。
全部の音が消えた気がした。
俺は動けなかった。
倒れたあいつを見ていた。
fu「…え」
返事がない… 動きもしない。
俺は震える足で近付いた。
心臓がうるさい。 嫌な汗が止まらない。
fu「おい」
返事がない。
fu「おい…」
怖い。怖い怖い怖い、
俺は怖くなって倒れていた あいつを 置いて逃げ出した 。
後から聞くと、俺をいじめてたあいつは 亡くなってしまった らしい。
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rm視点。✧。・゚
俺は何も言えなかった。
ふうはやの話を聞き終わった後も。
ふうはやはずっと俯いている。
濡れた髪。 震える肩。
泣きすぎて赤くなった目。
「……」
長い沈黙の後。
ふうはやが言った。
fu「もうここには居られないと思うし、」
ふうはやは笑っていた。 でも 目は笑ってなかった 。
fu「どっか遠い所行って」
ヾ「 死んでくるよ 」
俺の心臓が嫌な音を立てた。
rm「….ふうはや」
なぜかどうしようもなく苦しかった。
気付いたら口が動いていた。
rm「じゃあ」
ヾ「それなら俺も連れてってよ」
fu「……は?」
ヾ「何言ってんの、? いや….」
俺は笑う。
rm「一人で行く気だったの?」
ヾ「馬鹿じゃない?」
「そんな顔してるやつ一人で行かせられる訳ないじゃん」
ふうはやは何も言わない。
ただ目を見開いていた。
rm「俺」
正直…怖かった。
でも。 それ以上に
rm「お前を一人にする方が嫌だ」
ふうはやの目からまた涙が落ちた。
fu「なんで」
ヾ「なんでそんなこと言うんだよ」
rm「相棒だからじゃない?」
俺は笑う。
すると、 ふうはやは泣きながら笑った。
ぐしゃぐしゃの顔で。
本当に少しだけ、 その時だけ。
俺は一人で部屋にいた。
眠れる訳がなかった。
明日になったら、 俺達はここを出る。
行き先なんて決まってない。
それでも、 行くんだと思った。
財布。ナイフ 。 携帯。ゲーム機。
カバンへ詰め込む。
何日持つかも分からない。
そんなことどうでもよかった。
机の上に置いてあった写真が目に入った。
クラス全員で撮った写真。
俺はしばらく眺めていた。
そして、 裏返した。
もう見ないと思った。
日記もあった。
昔書いていたやつ。
将来の夢とか、 やりたいこととか。
馬鹿みたいに書いてある。
rm「何だよこれ笑」
俺は日記を閉じた。
机の奥へ押し込む。
今となっちゃもういらない。
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駅前。
ふうはやはベンチに座っていた。
リュック一つ。ただ それだけ。
俺も隣へ座る。
しばらく。 何も喋らない。
静かだった。
不思議と嫌じゃなかった。
そして
rm「俺さ」
ぽつりと言う。
rm「元々ダメ人間だから」
ふうはやが顔を上げる。
fu「は?」
rm「学校も適当。 課題も後回し」
ヾ 「結構終わってるだろ笑」
ふうはやは納得してない顔をする。
rm「だからちょうどいいんだよ」
俺はリュックのファスナーを閉めた。
そして、 ふうはやを見る。
rm「人殺しかもしれないお前と」
ヾ「ダメ人間の俺」
「案外お似合いじゃない?笑」
ふうはやは一瞬呆れた顔をした。
それから、 本当に少しだけ笑った 。
そして俺達は逃げ出した。 この狭い世界から。
家族も、クラスの奴らも、全部置いて。
ふうはやと二人で
駅のホーム。
最終列車。
誰もいない車両。
窓の外の街灯が流れていく。
俺達の知ってる街が。
少しずつ遠ざかっていく。
ふうはやは黙っていた。 ずっと。
膝の上で握った拳だけが震えている。
俺は窓に頭を預けた。
rm「なぁ」
返事はない。 でも続けた。
rm「思ったより簡単だったな」
fu「……何が」
やっと返ってきた声。
rm「逃げるの」
ふうはやは少しだけ俯いた。
俺は窓の外を見る。
遠ざかる景色。
もう戻れないかもしれない場所。
でも。
不思議と後悔はなかった。
rm「遠い所行こうぜ」
ヾ 「誰もいない場所で、」
「ふたりで死のうよ..笑」
ふうはやは何も言わない。
だから俺は続ける。
rm「もうさ」
ヾ「この世界に価値なんてないよ」
「人殺しなんてそこら中に湧いてるじゃんか」
列車が揺れる。
静かな夜。
rm「ふうはやは何も悪くないよ」
ふうはやは窓の外を見た。
暗闇の向こう。
どこへ向かうのかも分からない線路。
fu「俺」
小さな声。
fu「怖い」
俺は頷く。
rm「俺も」
本当は怖かった。
めちゃくちゃ怖かった。
でも、 一人で震えてるふうはやを見る方が、 もっと怖かった。
だから、 俺は肩を軽くぶつける。
rm「大丈夫だろ」
ヾ「根拠ないけど」
fu「適当だな」
rm「俺だし」
その言葉で。
ほんの少しだけ。
空気が軽くなる。
列車は走る。
夜を越えて。
知らない場所へ。
俺達はまだ気付いていなかった。
これは逃亡劇なんかじゃなくて。
もっと大きな何かの始まりだったことを。
━━━━━━━━
第2話に続きます!めっちゃ長いのに読んでくださりありがとうございます😭😭🫶💖
次で終わると思います!
ではまた!🍀*゜
コメント
3件
最高すぎる……😭😭 私めっちゃこの曲好きでパロ描きたかったんだけど文才無さすぎて諦めてたのね⁉️めちゃくちゃオシャレだしほんとに泣ける😭😭😭😭 描いてくれてありがとう😭😭😭
わあああ待ってこれ重すぎるけどめっちゃ良かった…!!😭💦 fuくんが「人を♡♡♡ちまったんだ」ってポツリと言うシーンで一気に空気変わったし、rmくんの「俺も連れてってよ」がもうね、尊すぎて泣いた…。逃げるって選択を一緒に選んだ二人の関係性が胸に刺さるよ。「お似合いじゃない?」の軽さに隠れた覚悟がエモすぎる…次も絶対読むね!続き楽しみにしてる!!🌸💕