猫を拾った

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ご本人様たちとは1ミリも関係ありません

前回

配信したら猫来たわ

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ら「ん…」

ゆっくりと、目を覚ます

そして少し重たい体を起こす

ら「…ん”ん”っ」

喉が痛い…

少しボーっとする

ら「…風邪…引いたか？」

ぽつりと呟く

まぁ

少しバタバタしていたから

体調管理ができていたかと言われると

否

である

ら「あ”あ〜…めんどい…」

少しザラついた声で呟く

大人しくしていれば治るか

にゃあん

チリチリ

と、今日も相変わらず

猫の首輪のすずがなる

ら「ん”…おはよぉ」

と、ひとなで

んなぁ？

チリン

声に違和感を持ったのか

首を傾ける

ら「可愛い…」

今日は

ゆっくりしよう

飯食って薬飲んで

寝たら治るだろう

そう思い

ベットから降りる

ら「ん…しょ」

ペタペタと

ゆっくりとリビングに向かう

ら「体にいいもん…ねぇよなぁ〜」

ただでさえ出前やらなんやらで

ろくなものも食べていない

ら「買いに行くか…」

モソモソ

と着替えて外に出る

マスクは忘れずに

〜店〜

定員「らっしゃせー」

のんきな声が聞こえる

ら「ん…」

チンできるお粥や

冷えピタ、薬、ポカリ数本

買って家に帰る

定員「ありゃっとした〜」

〜家〜

パタン…

ガチャり

んなぁ！

チリンチリン！

テテテッ

と、駆け寄ってくる猫

構ってやりたいがそんな気力もなく

手を洗ってうがいを済ませた

チンした粥を食べて

薬を飲む

ら「あ、飯どうしよう」

もちろん自分ではなくこいつだ

なぁん

そう、呑気に鳴いているこの猫

ら「ん〜…起きれるか」

そう呟き

布団に戻る

冷えピタをおでこに貼って

布団に潜る

ポカリは枕元に

ら「おやすみ…」

そのまま寝た

〜数時間後〜

ら「ん…」

グラり…

とする視界を動かす

ら「なん…じ？」

20時30分

ら「…！！わわ！」

猫の餌…！

慌ててリビングに行き

カリカリを飯缶に出す

ら「…ぺんちゃん？」

おかしい

いつもはにゃあにゃあ言うのに

ら「…ぺんちゃーん？」

キョロキョロと探して

キャットタワーの上に寝ているのを発見

ら「ぺんちゃん」

ホッとした

ほんとにどこかに行ってしまったのかと思ってしまった

ら「置いとくね…」

起きたついでに、と

トイレを済ませ

布団に戻ろうとした

グラり…

ら「んぇ」

自分でも情けないと思える声が出る

バタンっ！

と、勢いよく床に倒れる

ら「……っ！」

グラグラとする視界

ぼんやりする頭

ら(あー…やっば)

トタットタッ！

チリンチリン！

テテテテッ！

と猫が焦ってくる音と

鈴の音

なぁぁん！にゃああ！

と鳴く声をぼんやり聞きながら

俺は暗闇に落ちた

続く…