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『覚めないゆりかご』
ある程度本を読んで壁にかかった時計を見上げる。時刻を確認してから浅い息を吐いて立ち上がり、部屋を出た。
今回拠点にしたのは山奥の廃墟になったホテルだ。
リゾートホテルとして建てられたが経営破綻ですぐに廃墟になってしまったらしく、建物の作りは新しい。
そのホテルのスイートルーム、唯一鍵を掛けた部屋がある。
鹿島に鍵を借りて部屋に入ると大きなベッドの上に少年が昏昏と眠っている。
彼は朝倉シン、先日から拉致監禁している坂本太郎の愛弟子だ。攫ってから大暴れするものだから鹿島が強い睡眠薬を飲ませて今は眠らせているから何をしても起きないと言っていた。
「あんまり暴れられると困るんだよな。君の力が僕たちには必要なんだ」
日中は手錠を使って拘束しているけど暴れているから腕は痣が出来ている。警戒して食事もまともに摂らないから当初攫った時より痩せているけど毎日懲りずにここから脱出しようとしていた。
「よし、始めるか」
念の為に鹿島が用意した催眠スプレーをサイドテーブルに置いてシンくんの体に跨るも瞼も開けずに眠っている。
布団を剥いでシンくんの服を脱がすと細身の裸体が晒された。
「意外と綺麗だな」
元殺し屋をしていただけあって細かい傷はあるものの、程良く鍛えられているように見える。平らな胸を上下させて眠るシンくんは実年齢より幼く見えて頬を撫でていると誰かが室内に足を踏み入れた。
「ボス、何してんすか〜」
「楽」
ゲーム機片手にやって来たのは楽だった。いつも楽が寝ている部屋の近くで、たまたま鍵が開いていたから入って来たのだろう。
「そいつがこの前言ってたオモチャっすか?」
「オモチャじゃないよ。仲間になるかもしれないって言ったじゃないか」
シンくんの存在に気付いて驚きもせずに近付いて来た楽に溜め息を漏らす。
「裸にして何してんすか?」
「睡眠学習だよ」
「睡眠学習?」
僕の言葉を反復した楽は聞き慣れない単語に僕を見て首を傾げる。
「1924年に流行った勉強方法だよ。記憶は覚醒中よりも睡眠中の方が保持率が高いと海外の研究で証明されたんだ」
「へぇ〜。で、コイツに何教えるんすか」
「僕らに対する服従を体に教え込ませる」
このまま毎日暴れて衰弱死させるのも構わないけど、シンくんのエスパーの能力を利用する為に攫って来た。あと何より死体を処理するのは面倒だ。
「彼にとって僕らに犯されたらこれ以上ないほどの屈辱だろ?それに体に教え込まれて抗えない快感で洗脳するんだ」
「・・・?『僕ら』ってもしかして俺も含まれてるんすか?」
一拍置いて不思議そうな表情で聞いてきた楽に僕は微笑んで「もちろん」と頷いた。
「君も性欲処理機は欲しいだろ?」
「え〜ボスと3Pするんすか」
複雑だなぁと独り言を呟く楽だけど、手にしていたゲーム機をソファーに放ってベッドの中に入ってきた。
「そもそもコイツで勃つかな」
「勃たせて貰えば?乱暴にしない限り起きないよ」
ズボンと下着を脱がせながら言えば楽はシンくんをジッと見たあとシンくんの体に跨る。シンくんの顔の横に両膝を立ててノソノソと楽は反応してない自身を晒した。
「AVで睡眠姦モノをこの前観たんすよ」
「へぇ、そういうシュミあるんだ」
「なかなか良かったっすよ。そのセクシー女優がちょっとコイツに似てる」
まるで普段の雑談と変わらない様子で楽は自身を躊躇いなく薄く開けたシンくんの口内に捩じ込んだ。
「ッ」
びく、と震えたシンくんの体にてっきり起きたかと思ったけど瞼がピクピクと痙攣しているだけで目を覚まさない。
楽に口淫を強要されている間に足を開かせて用意したローションを指に馴染ませてから秘部に指を押し込むとシンくんの内腿が震えた。
「コイツ俺のチンコ吸ってきた、エロ〜」
「もしかしたら既に男に抱かれた経験があるかもしれないね」
無意識なのか順応するように口淫してきたシンくんは恐らく同性に抱かれた経験があるのだろう。
指を中に挿入しても僕の指の形を覚えるように吸い付いてくるから淫靡だ。
「コイツ結構いいかも」
「ん゛」
「楽、あくまで睡眠学習なんだから乱暴にして起こしちゃダメだよ」
「はーい」
喉奥に陰茎を押し込んだ楽が最初より乗り気になってシンくんの口内を犯す。中に挿れていた指とローションを増やすとシンくん自身も勃ち上がってトロトロと先走りが溢れていた。
「上の口も下の口も犯されて感じてるとか才能あんじゃねーの」
「そうかもね。それか恋人に元々教え込まれてたとか」
指を引き抜くと秘部は物欲しそうにクパクパと蠢いて別の生き物みたいだ。
「後で俺も挿れたいっす」
「うん」
昂った自身を晒して先端を秘部に当てがうだけでシンくんの体は敏感に反応するからつい口角が上がる。
「君はこれから毎日僕らに犯されて体から支配されるんだ」
ズプ、と音を立てて先端を秘部に押し込むとシンくんの体が震えた。狭くて熱い中は僕自身を歓迎するように締め付けてきて恍惚な溜め息が漏れ出る。
「すごいな。異性のナカより気持ちいい」
「挿れられた時のコイツ、すげーエロい顔してますよ」
「楽が顔に跨ってるせいで顔が見えないよ」
一気に根元まで挿れてシンくん自身に触れると呆気なく絶頂を迎えて僕の手の中で射精した。くぐもった喘ぎ声と敏感になった体はどこを撫でてもすぐに感じるから反応が面白い。
「やべ、イきそ」
腰を揺らしてシンくんの口内に自身を出し入れしていた楽が小さな声で呟いたから後ろから耳元に「口の中に出しちゃいなよ」と囁いた。
「僕もナカに出すからさ」
「その後に俺の挿れるんすか」
「掻き出せばいいって」
チラリと楽が振り返って僕とシンくんの接合部を見てから「まぁいいっすけど」といつもみたいに頷いた。
「ーーっ」
痺れるような中の締め付けに耐え切れずシンくんの中に射精するとシンくんからくぐもった喘ぎが聞こえる。楽も口内に射精したのかシンくんの金髪を掴んで上下に動かしていた。
「ふ、ぅ・・・」
「これでも目ぇ覚めないとか結構強い睡眠薬なんですね」
半ば関心しながら口内から自身を抜いた楽は面白いオモチャを見つけたような好奇心に溢れている。僕も自身を引き抜くと秘部からドロッとした精液が溢れたから指で掻き出した。
「ぁ、ゔ、う」
口の端から楽が射精した精液を垂らしながら喘ぐシンくんは淫らで楽は「また勃ってきた」と呟く。
「体位を変えよう」
指を引き抜いて今度はシンくんを四つん這いにさせる。ただ完全に眠っているから膝を立たせて後ろから楽に腕を引っ張られている状態だ。
後ろから挿れられたシンくんは眠っていながらも感じて「ぁ、う」と喘ぎなのか呻きなのか分からない声を出している。
「ボスもフェラしてもらえば?お掃除フェラ」
「そうだね」
両腕を楽に後ろから引っ張られて項垂れた状態で揺さぶられているシンくんの髪を掴んで陰茎を口内に捩じ込んだ。
寝ているからこれと言って舌を使ったりの奉仕はないが、無意識なのか軽く吸ってくるから口角が上がる。
「ボスのチンコ入ってたから柔らかいしすぐ締め付けてくる」
ピストンで動く度にシンくんの口も上下に動いて刺激されて僕自身は再び勃起するとダラダラとシンくんの口の端から楽の精液と唾液が混ざったものが垂れてきた。
「やらしい顔だな。坂本太郎が見たら失望するだろうね」
「あ、今締め付けてきましたよ。寝てても分かるんすかね」
奥を突かれる度にシンくん自身から精液が垂れて甘く喘ぐ姿は普段の坂本太郎を敬愛する正義感の強い青年とは程遠い姿だ。
「楽もナカに出してあげなよ。これから毎日教え込まなきゃいけないからね」
「そうっすね」
絶対に屈服せず抵抗し続けるシンくんの体が蝕まれていくのが目に見えている気分で興奮するのは僕だけではないだろう。
「ぅ・・・っ、すげー濃いの出た」
ぶるりと楽が震えて達したらしく、シンくんの両腕を解放すると同時に口淫していた僕自身からも離れてシーツにうつ伏せになったシンくんの顔面に僕も射精した。
「精液塗れじゃん、エッロ〜」
揶揄うように笑った楽が自身を引き抜くとシーツに精液がドロリと溢れる。シンくんは体を痙攣させながら時折甘い声を出して感じていたから抱き寄せて耳元に顔を近付けた。
「ーーこれからだよ、シンくん」
その日から毎晩睡眠薬で眠らせたシンくんを楽と犯して完全に服従させた。
少しずついろんな快感を覚えさせると体はどんどん従順になっていき尿道攻めや二輪挿しもシンくんは快感を得るようになった。
最初はオモチャ程度しか興味を抱かなかった楽も次第に愛着が湧いたのか『コイツ』呼びから『シン』と名前で呼ぶようになったのは微笑ましい。
睡眠学習を始めて五日間、毎晩自分の体が犯されていることを知らないシンくんは違和感を抱いているが僕らに相談できる訳もなく警戒しながらも衰弱していく。
「やぁ、そろそろ僕らに従うようになったかい?」
手錠をして拘束しなくても暴れなくなったシンくんに会いに行くとベッドに横になったまま反応はない。
「このまま僕らの仲間になったら君は楽になるよ」
「・・・絶対嫌だ」
呆れるほど意地っ張りな性格らしい。ベッドに身を乗り出してシンくんの体に跨るとシンくんは急に怯えた表情に変わって体を震わせていた。
「っ、毎日俺の体に何かしているのはお前か?」
ーー気付いていたんだ。まぁ、あれだけ激しいプレイしてたら目が覚めたら気付くか。ーー
「俺に何しやがった!」
むしろ今まで何も言わずにされるがままだったことが不思議なくらいだけど、僕の思考を読んだシンくんが怒りを露わにする。
「君は覚えてなくても体は覚えているよ」
「!?」
「ああ、でもせっかくなら僕の心を読み取って自分が如何に淫靡な生き物に成り代わったのか確かめるといい」
優しくシンくんの額を撫でるとシンくんは僕の指示通りに、無意識にエスパーの力を使って心を読もうとしたのに気付いたから今まで犯した回想を流し込んだ。
「ーーひっ!!」
「まだ終わってないよ。ほら、ちゃんとエスパー使って」
逃げられないようにシンくんの両頬を触れて額をくっつけるとシンくんは抵抗しながらも僕の指示通りにエスパーを使ってしまうのが分かる。
体はもう僕に抗えないことを知ってるからシンくんの意思関係なく僕の言うことを聞いてしまうということは睡眠学習は大成功だ。
僕らに犯される記憶を読み取ったシンくんは「やだ」「やめて」「怖い」と言いながら恐怖に染まった表情で涙を流す。
「体はすっかり僕らに従順になったから後はもう君本人の心だけだ」
「ッやめーー」
シンくんが抵抗する前にキスをして言葉を塞ぐと大きな瞳は見開いて僕の胸元を押して抵抗しようとしたけど、あまりにも弱い力に内心笑った。
口内に舌を捩じ込んでシンくんの舌と絡めると、これも睡眠学習で教え込んだ快感だからすぐにシンくんの表情はトロンと蕩けて胸元を押す手は脱力する。
ゲームのボス戦を終えてヒマだったからいつものシンがいる部屋に行くと既にボスとセックスしている最中だった。
「あれ、今日は寝てないっすね」
「ああ。睡眠学習は成功したよ」
寝ているシンを犯すのは楽しかったけどイマイチ反応も鈍いしマンネリ化しそうだなと思っていたから俺にとっても都合がいい。
ボス自身を挿れられて善がるシンは涙と汗でぐちゃぐちゃでボスに突かれる度に呻き声に近い掠れた喘ぎが漏れる。
「じゃあ尿道攻めされてメスイキしたのも体は覚えてるってことじゃん」
「そうだね。やってみよう」
挿入されたままのシンを後ろから抱き起こして事前に用意したゴム製の30センチほどの細い管のようなカテーテルを取り出した。シンは初めて見るものに何をされるのかまだ分かっていない様子だ。
ボスに触られて勃起しているシン自身の尿道にカテーテルを押し込むとシンの体がビクンと震えた。
「ひっ・・・ぅっ?や、なに、そ、れぇ」
「体は覚えてんだろ?」
怯えるシンの耳たぶを後ろから甘噛みすると寝ている時でも感じていたように敏感に反応する。
カテーテルが半分以上入っていくとシンの反応が次第に快感を拾い始める。尿道の長さは16cm~18cmであって膀胱に接してその出口をとりまくように前立腺が存在している。
上下に動かすと射精に近い快感がいつまでも得られて少しカテーテルを進めるとシンの体が大袈裟なくらい跳ねた。
「ぁ、っひっ!?」
「シンくん、すごい締め付けだ」
目先の暴力的な快感は知らない筈なのに身に覚えがあって身悶えるシンはいやらしくてカテーテルを上下に動かすとボスも律動を始める。
「こんなの、知らないっ、やだ!怖い・・・ぅ、あっ、あっ」
「知らない訳ないだろう。尿道攻めされてメスイキしまくってお漏らししちゃうくらい気持ち良かったんだからシンくんの体は覚えてるんだよ」
「ひゃ、あ゛、あっ、こわい、でる、出ちゃう・・・」
「出せよ、シン」
「〜〜ッ♡」
耳元で低く囁くと同時にシンは大袈裟なくらい体を震わせてカテーテルから尿を出した。泣きながらも快感に善がるシンは「何で」「覚えてないのに」と自身の記憶にないのに覚えている快感に困惑している。
「君の体はもう僕らに支配されているんだ。従いなさい、ラクにしてあげる」
まるで悪魔の囁きだ。寝ている間に犯されて、起きてる状態で強姦され排尿までさせられてシンの心が音を立てて壊れていくのが分かる。
カテーテルをゆっくり引き抜くとピュ、と精液が溢れてボスの動きが激しくなる度にシンの声も甘くなった。
「なぁ〜俺も挿れたい」
「そうだね。じゃあ二人で挿れようか」
ボスが繋がったままシンを抱き寄せると、もう抵抗できないシンはされるがままボスの首に腕を回す。
シンの醜態を見て昂った自身を晒すと既にボス自身を埋めている秘部に先端を当てがうとシンが恐怖で体を震わせる。
「ぁ、やだ、挿れないで、怖い・・・」
「昨日だって挿れて喘いでたから大丈夫だって」
首を横に振って泣きながら懇願するシンに加虐心が湧いて強引にボス自身が入った秘部に自身を押し込む。
「ひ、ぎっ・・・っ」
「あーやっぱ寝てる時より狭くないっすか?」
「緊張してるんじゃない?」
皮膚が広がる音が聞こえそうなほど強引に捩じ込まれてシンは金魚みたいにハクハクと口を開けている。
ボスは構わずシンくんの腰を掴んで下そうとするから更にシンは悲鳴に近い声を上げた。
手を伸ばしてシンの乳房に触れると寝ている間に性感帯にされたことを知らなかったのか「ぁっ」と甘い声を出す。
「やっぱシンってエロいわ。俺たちの仲間になれよ」
「楽からスカウトなんて珍しいね」
俺がシンを気に入っている様子を見せるとボスは嬉しそうな表情を浮かべる。俺のスカウトは耳に入ってこないシンは目先の暴力的な快感に呑まれて泣きながら喘いでいた。
シンの腰を上下に動かして互いの自身も出し入れを繰り返すとシンは完全に抵抗しなくなってボスにしがみついている。
「シンくん」
名前を呼ばれるとシンは以前睡眠学習でしたキスのように自ら口を開けてボスとディープキスを繰り返す。シンの瞳はもう虚ろで生気を感じられず、俺が乳房を軽く摘むとキスの合間に甘い声を出す。
「堕ちた?」
「うん。これで晴れてシンくんは僕たちの仲間だよ」
心も体も俺たちに蝕まれて完全に支配されてシンは淫らに目先の快感に呑まれる。
「ボス、そろそろイきそうっす」
「じゃあ3人で仲良く一緒にイこうか。シンくんもイきたいよね?」
「ぁッ♡はい、イきたい、です」
前立腺を突かれて同時にシン自身も弄られてシンは虚ろな表情で頷いた。ピストンを激しくすると肌がぶつかる音とシンの切なげな喘ぎが室内に響く。
「〜〜ッ♡♡」
シンが絶頂を迎えたと同時に俺とボスも中に射精した。ボス自身が密着して精液も中に注いでいるから生暖かい感覚に息を漏らすとボスはシンの頬にキスを落とす。
自身を引き抜くと2人分の精液が中から溢れて、シンはその場から倒れた。
眠っている、というか気絶しているのが正しい表現だろう。
「今犯したらまた睡眠学習で体は覚えてるんすかね」
「ふふ、楽は元気だね。焦らなくてもシンくんはもう僕らの所有物だよ」
乱れた金髪を手で整えてあげるボスの手付きは優しいけど、瞳は狂気さえ感じたのは何となくだ。
俺もシンの隣で寝転がると寝ているシンの閉じた瞳から涙が溢れた。弧を描くように頬に滑り落ちる涙がやけに綺麗に感じて俺はシンの頬にキスをした。