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第四話の続き。
「っ‥レイラーさん…!」
私は目から涙を流して、ひたすら叫んだ。
目の前には寝たきりのレイラーさんがいる。
「っ…!!」
彼女は信号無視をした車に轢かれた。
打ち所が悪かったらしく、今も生と死の狭間をさまよっているらしい。
‥綺麗な彼女の寝顔は、少し苦しそうに見えた。
「‥なんで」
…そろそろ面会の時間も終わりだ。早めに出るとしよう。
『うっ…』
「!?」
立ち上がった瞬間、彼女の唸るような声が狭い病室に響く。
『っ…。』
「‥レイラーさん?‥レイラーさんっ!?」
呼吸が浅い。酷く苦しそうにしている。
「お医者さん…呼ばなきゃっ‥!」
『かはっ、ひゅー…!』
「すみませんっ、あのっ、呼吸がっ…!!」
私は焦って、思わず大声を上げる。
注意されて声を抑えるが、不安で仕方ない。
‥近くで暫く待っていた。
彼女がどうなるかは分からない。恐怖と不安が頭の中を支配する。
「‥レイラーさん…」
今日は桜が綺麗だ。
彼女が眠る石の上にも、花弁が落ちている。
「…。」
話すネタは星の数ほどあるが、どうにも乗り気にならない。
鮮やかな桜が事実を突きつけてくるように感じた。
(あとがきもどき)とても謎な作品を衝動書きしました。
この話の人物は語られていませんが、一応mzrさんのつもりです。
遅れましたがメリークリスマス!予定はありませんでした!
イブの夜に食べたケーキは美味しかったです。