テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
2件
あ........神作品が降臨した......0(:3 )〜 _('、3」 ∠ )_天からの声(次回も楽しみです〜!)
ふぉぉぉおおおおおお!!(大興奮) すごい!!すごいです!! いろんなところがものすごく作り込まれててとっても好きです!! 相変わらずめっっちゃ神でした!! ありがとうございました!! 次回からも楽しみにしてます♪
皆さんこんにちは!めろうです!
楽しみにしてくれていた方、大変お待たせいたしました!沈めや沈め、思い出よ 第4話、お楽しみください♪
それでは、行ってらっしゃいませ。
⚠文スト腐⚠
太中 二次創作
今回はちょっとだけ太中要素あり
【第4話 ノイズ】
しばらくしてポートマフィアに着くと、オフィスから自分の荷物を持ち出して、自室へと足を運んだ。
自室に戻るまでの廊下は静かで、物悲しい。
そしてやはり、この前の首領室から自室へ戻るまでの廊下と同じく、何処か不気味な雰囲気を醸し出している。
廊下の窓から入る月光さえも不気味に感じる。恐らく今は真夜中だからだろう。きっとそうだ。
そう自分に言い聞かせると足早に自室へと戻って行った。
自室の扉を開くと、いつも通りの部屋が異様な空気に包まれていた。
そこに一人の人影が差していた。
それは紛れもない、あの男だった─。
「!!」
まずい、まずい、どうしよう、どうすれば、まずい、なにか、なにか、なに、か、何かされる!何をされる、何が来る、俺は、おれ、は、どうすれば、いい?
ふとした時にはもう、あいつの真っ黒な笑みが目の前にあった。
「っ…!!」
まずい、しまった、もう目の前にいる。今下手に、下手に行動したら、…したら、ころ、ころ、ころされ、る…?
「ねえ、中也」
そんな時、俺の思考を一つの声が遮った。
一番聞きたくなかった声。もう二度と聞きたくなかった声。
「ぁぁ”ぁああ”ぁぁぁあああッッ”!!!」
そんな声についに精神が参ってしまったのかもしれない。
俺は気づけば叫んでいた。今まで叫んだことが無いくらいの自分でも驚くような声量で。
「来るな来るな来るな来るな来るな!!なんで俺に付きまとう!!なんでずっと俺に構うんだよ!!毎回俺の部屋に来て、俺を苦しめて…!!何がしたいんだ手前は!!!いい加減にしろ!!ふざけるのも大概にし」
チュッ
「っ、ん…!!」
グチュ ヂュッ
「は、…ッ、ん、!」
あ…あれ。おれいま、なにされてる?なにがおきてる?あれ?あれ?なんだ、なんなんだこれ。きもちわるい…。
ヂュウッ クチュ
やめろ、やめろ。きもちわるい。くるな。来るな。
ドンッ
俺に近寄るな。気持ち悪い。こっちに来るな。来るな。
「来るなぁぁ”あぁああ”ッッ!!!!」
ドガッ
「ぐ、ぁ……っ」
「うるさいよ、中也。みんな寝てるんだから、静かにしないと駄目だよ。それとも何だい?太宰に助けを求めてるの?……ふっ、ふふ、あっははは!笑わせないでよ!どうせ!誰一人として!君のことを大切に思っている奴は居ないんだからさぁ!!」
こいつの言葉が頭に入ってくるのと同時に、はっきりと一つの感覚を覚えた。
「は、ぁ……はぁ、はぁッ、はぁ、ッッ、はー、ッッ」
絶望だ。
「ふふふっ。私は君のその顔、大好きだよ。中也。苦しくて辛くて息が出来なくなっちゃって、全部に絶望したその顔が、だぁーいすきなんだ。……くっふふ」
そんな俺を見て、アイツは信じられないくらい幸せで楽しそうに表情をいびつに歪ませる。
─その時。
ガチャ
「中也!!」
ある人物が部屋に駆け込んで来た。
「何があった?何で…何で君は─」
それは紛れもない太宰だった。
アイツはもう姿を消していた。どこかへ行ってしまった。
「何で君は…泣いてるの?」
「……は、?」
ポタッ ポタポタッ
「あ…れ……っ」
パタタッ ポタッ
何だこれ。止まんねぇ。苦しい。辛い。息が…息が上手く出来ない…?上手く吸えねぇ…?
あれ、おかしいな…。床が…ぐにゃぐにゃ動いて…耳鳴りが…止まら、な……
バタン
「ちゅ、や…?…!!中也!!!」
体に力が入らない…。
「ちゅ─や!─ぅや!──だ!──ろ!!」
あいつの声が……遠くなっていく…。もう、駄目だ。起きて…意識を保って……いら、れ、な……
ブチッ
そこで完全に意識が途絶えてしまった。
きっと、ここで起きなかったらこの絶望は一生消えない傷になる。早く起きないと。そう分かっているのに。体はピクリともせず、全身に砂嵐が走った。もう、終わりだ。きっと、何もかも─。
おかえりなさいませ!
誤字脱字ありましたらごめんなさい💦
今回は他の話よりも短くなってしまいました!
次回から全身全霊頑張りますん()
それでは、またのお越しを!ばいゆら〜!