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奏月世良
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莉白
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朝、神柴健三はいつもの自分のベッドで目が覚めた。
…いつも通りの朝のようだ。
でもあれは、夢じゃない。
その証拠に、あの時の出来事が、今でも鮮明に思い出せる。
「…あの契約の通りなら、まどかさんと誠一くんは…もう私のことを忘れているんですよね」
…ああ、私が願ったことは、現実になったのか。私が望んだはずなのに、心の中に残るのは、ただ静かな空虚さだけ…
…何故だろう。
「…過ぎてしまったことを考えても仕方ありませんね」
とにかく、今の私は自由なのだから。何をしたっていいのだ。
「…と。一応、お金の確認をしておかねば」
ネストの記録者時代のお金が消えていたら、新しい仕事を探さなければ。そう思い確認したが、幸いにもお金は残っていた。
遠い街にでも引っ越そうかーそう思ったが、自分の家と、事務所は意外と距離がある。普通に歩いていたくらいでは、会うことなどそうそうないだろう。
…なら別にこのままここに住んでいてもいいか。
今のまどかさんたちのことも正直気になる。あの“神”とやらは、自分が私の代わりになると言っていた。
危害は加えないといっていたが…心配だ。
だがしかし、今の自分が彼らに会ったところで、お互い初対面なのだ。それに私のことを思い出してしまうと、彼らに罰が下るとか言っていたし。
「…偶然見かける事があったら、その時に確認すればいいですよね」
不意に、私の連絡相手がどうなっているのか確認してみようと思った。…何となくだ。
当たり前だが、まどかさんや誠一くんはもちろん、ネストの関係者の方々や、紅茶の取材などに関わる人たちとの連絡先は消えていた。
…ただ一つ、見覚えのない名前を除いて。
「…姫岡、葉琉《ひめおかはる》?」
…一体誰だこれは。こんな人、私の知り合いには、一人もー
ーそう考えて、私は一つの可能性に思い至る。
「…新しい、記録者?………“神”?」
まさかの彼と連絡先を交換しているのか。これでいつでも私たちの様子がわかるだろう、とかそういうこと…なのだろうか?
「…まあいいや。でもこれで、もう失う恐怖に怯えなくていいんですね」
きっとこれが、幸せになってはいけない私の唯一の、『幸せ』なはず。
だから、大丈夫。
一つ深呼吸をして、『姫岡葉琉』に電話をかけてみる。
電話の着信音が、静かになるー
本編終わり⭐️
ちなみに全然本編とは関係ない話なんですけど、私今朝、ローソンプリント第二弾6回やったんですよ。
そしたらなんと、
なんとッッッッ…
壊堂眞白くん5枚も当たっちゃいましたー!
(どんな確率やねんwww)
正直…5枚もなくていいかなあ(ゴメンネ)。
残りの一枚は、スワロウテイルのシークレットでしたー!!!(これ出てきたとき、めっちゃ叫びました笑)
これはめっちゃ嬉しい^_^^_^^_^
読んでくれてる人の中で、もうやったよーって人は、ぜひ結果をコメントに書いてください♪
果たして私よりすごい人はいるのかッッッ…(?)
また今度、リベンジします…!
コメント
9件
( ゚д゚)スワロウテイルのシークレット??????? いいなぁ!
「幸せになってはいけない私の唯一の『幸せ』」——この一文に、健三さんの覚悟と諦念がぎゅっと詰まっていて、胸がきゅっとなりました。まどかさんたちの記憶から消えた代わりに、新しい記録者・姫岡葉琉さんとの連絡先だけが残っているのが、まだ完全に過去と断ち切れていない感じで…伏線にも見えて興味深いです。そしてローソンプリント、壊堂眞白5枚は確かにすごい確率ですね! シークレット当たった時の叫び、想像できます(笑)。おめでとうございます!