どうも!!
そこら辺にいる人です(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”
11話まで読んでくれてありがとうございます!
深夜投稿になってしまって申し訳ないです🙏🏻
早速書いていきます!
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雨が上がっていた。
窓の外では、 街灯が濡れたアスファルトを 照らしてる
部屋の中では静かで、
タバコの匂いだけが残っていた_
龍馬さんはソファーに座ったまま、動かない
さっき強く握った拳の跡が赤く残り、呼吸も浅い。
僕はそっと近づいて、言葉を探した。
〖……手、痛くないですか。〗
龍馬さんは僅かに顔を上げる
【平気や、慣れとる。】
〖さっき、その、、すごく怒ってたので…〗
【……あいつの顔、腹立つねん。昔から。】
小さく笑う声に、玄人さんへの
苛立ちの余韻が混ざっていた。
〖……〗
僕はテーブルの上に置いてあった冷たいタオルを手に取り、竜馬さんの手元に差し出した。
〖…冷やしてください。〗
【そんな気ぃ遣わんでえぇ。】
〖でも、……放っておけないです。〗
龍馬さんの眉が少しだけ動いた。
それでも何も言わずに、僕がその手にそっとタオルを当てた。
指先が触れた瞬間──
龍馬さんの身体がわずかに固まる。
僕の手は小さくて、震えている。
(それでも…離したくない。)
時計の砂時計の男だけが響いた。
【なぁ陸。】
〖はい…〗
【…俺に、、そんな優しくしても、得なんかないで。】
〖…得とか、そういうのじゃないです。〗
声が小さく震えた。
〖っ、、龍馬さんが痛そうだったから……〗
一瞬、龍馬さんは息を呑んだ。
その瞳の奥に、何かが揺れた。
【あかんな、お前…】
〖え…?〗
【そうやって心配されたら…】
龍馬さんはゆっくりと立ち上がって、、
そして僕のすぐ目の前に立った。
距離が一気に近くなって息を詰めた。
【俺、止まらんようになる。】
低い声。
視線を逸らせない。
龍馬さんの手が頬の横をかすめる。
けれど触れずに、空を切った。
【……怖がらせたな、悪い。】
龍馬さんは目を伏せて、ソファーに腰を下ろした。
僕は胸の鼓動を抑えながら、ゆっくり座り直す
沈黙の後、龍馬さんが小さく囁いた。
【…もう寝ぇ。今日は疲れた。】
〖…はい。〗
僕は立ち上がりかけてふと振り返った。
龍馬さんの横顔は、とても苦しそうだった。
その夜、
僕は布団に入っても、
龍馬さんの声と熱だけが、耳の奥に残り続けた
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はい!長くなっちゃうのでいい所で終わります!
読んでくれてありがとうございます!🤭
それじゃあ続きもお楽しみに!
コメント
2件
わ、、なんかこういうゆったり過ごすタイプ好き…🥹なんか曲で言う前奏な感じがする🎶神小説ありがとうございます(*>ω<*)♡今度はごじりません!