さて、クリスマスだけどクリスマスじゃないやつ😵💫🌟
でもまぁ、一応クリスマス🎅🏻💞
げすちゃんサンタからのプレゼントを受け取ってください🎁🎀
私は大神りうら。
特になにもないただの大学生だ。
あと数ヶ月で卒業するという季節になってきて凍えるように寒い。
ドンッ‼️
赤♀「んわぁッ?!」
桃「りーうら♪」
彼は乾ないこ。
大学2年生の頃から仲良くさせてもらっている人でとても仲いいほうだと思う。
赤♀「なんでしょうか…w」
桃「いやー…外寒くね??w」
赤♀「いやそれな?w」
なんて何も意味のない会話を交わす。
ないくんはりうらが色々あって大学に行けなかった期間もずっと一緒に居てくれた人だった。
桃「…りうらー…ほらスマーイル♪♪」
と言いながらりうらの頬を掴み引っ張る。
赤♀「いひゃい……」
そー発すとないくんはごめんと言いながら手を離す。
ジンジン痛む頬を抑えながら彼を見つめてみると悲しそうな顔と頬を赤く染め上げていた。
赤♀「…昼じゃい!♪」
桃「……コンビニ弁当……。」
赤♀「うん?それ以外なくない??」
彼氏も親も居ない一人暮らしなりうらなら手作り弁当なんて程遠いものだ。
コンビニ弁当で十分。
実際、コンビニ弁当はとても美味しい。
赤♀「唐揚げ弁当ー…♪♪」
桃「……俺のやつ上げるよ…」
そう言いながら綺麗に包まれた弁当袋を広げる。
中からは黒いシンプルなお弁当が出てくる。
彼はそれを取り出し、蓋を開け中から出てきたミートボールをりうらのもとへ持ってくる。
桃「あーんッ!」
赤♀「……え?」
桃「ほら、あーん!!」
赤♀「あ、あーん……??」
口へ運ばれたミートボールは味が濃く、口の中で味が広がった。
赤♀「あったかいね、w」
桃「ホクホクで美味しいよね♪」
りうらが玉子焼きが苦手なことを知っているからだろうか、
1つしかなかったミートボールをくれたないくん。
そういう気遣いのできる彼はきっと社会に出ても愛されるのだろうな。
桃「じゃありうらの唐揚げもーらい!♪」
赤♀「どーぞ…w」
桃「りうら一緒に帰ろー!!」
大声で発しながら自分のもとへ寄ってくる。
赤♀「いいよー!w」
赤♀「……!」
桃「わー……」
外をでたら雪が降っていた。
今日はクリスマスだ。
ホワイトクリスマスなんてなんとも珍しい…
赤♀「……ってかもうクリスマスかー…w」
桃「……早いよね、」
赤♀「うーん……♪」
しばらく歩いてりうらの家の前に着く。
いつもだったらバイバイって言って分かれるはずなのにないくんが立ち去らない。
それどころか言葉を発すような姿も見られない。
赤♀「…?ないくん……?」
桃「…………………」
赤♀「おーい…」
なんて言いながら彼の前で手をブンブンやってみる。
そしたらハッとしたように目を開いて肩を掴む。
桃「……ね、りうら。」
赤♀「……?」
桃「今日…ホワイトクリスマス。だよ……?」
なんて外に出てれば誰でもわかるようなことを言い出す。
ないくんの言ってることが理解できなくて首を傾げてみる。
そしたらつらそうな顔をしてりうらから離れていく。
なんだかその様子を見ているとほっとけなくて離したらだめだって。
思ってしまったから……。
赤♀「……ないくん。」
桃「っ、……」
肩を思いっきり掴む。
なにか言いたいことがあるのなら言えって伝わるように一つ一つ丁寧に話してみる。
赤♀「りうらそんな1言じゃ伝わんないよ……?」
赤♀「ね、教えてよ…。」
桃「……っ、ごめん…なんでも、…ないかな…笑」
なんて辛そうに笑みを浮かべる。
それでもなんでかわかってあげられない自分が嫌いだ。
_____???_______
「やぁだッッ!!泣」
「なんで居なくなっちゃうのッッ”!!泣」
「お願いだから……目を覚ましてッッ……泣」
赤♀「……?」
一瞬何かを思い出したかのような表情をする彼女。
桃「……………」
赤♀「……ね、ないくん。家に入れるから。」
そー言いながら俺を置いて家の中へ入っていく。
置いてかれないように急いでついて行く。
彼女の家はとても整頓されていて綺麗だった。
どこを見ても白く目のやりどころに困らない部屋だった。
桃「………俺なんかを入れても良かったの?」
なんて質問をすると驚いた表情を見せる。
赤♀「…りうらの脳が入れなさい。って言ってたから大丈夫だよ…笑」
そうりうららしい回答が返ってくる。
桃「……そう簡単に男を部屋に入れちゃだめだぞー??w」
赤♀「別にいいじゃん…w」
しばらく話してから俺が言いたかったことを伝えてみる。
桃「………りうら、話。してもいい?」
赤♀「……うん。」
互いに唾を飲み込み真面目な雰囲気を作り出す。
_____…………______
「……ねぇ、―――ッッ……」
「…………」
「無視しないでよッッ……」
赤♀「ぅあ……?」
まただ、また変な映像が頭の中で流れる……。
記憶に存在しないはずのナニカが……。
赤♀「………で、ないくん。何?」
桃「……やっぱ、なんでもない…w」
なんてまたはぐらかす。
そこまでそうやってはぐらかされるとこちらにとってもとても不快だ。
赤♀「…………」
桃「……ごめん、りうら。」
赤♀「……こっちこそ何もわかってあげられなくてごめん……。」
なんて謝り続ける。
とてもじゃないけどいつもの雰囲気とは言えない。
____―――____
「ッぐぁッッ……”」
「いだいッッ……痛いよ”ぉッ”ッ……”泣」
「………ぁッ……たすけ…、て……ッッ…”」
赤♀「ッッ……」
今度はグロい。
謎の女の子が痛いってうめき声を上げている。
桃「……………ッッ、、、」
桃「ねぇ、りうらッッ…‼️」
桃「今日ホワイトクリスマスだよ…ッッ??」
桃「なぁッッ……!!」
正気を失ったかのようにりうらのことを責めるないくん
普段温厚で優しいないくんがそんなことをするはずがない。
赤♀「……ッッ、、ごめん、………」
そんな中りうらは謝ることしかできなかった―――。
桃「……ねぇッッ……」
かれこれ数分が経ったのだろう。
いつもだったら一瞬の数分も今だけは長く感じた。
赤♀「本当に……ごめん……ッッ……」
桃「なんで…………ッッ…」
桃「……………好きだからッ…………」
赤♀「っえ…?」
桃「っあ……」
「好きだよ……ッッ…」
「俺のそばに居て…?」
「……当たり前……じゃん…笑」
「……ばーか…約束…ね、」
「う、…ん……♪」
なんで………
なんでまた出てくるの……。
「ぅああああああああッッ………”‼️‼️」
「―――ッッ…―――ぁッッ…!!泣」
男の人が叫んでる…。
とても苦しくて悲しくて辛いような叫び…。
「あいして…た…♪」
「俺はずっと愛してるよ…ッッ!」
「私も…♪」
―――______―――
桃「……ごめん…嫌だよね…笑」
赤♀「………」
急に無言になる彼女。
理性を失って感情のままに彼女にあたって最後には好きって告白。
俺にとっては2度目であり、彼女にとっては1度目の告白。
彼女、大神りうらはもともとは俺の恋人だった。
急な高熱による脳へのショックで彼女は記憶を失ってしまい、
俺との思い出も全部忘れてしまった。
彼女との出会いは高校1年生のときだった。
俺はいわゆる一目惚れというものをりうらにして、同じクラスになりアピールをした。
そしたら、神様は俺の味方をしてくれたみたいで仲良くもなれたし告白したら両思いだったことも発覚。
が、神は悪戯だ。
彼女が急に学校を休みだし、お見舞いに家へ行ったら倒れているりうらの姿があった。
そんな光景を見つけた俺はすぐに救急車を呼び看病をした。
病院に着き医者から言われた言葉はたった一つ。
「大神りうらさんは高熱による脳へのショックで記憶障害に。」
と。
その時は苦しくて、逃げ出したくなった。
そして俺は、彼女とは赤の他人、そう生きていくって決めた。
桃「なんで…大学一緒になっちゃうかな~…笑」
本当に神は悪戯だ。
大学を一緒にしてくる神。
そして、ヤケにりうらは俺につるんでくる。
桃「………」
桃「(俺は変わらずにりうらのことを愛しているのに………)」
なんて気持ちに押しつぶされそうにもなっている日もあった。
そして、ホワイトクリスマスの今日。
『ホワイトクリスマス』それは俺にとって大嫌いなものだった。
彼女の記憶がなくなって俺の恋も消え崩れたときだったから。
桃「りうら………思い出して…ッッ…」
桃「俺が早く行かなかったのが悪かった…??」
桃「ねぇ……ッッ…。」
と言いながらまたりうらの肩を掴もうとする。
そしたら反抗することもなくただ俺に抱きついてきた。
赤♀「ない、…くんッッ……泣」
桃「り、…うら…??」
いつもの彼女とは違う雰囲気を出しながら言葉を発す。
別の言い回しをすれば前の雰囲気に戻ったよう。
赤♀「…思い出した…!泣」
赤♀「全部…ないくんとの思い出も全部全部……ッッ‼️泣」
桃「ッッ……!」
end……。
ゲストは力尽きました🙃
続きを見たかったら♡をたくさん押すことだな‼️🫵🏻🫵🏻
まー1000行ったら続き考えます🙄
行かないと思ってるよ🙃🙃
小説描いてる時間が圧倒的長すぎて語彙力低下してるので締めますねw
また次回お会いしましょー😚🎶
終わり方キリ悪くてゴメンネ、、、😭💦
コメント
4件
素敵〜👏( ˊᵕˋ*)パチパチ ゲストちゃんの言葉選びが本当に好き👍🏻 ̖́-︎
最近作品見始めた者です~🤙🏻💘げすとさんの語彙力というか文才が凄すぎて見惚れます🤲🏻💕