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始まった!
もう仲間かもわからないエルフ達が人間達に襲いかかる。よし勝てる、勝てる,勝てる!!これが僕の望んだ世界だ!
…?
あれ、なんで押されてるの?おかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしい!!
もういい、仲間なんて知らない!要らない!
人間もエルフも全員死ね。
Side:M
始まってしまった。
こんな無駄な戦いが、なぜこんなに争うのか?
意味がわからない。でも殺らないとという謎の使命感に迫られる。
ロボットみたいに何にも考えずにエルフを薙ぎ倒していく。
嗚呼、なんでこんなことになったんだ。僕はなんでこんな間違いを犯した。自分でも意味がわからない。
Side:W
とりあえず殺す。
それを繰り返す。俺は、何も間違ってない。
本当にか?
そう自分に問いかけられる。
ついに頭までおかしくなったのか?
まただ。また何か言われる。でもそんな気がする。俺は何をしてるんだ?
Side :R
僕はもう仲間もいない。自由だ!
スクランブル交差点の真ん中で踊る。こんなに清々しい気持ちは初めて!
肌に触れる風も、ところどころに目に入る血も、僕の心を騒がせる、奮い立たせる!
嗚呼
たのしい
すがすがしい
けっして間違っていない!
てらされている、この世界が!
あれ?
手がない、片足が見えない。
斬られた?
急に心臓がうるさくなってくる。
逃げなきゃ!逃げなきゃ!
キャハハ
なんだこれ、走馬灯?
人の笑い声が聞こえる。目の前には優しい笑顔を浮かべた大人が二人。
誰だ?
『綾華、この子の名前決めたんだ。』
お父さんかな優しい声が聞こえる。
『何?教えて』
お母さん?僕を抱き抱えている。
『涼架、人とエルフの架け橋になりますようにって。』
今気づいた、両親ともエルフだ。
この二人が僕を捨てたのか?信じられない。
『じゃあこの子は、高野涼架だね!』
高野?藤澤じゃないのか?
あ、そうだ孤児院の名前だ、「藤澤」は。
キャー
急に場面が変わる。
目の前には僕を必死に守ろうとする。両親が。
やめてくれやめてくれ
あれ体が冷たい、お母さん?
『ごめんね、涼架』
『俺たちの分まで幸せに暮らすんだぞ』
人間が殺したのか?
でも両親は人間と仲良く暮らす未来を見ていた。
嗚呼、僕はなんでことをしたんだ。
この罪は一生許されない、ごめん
母さん、父さん。
鎖みたいなものが首にかかる、もういっそ殺されようか。