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ノベル練習タイム
政治的意図、戦争賛美✖
一部史実〇
日本×日帝(CP表現✖)
それでも良ければどうぞ
【 1945年8月15日正午。約6年間に及ぶ地球全土を巻き込んだ戦いが幕を閉じる
とある東洋の島国の国土は一面焼け野原に
しかし、一か所だけ被害を被らなかった場所があった
その場所は丘になっており、上には一本の桜の木が植えられている 】
20XX年某日――
日本国の化身である「日本」は書斎の掃除をしていると一冊の本を見つけていた
「日本の言い伝え…?なんでしょうか、これ」
日本には『写真を撮られると魂が抜かれる』など言い伝えが数多く存在する
化身である以上自国の事は把握しておかないといけないのだが
流石に言い伝えまで覚えられている自信はない
「少しだけ読んでみましょうか…」
日本は本を手に取り最初の数ページをパラパラとめくっていく
数ページで読むのをやめるつもりが気づけば何ページも読み進めていた
時間を忘れて読み進めていると、とあるページで手が止まる
『桜の木の下には死体が埋まっている』
「….死体、」
(何故でしょうか…早くこの本を閉じて掃除をしないと…なのに、)
カチカチカチと時計の針の音が書斎にひときわ大きく響き渡る
「….そういえば’’あの場所’’はどうなっているんでしょうか」
「私と父様の…思い出の場所」
日本の父親は第二次世界大戦時代に幼い日本に変わって国を纏めていた
そんな日本にとっては尊敬できる父親だが
敗戦後に戦勝国である「アメリカ合衆国」によってこの世を去っている
(父様と過ごした場所はほとんど焼かれて無くなって…ッ)
(あそこだけでも…残っていてくれたら…)
何時間ここに居たのだろうか
ふと窓の外を見ると太陽が沈みかけていた
「結局あまり掃除できませんでしたね…」
「….明日、あそこに行ってみましょうか」
父様との大切な思い出の桜は、まだ咲いているだろうか
日本は静かに考えながら’’あの場所’’の様子を思い浮かべていた
翌朝、日本は6時30分に目が覚める
窓の隙間から見える空は少し薄暗く静かな朝だった
「ふわぁ…まだ…寝てたい…」
部屋には薄暗い光が差し込み
机の上には昨夜使った本や掃除道具が散らばっている
窓際の棚には父との思い出が寸分の狂いもなく並べられていた
「….そろそろ起きないと….ッ」
日本はのそのそと布団から体を起こす
「朝ごはん…」
日本は寝起きの体でキッチンに向かい、簡単に朝食の準備を始める
テーブルには焼き鮭と卵焼き、味噌汁にご飯などの日本食が並ぶ
部屋には香ばしい鮭の香りと、温かい味噌汁の湯気に包まれている
「…いただきます」
静かに箸を取り、丁寧に口に運んでいく
カチャカチャと食器がぶつかる音がひと際大きく耳に入ってくる
(父様と一緒に過ごしたあの丘…何故あそこだけ焼けなかったのでしょうか…?)
そんなことを考えているといつの間にか目の前のお皿が空になっていた
無意識のうちに食べ進めていたようだ
「ご馳走様でした…」
日本はシンクに水を張り、箸やお椀を丁寧に洗い始める
泡立てたスポンジで食器の隅々まで磨き、流れる水で丁寧にすすぐ
手元に集中しながらも、心の中では昨日の本の内容や父との思い出がふと頭をよぎる
「なんでか分からないですが緊張しますね…」
(ただ父様との思い出の場所を訪れるだけなのに…)
お皿を洗い終わり日本は出掛ける準備を始める
昨夜書斎で見つけた本をカバンの中にしまい終えると何かを思い出したかのように自室へ向かう
「これも…持って行きましょうか」
日本は自分の部屋の棚に置いてあった一枚の写真をカバンの中にしまう
玄関に向かう前に、もう一度家の中を見渡す。
窓がしっかり閉まっているか、鍵が掛かっているかを確認し、火元も念入りにチェックする。
すべてが安全であることを確かめると、深く息をついて玄関のドアを開けた。
「….行ってきます」
中に誰もいない家に向かってそう呟いた
電車に揺られて約2時間
車窓から見える景色が灰色からだんだんと緑色に変わっていく
(懐かしいです…ここら辺まで走って来たこともありましたっけ…)
日本は過去の記憶を引っ張り出して感傷に浸っている
やがて電車は目的地の最寄り駅に到着する
日本は改札を抜け、静かな街並みを歩きながら丘へと向かう
舗装された小道を進むにつれて周囲の建物は少なくなり、緑が次第に濃くなっていく
丘のふもとにたどり着くと、早朝のように空気が少しひんやりとして心地よい
足元には小さな野花が咲いていて遠くからは小鳥のさえずりが聞こえてくる
(ここら一帯は戦争による被害が及ばなかったのでしょうか?)
そんなことを考えながら日本はゆっくりと坂道を上がる
やがて目の前にあの桜の木が見えてくる
「こんなに大きかったっけ…?」
一本の大きな桜の木は過去の戦火を逃れたかのように力強く立っていた
木の下には柔らかい緑の草が広がり、微かに土の香りが漂う
日本は立ち止まり、深く息を吸い込みながら、父との思い出を胸に静かに桜を見上げた
「…お久しぶりです父様」
「って何言ってるんでしょうか…私は」
(別に父様がここに居るわけでもないのに…)
朝の光が桜の花びらに反射し、微かな風でひらひらと舞う。
日本はそっと手を伸ばし、花びらに触れながら父との思い出を噛みしめる
「父様…見えますか?」
本と写真を桜の根元に置く
「….これ、私からのプレゼントです」
「手に取れるかは分かりませんが…ここに置いておきますね」
日本はそう言って桜の木の幹に寄り掛かり目を瞑る
父との温かい思い出の記憶と同時に、もう二度と会えないという喪失感に胸を締め付けられる
丘の斜面には柔らかな緑の草が一面に広がり、所々に小さな野花が色とりどりに咲いていた
遠くには静かな森が連なり、風に揺れる木々の葉がさわさわと音を立てる
自然の声に耳を傾けていると自分の影が伸びていることに気づいた
顔を上げてみるとさっきまで南にあった太陽が西に沈もうとしているところだった
「….ごめんなさい。そろそろ行きますね」
「名残惜しいですが…また来ます」
日本は誰もいない筈の桜の木に向かってそう呟き
背を向けて歩き出す
― ありがとう ―
「…え?」
日本は後ろから聞こえた声に驚き振り返る
しかし振り返っても門番のように力強く立っている桜の木しか見当たらなかった
「気のせい….ですかね?」
日本は寂しそうな顔を一瞬見せた後、丘の斜面を歩いて街の方に向かう
丘の上には数本の花と桜の木だけ
しかしその木の下には日本が残した本と一枚の写真が置かれている
すると写真の上に1枚の花びらがひらひらと舞い落ちる
その時に風は吹いていなかった
桜の木は静かに風に揺れ、ひらひらと舞う花びらだけが時間の流れを告げていた
ここまで読んでくださりありがとうございます…!
やっぱりノベル難しい😇
2、3日程で完成させたのでおかしいところもあると思いますが
まぁ…ご愛嬌ってやつですね👊
改めてここまで目を通して頂き感謝です!!
また何処かでお会い出来たら嬉しいです
それでは~
2026年9月6日 まっちゃ
コメント
6件
え……………………………………………………………………………………………ノベル書くの上手すぎじゃないですか!!ノベルでかけることさえも羨ましい……私なんてノベルで絶対かけないと思います……(語彙力が無くなってます)とにかく全部が素晴らしいです この作品神作品になりそうというか、もうなってます! 頑張ってください!!応援してます!
え、ノベル書くの上手すぎません!? 史実混じり大好きなもんで口角爆上がりで読ませて頂きました!(←変人) やっぱり設定とか細かくていつも感動してます😭✨ 🇯🇵さんの言葉も一つ一つ切なくて…(語彙力)最後の「ありがとう」がなんとも言えない雰囲気を出してますよね…! とても面白かったです。 応援してます!!!!
うわ、これ…すごく静かで、でも確かに胸に残る話でしたね。国そのものを擬人化して、しかも戦争の傷跡とか父との思い出を絡めてくるのは、結構挑戦的だと思います。特に「桜の木の下には死体が埋まっている」って言い伝えを軸にした構成、ちゃんと伏線として効いてるし、最後の「ありがとう」は声が聞こえたのか、気のせいとも言い切れない余韻が好きです。まっちゃさんの優しい筆致に合ってる世界観だなと思いました。