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フルタはまたうめき声を聴いた。(今度こそバカネコだったら、お仕置きしてやる…)闘志満々で有る。
ところが、どうも山富士女史の部屋から聞こえて来る。幻覚寺の部屋は個室で有るが、ドアでは無い。和室の障子で有る。「ガラッ!」思い切ってフルタは障子を開けた。「ヤマフジさん!大丈夫ですか?」「あ゙〜。あ゙〜。」山富士は悲痛なうめき声を出しながらも熟睡していた。フルタは彼女を揺すって起こした。「ヤマフジさん!!大丈夫ですか?」ヤマフジ女史はふっと正気に戻り、「あらフルちゃん、何か、あった?」と言った。「何かうなされてたみたいで、うめき声がしたんで来たんです。大丈夫ッスか⁉」「ああちょうど良いところで起こすんだもの!もうチョットで出そうだったのに…」排便の夢を見ていたようで有る。
「失礼しました。」とフルタは退散した。(全く心配して損したわ。)