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○○○○年某日
長い長い大きな戦争が終わった。
イギリスはふたつの首都に別れて戦争をしており
東、西で大きな戦争が起こった。
結果は僅差で東が勝利を収める事に成功した。
東が戦争に勝利したのには大きな爆弾が使われた事などが主な要因だが
イギリスの西のはずれからとても強い兵団が派遣された、というのも一つの理由なのである。
その兵団とは世界最強と謳われた事で名高い
「グルカ兵団」
そんな兵団で兵長兼指揮官になっている女
「ブライド・エモーション」
この物語の1人目の主人公である。
profile
名前 ブライド・エモーション
性別 女
年齢 19才
誕生日 3月24日
職業 兵団の兵長兼指揮官
武器 主に「グレイブ」という武器を使用する(気になる方は検索してみて下さいね!)
種族 人間
性格 自分に厳しく他人に厳しく
その他 生まれた時から兵長、指揮官として育てられたため厳しい教育を受けた。そのせいか、とある日に感情がなくなってしまった。そのため、身体能力は高く、頭も良い。
???年?日
世界の裏側で独立された異世界
その国では、世界中の情報が守られている
紙に書かれた物でも、データで保存された物も、
どんな些細な事だって
この国、「オブ・サーバー」に行けばすぐに分かる
この国では不思議なことに
都市伝説とされた種族や
実在されないと言われた種族が住み着いている
まさに、裏の者しか知らない国
だが、外側から侵入する事は簡単では無い
この国が破壊されたりでもしたら世界がパニックになるからだ。
そんな国を守るのが
重要情報管理人という者。
特別な訓練を受けた者が密かになる物で
その事は誰にも知られてはいけない。
そんな重要情報管理人の女
「所夜 千夜」
この物語の2人目の主人公である。
profile
名前 所夜千夜 (ところや せんよ)
性別 女
年齢 ?
職業 重要情報管理人
誕生日 5月3日
武器 主に鎌を使用
性格 基本おおらかで低姿勢。敬語を使う
種族 大妖怪
その他 薄気味悪い笑顔をするので、よく周りからは怪しまれる。過去に何らかの事があり、警察を毛嫌いしている。何らかの能力を持っている。記憶力、身体能力は人間の何倍も優れている。
episode1 ブライド・エモーション
某年某日
その日、長きに渡って行われたイギリス首都大戦という戦争が終わった 。
イギリス首都大戦とは、イギリスの東と西で土地と首都を決めるために行われた大規模な戦争である。
結果的には、僅差で東の勝利だった。
イギリスの新たな首都は東の地になった。
そんな大戦で、大きな活躍をした兵団があったのだ。
その兵団はグルカ兵団という名前。
なにせ、1日で西の兵団を丸ごと一つを少人数で撃破したり、
精密な爆薬を開発したり
情報入手が政府より上回っていたりと
まさに「最強」の称号にふさわしい兵団だった。
そこの若きエース、ブライド・エモーション
その女が上記の全てを全て完璧に指揮したのだ。
その計画は、人に情けを書けないような冷酷な計画で
兵士たちもかなり厳しい訓練をされているという噂が街では後を絶えない。
その新聞の記事を見たブライドは、丁寧に畳んで引き出しにしまった。
冷酷、情けをかけない、そんなつもりは自身は一切ない。
ただただ、どうやったら勝てるのか、という計画を練っていたらそうなっただけなのだ。
ブライド自身がやらなければならない事、それはグルカ兵団を勝ちに導くこと。
その使命を果たそうとしているだけなのだ。
そんな事を考え、兵長室を出る。
窓から聞こえる仲間の鍛錬をしている音。
その音を聞くと、他の者にも鍛錬をさせようと思い立つ。
鍛錬はすればするほど強くなれるから、やった方が絶対に良い。
そんな考えがブライドの中にはあった。
兵士を集め、鍛錬のプランを話す。
兵士達は皆戦後で疲れきった顔をしているが、そんなことはお構い無しだ。
冷酷な目で睨みつけて、圧をかけられた兵士達は鉛のような体を動かして鍛錬を開始する。
その時の目はまるで獲物を見つけた狼だ。
だが自身はその何倍も、何時間もずっと鍛錬を続けた
だが、やはり部下の兵士は不満を持ち始めた。
少しの休憩で成り立つような都合の良い体では無いのだ。
兵長と同じ人間なのに不当な扱いばかり受けるのはあんまりだ。
自分達より多く鍛錬をすれば良い訳では無い。
こんな人に、兵長は任せられない。
早くもっと優しい人が兵士になって欲しい。
次第にその声は大きくなっていた。
気づけば瞬く間に街全体にその声が届いており、「兵長にあったらすぐ逃げろ」と言われてしまった。
さすがにそこまで言われれば、ブライドもその事に気づいてしまった。
だが、ブライドにとっては痛くも痒くもなかった。
その程度の罵詈雑言、とっくの昔に何度も何度も言われ続けたからだ。
ブライドにとっては、犬が小さく吠えてくるだけのような事だった。
悲しくも、悔しくも、怖くもなかったのだ。
だが、街でその話題にもちきりになってしまったら政府がついに動いたのだ。
市民からは、「イギリスから追い出せ」「首をちょんぎってやれ」
なんて事を言われたが、政府だって貴重な戦力を失う事は避けたかった。
そのため、ブライドにはこんな判決が下った。
ブライド・エモーションには、日本への追放を命じる。だが、刑期は1年半とする。
イギリスにとって日本は貧困国そのもので、
国の中でも最下層と見られている国なのだ。
西洋のイギリスに比べて、建物や外装のクオリティが違うことが大きな要因の一つだった。
国民は、日本への追放を大いに喜んだ。
この時もブライドには、なんの感情も湧くことはなかった。
追放当日、最新の技術を使って転送装置が開発された。
船を出すにも、追放期間がほぼ全て大波だったからだ。
開発した老人の科学者は、ブライドを中に閉じ込め、日本へと転送する。
「さよなら、ブライド・エモーション」
次にブライドが目にした光景は
様々なビルが立つ、「現代の」日本だった
「……え?」
「これが……日本……だと……?」