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カリスマ。
そんな言葉がピタリと当てはまる手越くんだった。
鏡を見せられ、その、背後からのフォルムも
確認したんだが、「カット上手いんじゃね??」と
悪いにいちゃん達が騒ぎ出しそうな感じになっていた。
くるくるとハサミを器用に操りながらのカットは圧巻で、
「え、もう終わったの?」と言うぐらい速くて見事に切り終えた。
「スピードもないといけない仕事なんだ」
そんな独り言を、一人呟いた手越くんは
俺をシャンプー台に案内してくれた。