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_(┐「ε:)_くバタリ 二人が幸せになることに命、いや世界を賭けます。
・vvkk
・kkくん病み
・曲パロ
歌詞を明確に書きません!!!!
どこが歌詞か分かりずらいかもです…!
歌詞見ながら見ていただけると多少は分かると思います!!(*´˘`*)♡
『浴槽とネオンテトラ』曲パロ!!
さっそくどうぞ!✨
━━━━━━━━━━━━━━━
️️️⛅️サイド
️️️⛅️「お〜い?こーくー…早く起きて〜」
🎈「ん…ぅ…びびくぅ…?あさぁ…?」
️️️⛅️「朝じゃなくて夜だけどな?」
俺の彼女、こーくはちょっとおかしい。
俺が起こしてあげないと、朝と夜の区別が出来ていないらしい。
️️️⛅️「…また、無くなってる」
🎈「ん〜…?どうしたの…?」
️️️⛅️「なんでもねぇよwおはよ」
寝るためにも睡眠剤が必要だし、その睡眠剤をよく一気に飲んでいる。
ま、本人は隠してるつもりらしいけど…
️️️🎈「びびくんだぁ…っ」
⛅️️️️「なんでしみじみしてんだよw」
時々、すごく虚ろな目で俺を見ることがある。
まるで生きることに疲れてしまったような、全てを諦めている目。
俺はその目を向けられる度に心配になる。
俺の姿は、夜にしか見えていないらしい。
🎈「はぁ…っ…はぁ…っ」
️️️⛅️「…………」
いつか、こーくが死んでくれたら。
俺は解放されるのに。
️️️⛅️「なぁ!?なんで泣いてばっかりなんだよ…っ!?」
こーくは、よく昼に風呂場で泣いている。
…俺が死んだ場所だから?
俺は、こーくの“元”恋人で。
ある日浴槽で手首を切って自殺した。
どうやらこーくが俺の事を思っている力が強すぎて、俺はこの世に縛られ続けているらしい。
…だから、こーくが死んでくれないと俺は成仏ができない。
言ってしまえば呪い。
死んでほしい。早く解放されたいはずなのに…
🎈「びびくん…っ…つらいよぉ…っ!!」
俺の名前を、呼ばれたら…っ
️️️⛅️「そんなん無理だろ…っ」
🎈「びびくんっ…!!びびくんは…っ!!!」
️️️⛅️「こーく!!落ち着け…!!これ飲め…っ!」
時々、こーくは精神が崩壊する寸前になる。
急いで精神安定剤を飲ませて、落ち着かせる。
️️️⛅️「…俺は、お前が生きるためっていうなら。全部認めるよ。」
🎈「…ほんと?受け止めて、くれる…?」
️️️⛅️「当たり前だろ?そんなの病気じゃないから…っ! 」
病気じゃないって、嘘をついてもいいから、こいつを守りたいだけなんだ。
どれだけ幻覚を見ていても、架空の俺を作り出していても。
全部それは、生きてるときに俺が愛したこーくだから。
️️️⛅️「…なにしてるの?」
🎈「あ、びびくん!お風呂で熱帯魚飼うことにしたの!いっぱい居て可愛いよねぇ…」
️️️⛅️「…そうだな」
…ごめんなこーく。
俺の目には、死んでいる熱帯魚にしか見えねぇよ。
🎈「はぁ…っ…ね、びびくん…っ…神様って、居るのかなぁ…?」
️️️⛅️「…居るんじゃねぇかな」
神様なんて居なかった。
でも、それを伝えてしまったら…
🎈「だよね…っw…ゔっ…ぅ゙…お゙ぇ゙…っ」
️️️⛅️「…辛いね」
吐いてしまっている恋人に、つい『可愛い』という感情が出てきてしまう。
俺、クズかも…
️️️⛅️「……♡」
🎈「っ…ぅ…は…」
️️️⛅️「おまっ…!?吐き出せ!!」
時々、こーくは薬を大量に飲もうとする。
OD…死にも繋がるような行為。
…このまま放っておけば、こーくは死んで、俺の呪いも解かれるのに。
やっと、解放されるのに…
🎈「おぇっ…なんで…っ…?」
️️️⛅️「お前に死んで欲しくねぇからだよ…っ!」
止めてしまう自分に、 少しうんざりしてる。
️️️⛅️「…なんでだろうな」
️️️⛅️「…お前さ、首のとこほぼ骨じゃねぇか…ちゃんと食ってる?」
🎈「……うん」
…この首細すぎて、力入れたらすぐ折れそう…
🎈「…びびくん?」
️️️⛅️「ん…なに?」
🎈「ボーッとしてたから…大丈夫?」
️️️⛅️「…大丈夫。あんま心配すんなw」
こーくに呼んでもらわないと、ついダメなことを考えてしまう。
…だめだな、俺w
🎈「…ねぇ、びびくん」
️️️⛅️「…?」
🎈「俺のこと、殺してよ」
️️️⛅️「…は?」
急に言われた。
そんなの、急に理解出来るわけ…っ
️️️⛅️️️️「なんで…っ?」
🎈「…もう、疲れたの。もうびびくんの方に行きたいよ…」
泣きながら言われた。
こいつは、俺と一緒に逝きたいって言ってるんだ。
…俺だって、そうだよ。
️️️⛅️️️️「…ほんとか?」
🎈「嘘言うと思う?w」
️️️⛅️「思わねーよw」
本人がいいって言ったから。
俺は思いっきりこーくの首を抱きしめた。
🎈「は…っ…ぐ…っ…ぐるじ…っ…」
️️️⛅️「…かわいい♡…もうちょっとやっていい?♡」
🎈「も゙っと…?むりぃ゙、!?」
必死に息を吸おうとしているのも。
無理って言ってる姿が可愛くって。
思わず力を強めてしまう。
だって、可愛すぎるこーくが悪いから…♡
🎈「あ゙…ぅ゙ぅ゙…っ…」
️️️⛅️「ははっ♡正気か〜?♡」
🎈「〜〜〜♡!?…ぁ゙…あ゙っ…」
️️️⛅️「声も出てねぇ…っw」
目の焦点合わなくなってんじゃん…w
ほんっと可愛いなぁ…♡
🎈「びびく…っ…ちゅ、してぇ゙…?♡」
️️️⛅️「…俺が言いなりになると思った?w」
もう死んじゃうのかな…つまんねぇの…♡
️️️⛅️「はい、おいで〜…♡」
🎈「ん…っ…」
キスしそうな距離になった瞬間、締める力を強める。
意地悪かもしれないけど…
🎈「が…っ…!?な゙ん゙…でぇ…!?」
️️️⛅️「ん〜?こーくが可愛すぎるから♡」
この瞬間の、裏切られたような表情が可愛いから…♡
🎈「っ…」
️️️⛅️「…あ」
ふっ、とこーくの体から力が抜けていく。
…死んじゃった?
️️️⛅️「………」
チュッ…♡
️️️⛅️「…ごめんね、こーく。またすぐ会えるから…♡ 」
死んだ姿まで、可愛い。美しいって思ってしまう俺は、きっとこーくを愛せていたんだろう。
俺たちの家の浴槽では、2匹の熱帯魚が泳いでいるらしい。
こーくはそう言っていた。
…でも、俺の目から見たら
2匹とも乳白色に染まっている。