この作品はいかがでしたか?
370
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you ) あの、
js ) どーしましたか?
you ) 昔の話をしても、いいですか、?
js ) いいですよぉ!! 何時間でもどうぞ( ^_^)
you ) 幼稚園の時ある男の子がいて。
その子めちゃくちゃ優しいんですよね。とにかく優しくて。
でもちょっと恥ずかしがり屋だから先生になんか言う時は私が報告してて笑
__________.
小3の時引っ越さないと行けなくなって、
最後の日に伝えたんです。
「 ずっとずっとすきだよ。」
私、恋愛的に思って行ったんですけど
彼、素直だから友情的に捉えちゃったっぽくて笑
そんなとこも好きなんですよね。
っていう話です。笑
js ) ……..
何故か、俯いて無言で座っている。
どうしたのだろうか。
you ) だいじょうぶで
( 抱 )
you ) ….え?
泣きながら抱きついてくる。
今すぐ、離れないと色々と危険だ。
js ) …もう、ちょっと、…だけっ…、( 泣
こんな身長の高い人にハグされるのは初めてで少し戸惑う。
いつも元気な人が流す涙は、他の人が流す涙より、心做しか綺麗に見えた。
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js side
肩を寄せて俺が車道側に行くとyouは素直に内側に入る。
この素直さが本当にかわいい。
そんなことを考えてると、
you ) あの、
js ) どーしましたか?
you ) 昔の話をしてもいいですか、?
昔の話…か。
これで確認ができる。
youからどんな話が来るのかワクワクする。
js ) いいですよぉ!! 何時間でもどうぞ( ^_^)
you ) 幼稚園の時ある男の子がいて。
その子めちゃくちゃ優しいんですよね。とにかく優しくて。
でもちょっと恥ずかしがり屋だから先生になんか言う時は私が報告してて笑
懐かしい。
この時いまみたいに誰にでも話しかけられるような感じじゃなかったから
youに頼んでたの笑
you ) __________.
小3の時引っ越さないと行けなくなって、最後の日に伝えたんです。
「 ずっとずっとすきだよ。」
私、恋愛的に思って行ったんですけど
彼、素直だから友情的に捉えちゃったっぽくて笑
そんなとこも好きなんですよね。っていう話です。笑
この話って、全部俺の話だったりするのかな、
そんなことを考えていると何故か涙が出てくる。
見られないように静かに俯き涙を垂らす。
you ) だいじょうぶで
( 抱 )
俺は泣きながらyouに抱きつく。
抱きつくつもりはなかったのに、身体がyouに吸い込まれていく。
you ) …….え?
もちろん戸惑うはず。
こんな泣きながらいきなりハグされて。
youは俺を離そうとする。
js ) …もう、ちょっと、…だけっ…、( 泣
懐かしい思い出が出てきて、youにこうして会えて、
色んな感情が混じった涙はしょっぱい。笑
俺はいま“SixTONES”ではなく、“一般人”のポジションである。
当たって砕けろ精神で聞いてみる。
js ) ねぇ、っ
you ) はい..?
js ) 俺ん家きてよ..
you ) 行けないです、
js ) いまアイドルじゃないから、一般人だから。
you ) ファンに迷惑がかかっちゃいます。
じぇしーさんにも迷惑がかかっちゃいます、
js ) …. おいで( 腕掴む )
you ) まっ、…
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you side
家にほぼ無理やり連れ込まれたかのような私は、
頭の中にはただ「迷惑をかける」という言葉で埋め尽くされていた。
家の中は甘い香りで。
彼のように甘く包み込んでくれそうな匂いだった。
この家に居るだけで何もかも開放されたように
さっきまであった「迷惑をかける」という言葉は全て
「 6年間片思いしたあの子 」に成り代わっていた。
js ) ねぇ、かわいい。
you ) ん、え、どういう、
js ) なんでもないよ、笑
お風呂入ってくるから、テレビでも見てて。
you ) ご、ご飯作っときますか、?
js ) いいの、?
you ) 作りますよ。
js ) じゃあお願いしますっ!
今は一般的な成人男性だと考えても、
いつ間にかジャニーズのSixTONESに変わってしまう。
自分がここに居ていいのか。
たとえ昔の同級生だとしても女が入っていいのか。
そして、彼の台所で2人分の料理を作っている。
異様な光景すぎる。
you ) 報道出ちゃったらどーしよ、
そう、呟いていると
js ) でないからだいじょーぶ。
彼は私にバックハグをしながらそう言ってくる。
お風呂上がりだからか、シャンプーとボディーソープのいい香りが漂う。
私を包む身体は大きくて鍛え上げられた筋肉で包み込まれている。
さっきとは違う感覚で照れてしまう。
you ) ちょっ、/ /
全身が汗ばむように身体が火照る。
顔も耳も真っ赤に染る。
js ) 何作ってんのぉ~?
このまま会話をするなんて無理すぎる。
腕から上手く抜けて話を続ける。
you ) カルボナーラです、
js ) 美味しいよね。カルボナーラ。
you ) 出来ましたっ。
!?!?!?
js ) かわいい、笑 どうしたの。
you ) 上っ、…
彼はどうやら上裸でバックハグをしてきていたみたい。
you ) 上のっ、服…
js ) あ、ごめんっ!笑 っhaha、着てくるね~
もうダメだ。
心臓が持たない。
ここに居ちゃ、いつか倒れる。
you ) あのっ、もう帰りますね。
js ) いただきまぁす!! 電車で来たぁ~?
you ) はい、
js ) もう電車出てないよ~?
you ) ええっ!? あ、ぇ、えと、そこら辺のホテルに泊まります!!!
あ、ありがとうございました!!!!!( 走
js ) はって( 待って )
腕を掴まれる。
今日はどんだけ腕を掴まれるんだろうか。
js ) 俺ん家泊まってって。
you ) ほんとに大丈夫ですから、
js ) 俺、“you”ともうちょっと居たい。
you ) なんで下の名前…知ってるの…
私教えたの、苗字…ですよね、?
js ) 幼稚園の時と小学校3年の時の奴だから。
あぁ、やっぱりそうだったんだ。
なんてことは言えず、ただその場に突っ立っているしか無かった。
ここからタメ口で話していいのか、敬語のままの方がいいのか
ファンでいた方がいいのか、同級生でいた方がいいのか。
考えることがたくさんで追いつかない。
js )ずっと俺のそばにいて。他の奴のとこに行かないで。
you ) ……..わたしは、どうしたら…、いいですか、?( 泣
js ) 一夜だけでもいいから、一緒にいて欲しい。
you ) じゃあ、お風呂借ります、….
js ) スウェット置いとくね。
you ) ありがと、… ございます。
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つづく
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