テラーノベル
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深夜2時。
コンビニでアイスを買って帰っている途中だ。
久しぶりに歩道橋を渡ってみようと思い、階段を登った。
すると、歩道橋の柵に足を乗せ、”自殺”をしようとしている人が居た。
その人はまだ若く、中学生くらいの子だった。
放っておけない。助けようと、その子の後ろに行って、
手を引っ張った。俺と同時に後ろに倒れた。
M「何するんですか…っ!!」
F「まだ死ぬ年齢じゃないだろ、!!」
M「…もう疲れたんです、離してください」
F「家は、?」
M「無いに決まってるじゃないですか、…追い出されましたよ、」
F「じゃあ俺の家来るか。」
M「…はい、?」
そうして、この子をおんぶして帰ることにした。
F「なぁ、なんで死のうとしたの?」
M「…もう僕を必要としてる人間は居ないんです、」
F「なんでそう思った?」
M「家族にも、友達にも虐められてたんです。」
僕は教室の隅に居るやつでした。
当たり前に一軍は大嫌い。
何にもしていない、悪いことなんて、何もしてない。
教室の真ん中で虐められるようになってしまった。
モブ「お前さ、そんな端っこで弁当食べて悔しくないの?」
M「うるさい、」
モブ「今うるさいって言った?お~い!皆、こいつ、うるさいって言ってきた!」
最初はこんなんだったのに、暴力もされるようになった。
放課後、教室に呼び出され、ボコボコにされる。
M「や”めっ…!」
モブ「気持ち悪、」
モブ「これはいじめじゃない。躾だ。w」
家族に虐待を受けられるようになったのはこいつらのせいだ。
またいつものように教室に呼び出され、何もされないかと思ったら
モブ「いった…!何すんの?!」
モブはカッターで自分の腕を切りつけた。
罪のなすり付け。僕は何もしていない。
グルだったのか、他にも一軍が教室に入ってきて、
モブ「何してんだよお前!」
モブ「可哀想だろ?!」
M「僕は何にも…っ!!」
声が聞こえたのか、担任が教室に入ってきた。
担任「なんでここに居るんだ!」
モブ「助けてください、あいつが、カッターで切りつけてきたんです」
担任「おい、本当か?」
M「僕は、何にもしてないです、なすりつけしてきたんです」
その情報は学校中に流れ、モブの親にも渡った。
なんにもなく、幸せで、家族にも頼って、愛されていたものが、
ぶち壊れた。もう二度と戻ってこない。誰も信じて貰えない。
兄「お前、水取ってこい。」
M「なんでよ、お兄ちゃんが、」
兄「逆らうのかよ!!死にたくなかったらさっさと取ってこい」
母「そんな子に育てた覚えないんだけどねぇ?」
父「クラスメイトを傷つけたやつだ。出ていけ、死ね。」
殴られ、暴言を言われ、せっかく書いた絵を破られ。
もうそんな人生は限界。家族に家を追い出され、
行く道もない。もう僕は誰にも必要とされていない。
歩道橋を渡る。いい所があった。ここなら絶対に死ねる
柵に足を乗せる。風が強く、もう落ちそう。
結局誰にも愛されなかった人生。
もうさようならだ、
トラックが向こうから走ってきた。
あれが近くに来たら落ちる。即死だ
すると誰かに手を引かれた。
M「それが貴方です。」
F「…そうか、辛かったな、」
こんにちはぁ
えっと、この物語は、風磨×元貴 の物語です
もう人生が辛くなり、死のうとしたところを
止め、風磨に元貴がどんどん心を開いていく
というお話です
次のお話で会いましょうまたね~
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