ドズル社能力者パロ
ご本人様に一切関係ありません
この国は狂気満ちている。
俺はこの世界で卑怯に賢く生きていく。
そうどこかで決めていた。
なのに
たった1人の少年により
そんな夢も儚く壊されることになる。
「ぼんさん!僕と組んでください」
そう毎日金髪の髪をたなびかせてドズルさんは俺に会いに来る。歳が10も離れた人と組む気はなかったし人を救うなんてそんな危ない仕事を引き受ける気もなかった。俺は正義のヒーローにはなれないし、なんならヴィランの方がお似合いだった。
けれど、結局ドズルさんに折れて俺は今ここに居る。
この中に居る誰かが裏切りをするんじゃないかという多少の不安はあるが、そんなことはどうでもいいくらいに楽しい。
いい仲間に恵まれている。
優しくてリーダー気質なドズルさん
賢くて優秀なおんりーちゃん
どこか抜けてるけど努力家なおらふくん
ズボラだけど誰よりも真面目なおおはらMen
誰よりも周りを見て素早く判断出来るねこおじ
そして、卑怯なことには誰にも負けない俺。
いいバランスだ。
ほんとにそう思う。
いつか、終わりが来るとしてもここにずっと居たいと感じれるほど
ドズル社は居心地がいい。
楽しいことは終わりが来る。
俺が大事に育てた弟子のおんりーちゃんはいつの間にか違う誰かの師匠になっている。
こんな風に人と人の繋がりは小さく変化していく。
そんな小さな変化が募りきっと俺たちは離れていく。
特にここにいる4人はこの街で生まれ育っているからドズル社以外の友達だって多い
ここじゃなくともみんなやっていける。
ここを出て居場所が無いのはきっと俺だけ
まぁ、そんなことはどうでもいいんだけど
「俺には時間が無いしな…… 」
もし、俺の人生の最後がドズル社
なら
なんて、らしくもない
コメント
2件
やめてよ、プロローグだけで泣いちゃうじゃん、、、 いやぁでもいい切り方やね、続きが見たくなる!!