medicine

knnk

薬の話

不快に気持ちになるかもしれません。

一応閲覧注意

kn side＿＿＿＿＿＿＿＿

kn「ねえ、なかむ」

nk「ん〜？」

無邪気な笑顔を振りまく俺の愛しい人。

何か俺に隠してることあるでしょ？

なんて本人を目の前にすると言えなくなる。

kn「これさ、本当に睡眠薬？」

少し前からなかむは仕事に追われに追われて何徹もする。

そのせいか寝つきが悪い。

何回も何回もベットを出て水を飲んで戻って来てを繰り返す。

不眠症に近かったため病院に受診しなかむは睡眠薬を使って寝るようになった。

睡眠薬を使って寝てるなかむを俺はよく見ていた。

今も寝ている時も目の下には必ず隈が出来ている。

元々細いはずななのにどんどんやつれていく。

たちくらみや目眩、薬の使用頻度も上がった。

見ている俺が辛くなるほどに、、

nk「そうだよ。睡眠薬だよ。」

そう言って俺に軽く笑いながら薬を服用する。

今のなかむは儚く今にも傍からいなくなりそうだった。

kn「そっか」

昔から変わってない。

その癖。 その作り笑い。

なかむが嘘をつく時にする作り笑いだ

声も表情も笑っているはずなのに、目の奥は笑っていない。

偽造された感情

バレバレだけどメンバーにも俺にもバレたくないのだろう。

それはなかむの優しさであり、欠点でもある

溜め込んで辛くなってしんどくて誰にも言えなくてまた辛くなる

誰よりもネガティブでありながら、ポジティブを作ろうとする。

偽りの君も好きだけど、俺はなかむがもっと大好きだよ。

俺は軽くなかむを抱きしめた。

これ以上彼が1人で抱えこまないで俺に話して欲しい。

その意である。

トラゾドン。

なかむが飲んでいる薬

それって睡眠薬じゃないよね。

違うよね、なかむ。

俺は今まで見ない振りをしていた。

睡眠薬だと勝手に思い込むようにしていたけどもう俺限界だよ。

怖いんだ。

手放すのが、

もうこれ以上空っぽの睡眠薬を作らないで。

さっきよりも強くなかむを抱きしめた。

kn「辛かったら俺を頼って」

優しくなかむに囁く。不快にならないように。

薬に依存なんてしないで。

俺だけに依存してよ。

さっき服用した薬が効いてきて俺の腕中で小さく息をしながら眠るなかむ。

ベットに連れていき優しく下ろした。

俺はリビングに戻ってなかむが服用する薬を手に取った。

こんなものがあるから、なかむは幸せになれない。

薬をトイレに持って行った。

なかむが幸せになりますように、と願いながら流星群のように落ちていく薬をじっと見る。

そして流した。

空っぽになった瓶に俺はマイスリーを入れた。

俺がずっと傍にいるからね。

だから睡眠薬は弱くていい

また俺はベットルームに戻り眠っているなかむを眺める。

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ネット調べによると

トラゾドンは

急に飲むのを中止すると反動で症状が悪化したり、体の具合が悪くなることがあります。

中止する際は、医師の判断で徐々に減量しなければなりません。

knnkなぜこんなにも可愛い話が書けない！？