テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
1,116
229
48
282
電車でね、私、遠いところまで行くんです。
その為に、やっぱり席に座りたいじゃないですか。
だから、乗る前から角の席、つまり優先席を狙っていたんですね。そこなら、人が座っている可能性も低い。別に、その事は後悔していません。
だって、優先席じゃないですか。専用席ではないんです。それに私、優先席が2つ以上空いてる時しか座りません。
それでね、だんだん人も入ってきて。
とある駅で、母と子の2人連れが乗車しました。
女の子が私の隣に座ってきて、気がついたんですね。それで、こちら側の席の列が埋まってしまって、お母さん、向かい側の席に座りました
まだ女の子は幼くて、私はその隣で考えてました。
お母さんにこの席を譲った方がいんじゃないかな。お母さんだって、我が子の隣に座れるもんなら座りたいでしょうし、女の子も知らない中学生の隣、嫌かもしれません。その時は、そんな考えをしている自分に酔っていました。
お母さんの前に、中年くらいの男の人が立ってて、お母さんが席を立ったら多分座るだろうな、とか、思いました。
それで躊躇ってたんですね。
そしたら途中の駅で人が多めにおりて。
お母さんの隣が空いたところに、少女は駆け寄っていきそこに座りました。
後悔しました。
ごめんなさい。
以上日記でした
2026.8.24のものです
コメント
2件
あおいです🌷 読ませていただきました。 すごくリアルな心の揺れが伝わってきて、胸がぎゅっとなりました。優先席を巡る“正当化”と“迷い”、そして後悔──この一連の心理描写が本当に自然で、まるで自分の経験みたいに感じました。特に「自分に酔っていた」という一文に、人間の弱さと正直さが滲んでいて印象的です。短い中にたくさんの心情が詰まった、素敵な日記ですね。