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※tn×emです。
※私がにやにやするための文章をAIに手伝ってもらいながらつくっています。
※某ゲーム実況者様のお名前をお借りしております。
ご本人様にご迷惑のかかりませんようご配慮お願いいたします。
ー第三章 言い訳という名の共犯ー
2人の半同棲生活がメンバーに共有された数日後。
エーミール不在の飲み会_
集まったのは鬱、ゾム、シャオロン、ショッピ。
そして、今日の主役——トントンである。
ut「で、トントン。いつからエミさんのベッドで寝るようになったん?」
口火を切ったのは、あの日一番に「有罪」を言い渡した鬱だった。
tn「いつからって……数ヶ月前から、九割五分くらいってエミさんが言うてたやん。そのまんまや」
ut「もう同棲したらええやんか」
zm「これで付き合ってないとか、ほんま意味分からん」
トントンは涼しい顔で枝豆を口に運ぶ。
その平然とした態度は、もはや隠す段階を終えた者の余裕すら感じさせた。
zm「……なぁ。エミさんの『持病』、あれ嘘やろ」
ゾムが声を落として核心を突いた。
メンバー全員、看病にしては度を越したトントンの「管理」に、片思い以上の執念を感じ取っていたのだ。
tn「まあ、嘘やろな」
shp「何抱えとるんですか、エミさんは…」
tn「何を抱えてるかは正直俺もわからん。ただ自分の体調の変化に気づけへんのやと思う。この前も熱出てるのに普通にゲームしてたしな。……多分、倒れてやっと気がつくんや」
ボソリと零したトントンの目は、冷めた色でジョッキを見つめていた。
tn「嘘かどうかなんて、正直どうでも良かったんや。しんどいはずやのに、その生活に慣れてしもて、助けても言えんのなら、その嘘に付き合ってやろうと思ってな」
ut「でもエミさんも気づいてるんちゃうか。
トントンが嘘に付き合ってくれてること」
tn「せやからこの半同棲は、あいつにとって唯一の『逃げ道』なんや。」
sho「逃げ道?」
tn「『療養のために仕方がない』『管理されてるから逆らわれへん』。そうやって自分に言い訳させなあかん。
自分に時間使ってもらってるなんて罪悪感持たせたらあかんねん…そうやないと、あいつは俺をそばに置いてくれんくなる」
トントンは、エーミールの「逃げ癖」を熟知していた。だからこそ、「管理」という名目の鎖が必要なのだと彼は確信していた。
tn「だから今はまだいいねん、この関係で」
その頃、エーミールの家_
久しぶりのひとりきり。
トントンのパーカーを借りて本を読んでいたが、少し前から集中できず、同じページをパラパラと読み直している。
(私は……早く、離れるべきではないでしょうか……)
パーカーから漂う、どこか安心するトントンの匂い。
強引だったとはいえ、彼を部屋に引き入れたのは自分だ。
先日の、メンバーたちから「同棲」だと茶化されたやり取りが脳裏をよぎる。
(これは療養なんです…)
(トントンさんは義務感でここにいるだけで…)
(一緒にいるのは仕方ないんです…)
(これは…、)
(私は……)
不意に、胸の奥底に沈めていた答えが、気泡のように浮かんできた。
(そうか、私は、トントンさんが好き……なんですね)
_自覚してしまった、恋心。
だからこんなにも、自分に都合のいい言い訳ばかりを並べて、真実から目を背けていたのか。
(こんな私の欲に、彼を付き合わせてはならない。早く、離れなければ…)
自分の嘘に気づいていながらも、本当のことは何も聞かず、私を助けようと生活に入り込んでくれた優しい彼に、これ以上の迷惑はかけられない。
「本当に、トントンさんはお節介ですね……」
内容の入ってこない本をパタン、と閉じる。
廊下を見つめ、パーカーの袖を握りしめた。
「鍵……返してもらわないと、ですね……」
小さく呟いたその声は、静まり返った部屋に虚しく消えた。
「言い訳をさせてでも側に置きたい」男と、
「言い訳をしてまで側にいる自分」を許せなくなった男。
同じ屋根の下で、二人の誠実さは真逆の決別へと進み始めた。
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深く考え込んで、気づけばいつもの就寝時間をとうに過ぎていた。
トントンは今日は自分の家に帰ると言っていた。
彼の匂いに包まれながら「離れなければ」と願う矛盾に胸が痛む。
_ガチャリ。
em「……え?」
玄関の扉が開き、重い足音が廊下に響く。
現れたのは、少し顔を赤くし、ネクタイを緩めたトントンだった。
tn「……なんや、エミさん。まだ起きとったんか。もうこんな時間やぞ」
em「ト、トントンさん…? 今日はご自宅に帰ると……」
tn「……ああ、そのつもりやったんやけどな。飲み会のあと、気づいたらこっちの鍵回しとったわ。……酔うとるな、俺」
力なく笑うトントンに、愛おしいという思いが溢れそうになる。
自覚すると、彼の存在があまりにも眩しくて切ない。
トントンはエーミールをじっと見つめた。
その視線が、自分のパーカーを羽織るエーミールの姿に留まる。
少し大きめの袖から覗く指先、重みのある生地に埋もれる華奢な肩。
tn「……お前、それ。……やっぱ、似合っとるな」
em「あ、すみません。洗濯しようと思っていたのですが、つい……」
tn「……いや。……可愛いわ、エミさん」
ぼそりと、独り言のように漏らされた言葉。
酔いのせいか、トントンの声にはいつも以上に隠しきれない熱と甘さが混じっていた。
em「なっ……!? な、何を……何を仰っているんですか! 酔いすぎです!」
心臓が跳ね上がるのを必死に抑え、エーミールはパーカーの襟元を掴んで顔を伏せた。
(気がない相手に、『可愛い』なんて言わないでください…)
優しくされればされるほど、自分の吐いた「嘘」が、トントンの自由を縛る重荷に思えてならない。
今しかない。
理性が、この熱に溶け切ってしまう前に。
em「……トントンさん。あの、そろそろ、鍵……返していただけないでしょうか」
空気が、一瞬で凍りついた。
em「もう、だいぶ体調も良くなりましたし、トントンさんの時間をいつまでも奪うわけには参りません。」
さらりと、努めて冷静に。
だがトントンの瞳から、酔いの色が急速に消えていくのを、エーミールはまだ知らなかった。
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