みんなпривет!!
いつきだよ〜
初リクエスト、伊ロマ!!
٩( ᐙ )وイェェェエエエエェェエエイ!★
リクエストだぜよ!!
私の好きな感じのシチュになるかもしれんけど・・・
まぁ、みんな優しいし許してくれるよね!!
腐向けかすら怪しいけど…
あと、フランシス兄さんとオーストリアさんが酷いです。これマジ注意
それでは行ってらっしゃい!!
⚠️注意⚠️
腐向け(?)
暴力表現あり
史実ネタ
ところでみんなイタリア戦争を知っていますか?
イタリア戦争とは簡単に言えばイタリアを奪い合う戦いです。(簡単にいすぎた…)
フランスVS神聖ローマ、オーストリア、スペインの戦いです、たぶん。
このお話はフランスとオーストリアがバチバチしている時の話。
「ヴェネチアーノ、大丈夫か?」
暗闇の中から兄ちゃんロマーノの声がする。
「うん、大丈夫だよ兄ちゃん」
そう返事をするとふっと体が温かくなった。
きっと兄ちゃんが抱きしめて温めてくれているのだろう。
イタリア戦争が始まってから60年。
イタリア全体は暗い雰囲気で染まっていた。
いつ2人がバラバラになってもおかしくない状況にいた。
しかし、お互いに一緒にいたいという気持ちは同じだった。
なるべく一緒にいられるならその時まで。
バタッガラガラッドタッ
上の階から音がする。
今日は念の為地下の部屋で寝ていた。
いつ敵が来るか分からなかったから。
だが、今地下室にいるのは兄ちゃんと俺だけで家には誰もいないはず…。
「兄ちゃん、」
「しッ…」
話そうとすると兄ちゃんに口を押さえられた。
そんなに敵が近くにいるのだろうか。
ドタッカツ カツ カツ
地下室に気づいたのかどんどん近づいてくる。
ガチャッ
そこには別々の軍服を着た男が2人。
おそらく見るにフランス軍とオーストリア軍の軍人たちだった。
咄嗟に兄ちゃんは銃を打つ。
当たることは無い。
そのまま2人に押さえつけられた。
しばらく抵抗するためバタバタと足を動かしていた。
すると、右頬に痛みが走った。
殴られたのだろう。
その後、しばらく殴られ続け失神寸前まで来ていた。
横からは兄ちゃんの叫び声がする。
「やめ…な、やめろッ…」
とぎれとぎれで聞こえる声は必死に思いを伝えようとしている。
そこで殴られることは終わったが意識が途切れた。
「何する、やめろ!!」
目の前で弟が殴られる。
押さえつけられてるせいで動くことが出来ない。
「兄、ちゃん…」
「ヴェネチアーノ…」
光のない瞳が俺を見つめる。
「わかった…だから、やめてくれ」
そういうと弟を殴る手が止まった。
そのまま引きずられながら外に連れ出された。
ヴェネチアーノから声は聞こえない。
「これがイタリアの化身か?」
「随分と小さいのですね」
2人の男の声がする。
1人は少し長い金髪の男、もう1人は黒髪に眼鏡をかけた男。
おそらくこいつらがフランスの化身とオーストリアの化身なのだろう。
「何が目的だ?」
2人に向かって言うとフランスが話す。
「そんなん決まってんじゃん。お前らを捕まえに来たんだよ」
やっぱりか。
何となくそんなことかと思っていた。
だが、状況が悪かった。
「でもこいつがいるからな」
そういうとフランス軍の男がヴェネチアーノを連れていった。
予想していなかったわけではないが少し怯む。
「おや、北イタリアは私がいただくお話でしたが?」
「そうだったか?」
「はい、なので北イタリアはいただきます」
「でも、今俺の手の中にいるけど?」
「ではこうすればいいでしょう」
そう言ってヴェネチアーノの手を掴む。
ヴェネチアーノはフランスとオーストリアに両手を掴まれ宙吊りの状態になっている。
2人とも話し合いに夢中でヴェネチアーノが痛がっていることに気付かない。
「〜!!」「〜?」「〜?!」
だんだん話が盛り上がるにつれてヴェネチアーノを引っ張る力も強くなっていく。
「ゔぁ、兄ちゃん…」
「ッ…!!」
思わず体が出てフランスの手を叩く。
パシッ
「…何?」
「痛がってる、離してやってくれ」
咄嗟のことに言葉を振り絞って言う。
「今ここで大事なことを話しているんです。分かりますか?あなたたちの未来も…」
「だから、離してやってくれ!!」
わかったのかヴェネチアーノを引っ張っていた手が離れ、ヴェネチアーノが地べたに倒れ込んだ。
「ヴェネチアーノ!!」
返事は無い。まだ意識を失ったままのようだ。
「で、お前はどうすんの?俺たちの話を止めちゃったけど」
フランスが見下すような視線で詰め寄ってくる。
オーストリアは何も言わずに黙ったままだ。
「…モニョモニョ」
「あ?聞こえねぇって…」
「南イタリアの俺がフランスについて行く!!」
フランスを真っ直ぐ見つめて言う。
「お前の国は料理に力を入れているんだろ。俺のところは立地の良さで良い食材が入る。どうだ?」
「そりゃいい案だけど北イタリアはどうすんの?」
「オーストリアに任せる。それでお前もいいだろ」
「えぇ、構いませんよ」
そうして、どちらが北イタリアを貰うか話し合いは終わった。
「じゃあ、南イタリアは貰ってくよ」
「ちょっと待ってくれ」
「…5分だけだよ」
しばらくヴェネチアーノに会えなくなることを察して、少しでも話したいと思った。
「ヴェネチアーノ、聞こえるか」
「兄ちゃん…?」
「これから俺とお前はしばらく別の場所で住むことになる」
「なんで?」
「…いいか、決して国民を困らせるんじゃないぞ。
いつでも国を思う気持ちを忘れるなよ。」
そう言ってヴェネチアーノのこめかみにキスをする。
どうか、俺がまたヴェネチアーノに会う時元気でいてくれることを祈って。
「兄ちゃん!!」
「…」
ヴェネチアーノに背を向けフランスの元へ行く。
「オーストリア、弟を頼んだぞ。チクチョー」
そう言ってヴェネチアーノと別れた。
pregando di rivederti.
思ったより伊ロマにしようと思ったけどならなかったな〜
基本的に兄弟愛になっちゃうんだよ!!
伊ロマって難しい。
これから頑張るわ〜
じゃあね〜!!
コメント
3件
え待って本当に天才すぎるまじで最高です本当に好きです最高すぎますありがとうございます😭