細雪、春琴抄、痴人の愛、刺青、卍、彼岸先生、虚人の星、
君が異端だった頃、スノードロップ。
___ 谷崎潤一郎
芥川龍之介という人間は難しい生物でしょう。
生物学でも哲学でも文学でも語れたものじゃありません。
そして貴方は不思議な人です。
交友的に見えて本当の貴方は内向的であまり人に干渉しない。
そして何かに縛られる事を嫌う。
我が儘で自由奔放な性格の持ち主ですが
その感受性と言えば光る一等星でしょう。
貴方の書く作品は何処か切なさを感じさせる字体と
力強い情の変化。
変動の世を上手に描写したモノです。
ですが貴方と少しの口論に発展したことは「芸術センス」の事です。
皆、センスなど違いがあります。
ですが貴方のセンスは独特故に単純且つシンプルなんです。
其れが悪いと云う事では無いですが、作家として如何なものなのか
とは云いましたけれど、貴方を全否定している訳ではありません。
戯れ事です。
小説家というのは計り知れない程の憎悪を持っています。
その憎悪の書き方を問うのに相応しいのは貴方でしょう。
つまりは何を云いたいのか。
其れは、簡単な事です。
貴方が19世紀の天才小説家。と云う事です。
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