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「今年のやつって、なんだっけ?」
「確か…働いて働いて働いて…って何回言うんだっけか?」
「あ、それだ。難しいやつじゃなくてよかったわ」
「あるよねぇー、なんのこと言ってるのかわからない言葉」
「最近の若い子なんてさ、意味なんて考えずノリで使ってるらしいよ。そんなんウチらにわかるわけないって」
「京子、《《最近の若い子》》って表現がもう昭和!」
「真由美ってば、それを言うなら表現がもうオバサン!だよ」
「オバサンかぁ……そういえば昔、オバタリアンってあったね。オバタリアンじゃもう流行りの言葉なんて使えないのかなぁ?」
「別に使えなくていいじゃん?ウチは真由美と話せればそれでいいし。流行語使う人種となんてコミニュケーション取れなくてもいいよ」
「そうだね、あんな意味不明な言葉使うってさ、宇宙人だよね。宇宙人の友達なんていらんいらん」
「そういえば、真由美んとこのお孫ちゃんはもうしゃべるようになった?」
「アタシのことをおばあちゃんと呼ばないように、“まゆみちゃん”と教えてるんだけどさ、この前“ばぁばぁ”と言われたのよ。見てたらさ旦那がアタシを指差して“バァバァじゃない、ババア”って教えてた、あんのヤロー」
「ヤローもやめときなさいな、おぼえちゃうから」
「赤ちゃんってまるでオウムだね、宇宙人よりはましなのか?」
「多分ね、そのうち会話できるようになるだろうからね」
「でも、成長したらわけのわからん言葉使ったり?」
「そこは心配いらないよ、真由美ちゃん。その頃にはウチら、耳も遠くなってるだろうから」
「悲しい」