最初で最期の。

2000人ありがとうございます…

一生600くらいで感覚止まってるのでとても怖いです。

気が向いたらTwitterにてぼかしなし投稿

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nmmn

🐇💎

学生設定 両片想い、自傷表現有

微青白(白青)要素有

💎side

しょーちゃんが好き。

いつもにこにこしている可愛らしい顔と､ そこからは想像しにくいような低くて心地の良い声。

ちょっといじわるな所もあるけどそこも大好きで見てるだけで心臓が飛び出ちゃいそう。

🐇￤…いむくん？

💎￤……

🐇￤おーい､ いむくーん？

💎￤…は､

💎￤わ…！？！？//

頬に少し感触があって我に返る。

頬を撫でられていて思わず大きく後ろに下がってしまった。

🐇￤そんなびっくりする…？

💎￤ご､ ごめん…

🐇￤なんか考え事？僕にも聞かせてや。

にこにこしながら僕の前に座るしょーちゃん。

無駄に顔が良くてどきどきする。

💎￤別にいーよ､ 恥ずかしいし..

🐇￤そんな変な事考えてたん..？w

💎￤変じゃないもん…

🐇￤んはっ､ ごめんごめん､w

🐇￤そんな可愛い顔で拗ねんとってや。機嫌直して？

💎￤…は､！？//

🐇￤いむくん照れた､ 可愛ええなぁ…w

よしよしと言いながら僕の頭を撫でるしょーちゃん。

嬉しいのに恥ずかしくてもう感情がぐっちゃぐちゃ。

🐇￤んふ､ 表情ころころ変わって面白いわぁ…w

💎￤うるさいっ..！//

🐇￤痛っ..､ そんな暴力的にならんといてや..w

🐇￤そんなとこも可愛ええけど…

💎￤うぅ”…// そんなに可愛いって言わないで..//

🐇￤んふ､ 嫌や。

🐇￤だっていむくん…

チャイム音が鳴り､ しょーちゃんの言葉が止まる。

続きが気になったが時間なので仕方ない。

僕としょーちゃんは少し離れた席。

ちょっとだけ寂しいけど授業が終わるまで我慢。

💎￤…はぁ､

授業が退屈で頬杖をつきながらしょーちゃんを眺める。

相変わらず顔が良くてちょっとむかつく。

🐇￤…！

ふと顔を上げたしょーちゃんと目が合う。

僕を見た瞬間にふわっと微笑むもんだから心音がうるさくなってしまった。

💎￤なんなの…//

恥ずかしくなって視線を逸らす。

もう一度しょーちゃんを見ると楽しそうな笑みを浮かべていた。

🐇￤…w( かわいいね )

💎￤…( うるさい )

しょーちゃんの口の動きを見ながら口パクで返事をする。

自意識過剰かもしれないけど多分合ってるはず。

授業が終わって机に突っ伏する。

授業中も関係なしにどきどきさせられるなんてたまったもんじゃない。

🐇￤いむくん授業お疲れやね。

💎￤うぅぅ…疲れたぁぁ..

🐇￤ん､ お疲れ様。

苦笑しながら頭を撫でるしょーちゃん。

お前のせいだよとは思ったけど言わないでおこう。

🐇￤..あ､ そうそう。

🐇￤俺今日まろちゃんに呼び出されたから一緒に帰れへんわ。ごめんな。

🐇￤今日雨降るみたいやし…どうせいむくん傘持っとらへんやろ？今日は待たんと帰りや。

💎￤うわぁ…めんどくさそ､ 何かやらかしたの？w

🐇￤なんもしてへんわ..w

💎￤ほんとかなぁ…

🐇￤僕の事を何だと思っとんねんww

💎￤ごめんごめんw 何で呼び出されたか分かんないけど頑張ってね。

🐇￤ん！ じゃあそろそろ行くな。また明日。

💎￤うん､ また明日〜。

💎￤しょーちゃん！ おはよ､ ！

🐇￤んぁ､ ん…おはよ。

💎￤今日眠そうだね。寝てないの？

🐇￤んん…まろちゃんとゲームしててん…

💎いふくん？珍しいじゃん。

🐇￤昨日たまたま2人とも予定無かったからうちでゲームする事になったんよ。

🐇￤熱中してもて..全然寝てへん..w

少し楽しそうな声で話すしょーちゃん。

🐇￤…またしたいな..､

ぼそっと聞こえたその一言は聞き逃さなかった。

💎￤…はぁ。

帰ってきてすぐにベッドに身を投げ出す。

別に付き合ってる訳でもないのにいふくんと2人きりで遊んでいた事に一日中もやもやしていた。

💎￤あの2人ってそんな仲良かったんだ…

スマホを手に取ってSNSを確認する。

しょーちゃんのアカウントを覗いてみると相方2人の手が映りこんだ写真が投稿されていた。

しょーちゃんの綺麗な手とその手に合わさったいふくんの手。

ハイタッチのような形で手比べ状態。

💎￤付き合ってんのかな。

昨日僕を帰そうとしたのも2人きりの時間を作るため？

ゲームと称してそういう事でもしてたのではないか。

心の中で否定しようとしても､ 今にも恋人繋ぎをしそうな写真を見てしまっては説得力が無かった。

💎￤っはぁ…はーっ..ｯ､

手首のよく見えるところにカッターで傷を付け始める。

手首から流れる血を眺めても何とも思わない。

これを見て心配してくれたら､ なんて思いながらもう1つ線を足す。

💎￤った…はぁっ..､いたい…

少し力を入れ過ぎてしまったのか､ 傷口が深くなってしまった。

自然と溢れてくる涙も痛みからくるものなのかすら分からない。

💎￤はー…は..ｯｯ､

しにたい。

もういっそしょーちゃんなんて忘れたい。

💎￤ｯはぁ…はぁｯ…ｯ!!

早く死んで楽になりたい。

🐇￤いむくん､ おはよ。

優しく微笑むしょーちゃん。

今だけはその表情も好きじゃない。

💎￤おはよ。

🐇￤大丈夫？なんか顔色悪いやん…

💎￤やめて。

頬に触れようとする手を払い除ける。

恋人が居るくせに好きにさせないで欲しい。

🐇￤..ごめん。触れられんの嫌やったんやね。

💎￤…今日は話しかけないで欲しい。

🐇￤…そか。いむくんの気が向いたら話そうな。

寂しそうな顔のしょーちゃん。

少しだけ申し訳なくなった。

学校が終わり､ しょーちゃんの隣を歩く。

僕の方から拒んでいてもそれに合わせてくれるしょーちゃんは本当に優しい。

💎￤しょーちゃん。

🐇￤…！どしたん？

💎￤..冷たい態度とってごめん。

意を決してしょーちゃんに謝る。

恐る恐る顔を上げると驚いたような表情をしていた。

🐇￤全然大丈夫やけど…

🐇￤僕なんかした？それだけがずっと気になっててん。

💎￤..別に､

💎￤いふくんと2人きりでゲームしてた事に妬いてる訳じゃないもん…

🐇￤んは､ そうだったん？w ほんまに可愛ええなぁ…(撫

💎￤うぅ…//

恥ずかしくて顔を隠すと頭を撫でていた手が止まる。

少し怖くなって顔を上げると難しそうな顔をしたしょーちゃんがいた。

🐇￤…いむくん。話があるんやけど。

💎￤ぇ…うん..？

🐇￤ここじゃあれやから僕の家来て欲しい。

💎￤わかった…

しょーちゃんに手を引かれて後ろを着いていく。

しょーちゃんの真剣な顔を見てなんだか緊張してきた。

💎￤お邪魔します…

🐇￤ん､ 先部屋行ってて。

💎￤あ､ うん..､

何回か来た事のあるしょーちゃんの家。

なんとなくだけど部屋の場所は覚えたので記憶を頼りに廊下を進む。

部屋に入ると僕を包むように感じるしょーちゃんの匂い。

少し安心するな､ とか思いながら待っていると写真立てが目に入った。

💎￤…ちょっとだけ､

どうしても気になったので近付いて写真立てを手に取る。

中に入っていた写真は僕とのツーショットだった。

🐇￤…何見てんの､

しょーちゃんの声で我に返る。

しょーちゃんが手に持っていた写真立てを取り上げた。

💎￤あ､

🐇￤恥ずかしいから見んといて…//

🐇￤好きな人にこういうの見られたくないねん…

💎￤…へ､ ？

🐇￤ん？

💎￤ぇ..へ..ｯ､ ん…？

理解が追いつかなくて困惑状態。

必死に理解しようと脳をフル回転させていると唇に柔らかいものが触れた。

🐇￤…こういうこと。分かる？

💎￤え､ ぇ…//

顔が熱くなってくるのを感じながら状況を整理する。

それでも現状が受け入れられなくて戸惑ったままだ。

🐇￤…好きやからその手首も心配なんよ。

僕の手首を見るしょーちゃん。

昨日は後片付けも無しに寝た挙句に無事寝坊したので包帯なんて巻いていないし血すら拭いていない。

💎￤ぁ…ごめん､ 気持ち悪いよね…

🐇￤袖で隠さんといてや。大丈夫やから。

🐇￤服血つくから軽くでも拭いた方が良いと思って。

しょーちゃんの手には薄い布と水の入ったペットボトル。

痛いから本当はしたくないけど服が汚れないように少し袖を捲る。

🐇￤ん､ いーこ。

🐇￤…ちょっと我慢な。

水を染み込ませた布で優しく拭き取られる。

少し痛むけどしょーちゃんが優しく扱ってくれるからそこまで苦ではない。

🐇￤いむくん､ 痛い？

💎￤痛いけど…大丈夫､

🐇￤よかった。

黙々と腕の血液を拭き取るしょーちゃん。

大人しくしていると頭を撫でられた。

🐇￤ん､ 終わったで。よく頑張ったな。

💎￤ん…ありがと､

🐇￤…なぁ､ ちょっと聞きたいんやけど。

真剣な目で僕の顔を真っ直ぐに見られる。

目を逸らしたいけどどうしても視線を離せない。

💎￤..うん､

🐇￤この傷､ 僕のせいだったりする…？

🐇￤これは正直に教えて欲しい。

僕の手を強く握るしょーちゃん。

手首には触れないようにしてくれる所にまた好きになっちゃいそう。

💎￤…そうだよ。

🐇￤やっぱりそうやんな､ ほんまにごめん。

握られた手を離して優しく抱き締められる。

しっかりと感じるしょーちゃんの匂いと温もり。

全部が好き過ぎておかしくなりそう。

💎￤…しょーちゃん。

💎￤すきだよ…ほんとに。

🐇￤…僕もほんまに大好き。

しょーちゃんの背中に腕を回して抱きついてみる。

腕が痛くて力はあまり入れれないけど満足。

💎￤ふふ､ よろしくね。

🐇￤..んふ､ 嬉しいなぁ…

💎￤僕も嬉しい､ ずっと一緒に居ようね。

🐇￤勿論。もう離さへん。

💎￤…じゃあさ､ 僕してみたいことあるんだけど。

首に腕を巻き付けてぎゅっと抱き締めてみる。

しょーちゃんの顔を見ると少しだけ戸惑いの色が見えた。

🐇￤…まぁ､ ええよ。付き合うで。

💎￤ほんと？

🐇￤嘘はつかへんよ。ずっと一緒って言ったやろ？

💎￤えへ､ 嬉しいなぁ…

しょーちゃんをもう一度抱き締めて顔を寄せる。

少し恥ずかしいけど思い切ってキスをしてみた。

🐇￤っん..､なぁ..いむくん。

🐇￤もっと…しようや。

💎￤…うん..//

🐇￤んふ､ 顔真っ赤でかわい､ 好きやで。

💎￤えへ…僕も好きだよ..？

🐇￤..はぁ､ なんでそんな可愛い顔出来るん..？

💎￤しょーちゃんも可愛い顔してるよ。

🐇￤そんな事ないやろ､ w

💎￤んーん､ 可愛いよ。

しょーちゃんにキスをしてそのまま舌を入れる。

照れ隠しでぎゅっと目を瞑ると耳を塞がれた。

💎￤っは…しょーちゃん..っ､ //

🐇￤なぁに､ 続きしよーや。

もう一度唇が触れ合い､ 舌が絡む。

耳を塞がれた所為で余計水音が響く。

その水音さえ興奮材料で気持ちよくなっちゃって思わず顔を離し､ 拒んでしまった。

💎￤ん…ふ..ｯ…♡ っは..ぁ..､//

🐇￤ん､ 口離さんといて。

苦しくなってきて口を離しても更にもう一度重ねられる。

自分からしたはずなのにいつの間にか主導権を握られていて。

嫌になりそうなほど長い時間キスが続いた。

💎￤はぁっ..はぁ..ｯ…//

🐇￤っはぁ…やば､ ほんまに可愛い…

🐇￤すき､ いむくん。

僕を抱き締めて軽いキスを落とすしょーちゃん。

しょーちゃんがこんな感じになるなんて想像も出来なかった。

💎￤んっ..､はぁ…♡

💎￤しょーちゃん…っ､

🐇￤なぁに､ そんな可愛い顔してどしたん。

💎￤えへへ…すき.､

🐇￤僕も好きやで。

💎￤僕の事を救ってくれるのはしょーちゃんだけだよ..？

🐇￤…そんなのお互い様やろ､ 僕にはいむくんしか居らんよ。

🐇￤ほんまに今が1番幸せ。

💎￤…僕は､

言いかけて言葉を止める。

💎￤..やっぱいいや､ この先は言ってあげない。

🐇￤えー､ 気になるやんか。

💎￤いつか教えてあげる。

🐇￤楽しみにしとくわ。

少し寂しそうに笑うしょーちゃん。

寂しそうなのにどこか嬉しそうで温かい笑みだった。

💎￤しょーちゃん、

さっきのキスで移しあった薬品がほんの少しずつ回ってきた。

それはしょーちゃんも同じなようで少しだけ息が荒い。

🐇￤っはぁ…ん..？

💎￤最期のお願い。強く抱き締めて。

🐇￤…最後の願いがそれでええん？

🐇￤ずっと一緒やろ？ いつでも抱き締めたるよ。

しょーちゃんに抱きついて2人で床にしょーちゃんのベッドに倒れ込む。

力ももうあまり入らないのに強く抱き締めてくれて本当に安心する。

💎￤しょーちゃん､ すき…

💎￤愛してるよ..､

🐇￤僕も好きやで､ 愛してる。

僕はもうはっきりとした声が出せないのにしょーちゃんはまだ声はしっかりしている。

身体も少しずつ痙攣してきて息が苦しい。

🐇￤..なぁ..､最期にキスしようや…

しょーちゃんの言葉に頷いてキスをする。

キスをしてもお互い舌を絡める余裕なんてなくて。

互いに手を握りあって顔を見つめた。

🐇￤..いむくん…目閉じて..､

💎￤…ん..､

🐇￤いーこやね…愛してる。

💎￤僕も..愛してるよ

しっかりとした声で言われたからできる限り声を振り絞って返す。

もう目を開ける余裕は残っていない。

反応もないしぴくりとも動かないが多分微笑んでいるだろう なんとなく目を閉じていても分かる。

ゆっくりと消えていく意識と感触。

あぁ､ 本当に幸せだな。