恋の定義

モブ「治先輩っ！ チョコどうぞ！」

「え？ええん××ちゃんおおきになぁ。」

モブ「いえいえっ！

お口にあうといいですけど！ 」

「また家帰ったら食べるわな。」

モブ「はいっ！」

部活前。

角名「あれー？

治それ全部本命チョコなの？笑」

「まあな！」

角名「へー。すご」

「やろ！ﾄﾞﾔ」

角名「そーいえば来週の土曜空いてる？」

「あー、その日空いてないわ」

「すまんな。」

角名「もしかして彼女？ﾆﾔ」

『おるわけないやろ』

『サムに。』

「はぁ？おまえそれどういう意味や！」

『そのままやわ！アホ！』

「なんやと？くそツム！」

北「なんしよんや？」

『な、なにもしてません！』

『俺ら仲良いですもん！』

『な、！？サム』

「お、おう」

「仲ええです！」

北「喧嘩はほどほどにせえよ。」

宮〖うっす、〗

角名「ｵｯﾎﾎﾎ」

『なんやほんまサムのやつ』

『自分だけぎょうさんチョコ貰いやがって』

ま、別にええけど。

なんだって今日は俺の大好きな漫画の

発売日やからな！！！

ん？、俺の好きな漫画？

それはなBLや！

ある日本屋寄ってみたら置いとったけん

読んでみてん。

そしたらはまってもうてな、

そっから読んどるねん、

まあ絶対あいつらには言われへんけどな！？

特に、サムになんてバレたら

ぜっっったいあかん。

この秘密は墓場まで持っていくねん！

よっし、無事買えたことやし帰ろか。

「おツムどこいってたん」

『ちょ、ちょっとな、』

「…なんか怪しいで？」

やばいなんでサムおるん？

銀と遊びに行く言うとったんちゃうんか？

『ぎ、銀と遊ぶんとちゃうかったんか？』

「あーそれ銀が予定入ってなくなってん。」

『そ、そうなんやー』

「それでその袋の中身なんや」

やっぱり聞いてくるよな！？！？

『な、な、なんもないで？』

「見せてみい」

『ぜっったい嫌やわ！』

「ええんやな？」

「北さんにツムが

赤点とってたこと言うてやろ」

『そ、それとこれは別やろ！』

「いや別では無いな」

『いや、別やわ！！』

「もうええけんはよみせんかい。」

『この袋の中身だけはぜったいあかん！』

見られたら人生終わる

「なら無理やりでも見てやるわあ。」

『やろうやんかサム。』

「へえーBLすきなんやﾆﾔ」

『ｯｯ………』

俺の人生はここで終わりか。

1番バレたくないサムにバレてもうた。

ダッ

「は？おいどこいくねん！！」

どうしようどうしよう

絶対みんなに言い回されるやん。

こうなったらしゃーない。

口止め料としてたくさんのお菓子

これ渡して秘密にしてもらわな。

あんなくそサムにあげたないけど。

よし何とか買えた

渡すかー、

「…やけんもしかしたらいけるかもなって」

ん？電話しよる？

「いや告白はしたないわ！」

…サム好きな人おるんか？？

「可能性あるか気になっただけで、 」

「はあ？そんな簡単にできるか」

やっぱり！、あいつは恋をしとんか！！

でもあいつは無理やな！

俺の方がイケメンやもん！！

「慎重にもなるわ、男同士なんやから、」

『え？えええええええ！？』