テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
484
116
#たつのあ
桜井 かな
639
7._.nalx
355
『12人の恋と、秘密の好き。』
ジャンル:青春恋愛・学園・片思い・嫉妬・両片思い・胸キュン
💗 第1章:12人の恋が始まる!
舞台は、男女12人が通う高校。
女子3人と男子9人は、同じクラスになったことをきっかけに仲良くなる。
最初はただの友達だった。
でも、一緒に過ごす時間が増えるにつれて、誰にも言えない恋心が生まれていく。
そして、その恋の中心にいたのは――のあだった。
のあには、ずっと気になっている人がいる。
それは、いつもふざけているのに、いざというときには誰よりも頼りになる男の子。
たつやだった。
🌸 第2章:12人の登場人物
今回は、女子3人・男子9人の設定!
💕 女子メンバー(3人)
名前 性格 恋愛設定
のあ 優しくてしっかり者 たつやが好き。でも素直になれない
えと 明るく元気で、恋愛にも積極的 好きな人がいるけれど、なかなか言えない
るな 天然で無邪気 恋愛に憧れていて、ある男子が気になり始める
💙 男子メンバー(9人)
名前 性格 恋愛設定
たつや 明るくて頼れる のあが気になるが、恋心を自覚していない
じゃぱぱ 元気でリーダー気質 みんなの恋を応援する
なおきり 落ち着いていて優しい えとの相談相手になる
ゆあん やんちゃで負けず嫌い 恋愛では意外と照れ屋
うり クールで面倒見がいい るなの意外な一面に惹かれる
もふ 頭がよく、観察力が高い みんなの恋心にいち早く気づく
ヒロ 優しくて少し恥ずかしがり屋 好きな人の前では不器用
シヴァ おおらかで頼もしい 恋愛相談では意外と鋭い
どぬく 穏やかで人懐っこい 仲間の恋を温かく見守る
※恋愛設定は、この物語のためのオリジナル設定だよ!
💗 第3章:たつのあ、両片思い。
――放課後の教室――
「のあさん、今日一緒に帰らない?」
たつやが何気なく声をかける。
「えっ……いいけど?」
のあは平静を装った。
でも、心臓はドキドキしていた。
(なんで私なんかを誘ってくれるんだろう……)
一方、たつやも内心では落ち着かなかった。
(やべ……誘っちゃった。普通に帰るだけなのに、なんでこんな緊張するんだ?)
その様子を、教室の隅から見ていたじゃぱぱ。
「……お前ら、もう付き合っちゃえば?」
「「えっ!?」」
二人の声が見事に重なった。
「ち、違うから!」
のあが慌てて否定する。
「べ、別に俺は……!」
たつやも顔を赤くする。
それを見たもふが、静かにつぶやいた。
「はいはい。両片思い、確定っと」
「もふくん!?」
こうして、12人の恋は少しずつ動き始めた。
💔 第4章:突然のライバル
ある日の昼休み。
のあが一人で廊下を歩いていると、別のクラスの男子に呼び止められた。
「のあさん、ちょっといい?」
「え? 何?」
「前から気になってたんだけど、今度一緒に遊びに行かない?」
突然の誘いに、のあは戸惑った。
その瞬間。
「……のあさん?」
後ろから聞こえた声。
振り返ると、たつやが立っていた。
たつやは二人の様子を見て、なぜか胸がざわついた。
(……なんだよ。別に俺には関係ないだろ)
そう思いながらも、気づけば口が動いていた。
「のあさん、じゃぱぱたちが呼んでるよ」
「えっ? そうなの?」
「うん。行こう」
たつやは、のあの隣を歩き始めた。
しばらくして、のあが尋ねる。
「たつやくん、もしかして……怒ってる?」
「は? 怒ってないけど」
「でも、なんかいつもと違う……」
「……別に」
本当は、怒ってなんかいなかった。
ただ、のあが誰かに取られるかもしれないと思ったら、嫌だった。
その気持ちが何なのか、たつや自身にもまだわからなかった。
🌸 第5章:女子3人の恋愛会議!
放課後、女子3人は誰もいない教室に集まっていた。
「ねえ、のあ。本当はたつやのこと好きなんでしょ?」
えとがニヤニヤしながら尋ねる。
「な、なんでそうなるの!?」
「だって、たつやの話になると顔が赤くなるもん!」
るなも楽しそうにうなずく。
「私もそう思う! のあちゃん、たつやくんといるとき、すっごく楽しそう!」
「もう……二人とも!」
のあは机に顔を伏せた。
そして、小さな声でつぶやく。
「……好き、なのかもしれない」
二人が一瞬、黙った。
「えっ、今なんて!?」
「だ、だから! 好きかもしれないって言ったの!」
えとは満面の笑みになった。
「よし! 恋愛作戦会議、開始!」
「作戦会議!?」
「まずは、たつやに自分の気持ちを意識させる!」
るなも手を挙げる。
「私も協力する!」
のあは困ったように笑った。
けれど、心の中では少しだけ期待していた。
(もし……たつやくんも私のことを好きだったら?)
そんな未来を想像して、また頬が熱くなった。
💙 第6章:修学旅行、まさかの同室イベント!
待ちに待った修学旅行。
12人は班行動をすることになった。
じゃぱぱが班分けの紙を持って叫ぶ。
「よーし! 班を発表するぞ!」
そして、決まった班は――。
のあ・たつや・えと・なおきり・じゃぱぱ・もふ。
「えっ!? たつやくんと同じ班!?」
のあは思わず声を上げた。
「なんだよ、嫌なの?」
「ち、違うよ!」
たつやは笑った。
「じゃあ、よかった」
その一言で、のあの心臓は限界寸前だった。
🌙 夜の旅館
みんなでゲームをして盛り上がったあと、のあは一人で旅館の庭に出た。
夜空には、たくさんの星が輝いていた。
「……きれい」
「何してんの?」
振り返ると、たつやが立っていた。
「ちょっと星を見てたの」
「ふーん。俺も見ていい?」
「もちろん」
二人は並んで夜空を見上げた。
しばらく沈黙が続く。
やがて、たつやが口を開いた。
「なあ、のあさん」
「なに?」
「……好きな人、いる?」
のあの心臓が跳ねた。
「えっ……!?」
「いや、なんとなく。気になっただけ」
たつやは星を見たまま続けた。
「俺は……いるかもしれない」
「……っ!」
のあは、思わずたつやの顔を見つめた。
「そ、その人って……どんな人?」
「優しくて、頑張り屋で。一緒にいると、なんか安心する人」
(それって……)
期待してしまう自分がいた。
しかし、たつやは最後の一言を飲み込んだ。
「……まだ秘密」
「……そっか」
のあは笑顔を作った。
本当は、少しだけ寂しかった。
二人はまだ、お互いの気持ちを知らない。
けれど、星空の下で過ごしたこの時間は、二人にとって特別な思い出になった。
💞 第7章:文化祭で恋が動く!
文化祭の出し物は、クラス全員で考えた結果、恋愛カフェに決まった。
男子は執事風の衣装、女子はカフェの衣装。
衣装に着替えたのあが教室に戻ってくると、たつやは思わず固まった。
「……え?」
「た、たつやくん? どうしたの?」
「いや……その……」
たつやは目をそらした。
「……似合ってる」
「……っ!」
のあの顔が一気に赤くなる。
それを見ていたえとが、こっそりじゃぱぱに耳打ちした。
「ねえ、あの二人、いつ告白すると思う?」
「今日じゃね?」
「絶対そうだよね!」
一方、たつやは心の中で焦っていた。
(なんでこんなにかわいいんだよ……)
いつも一緒にいるはずなのに、今日はなぜか目を合わせられない。
そして文化祭の終盤。
クラスの企画で、男女ペアの写真撮影が行われることになった。
じゃぱぱが二人の背中を押す。
「はい、たつやとのあ! 撮影よろしく!」
「えっ!?」
「ちょ、じゃぱぱ!?」
二人は並んで立った。
「もう少し近づいてくださーい!」
カメラマンの声に、二人の肩がそっと触れた。
カシャッ。
撮影が終わっても、二人はすぐには離れられなかった。
たつやが小さくつぶやく。
「……この写真、あとでもらっていい?」
「え?」
「……記念に」
のあは、うれしそうに笑った。
「うん。私も欲しい」
その写真は、二人にとって大切な宝物になった。
💔 第8章:すれ違う二人
文化祭の翌週。
たつやは、ほかの女子と楽しそうに話していた。
それを見たのあは、なぜか胸が苦しくなった。
(私……何を期待してたんだろう)
まだ告白されたわけでもない。
恋人になったわけでもない。
なのに、たつやがほかの女子と笑っているだけで、こんなにも気になってしまう。
その日の帰り道。
「のあさん、今日一緒に帰らない?」
たつやが誘った。
しかし、のあは少し迷ってから答えた。
「ごめん。今日はえとちゃんと帰る約束があるの」
「……そっか」
たつやは笑った。
けれど、どこか寂しそうだった。
その様子を見ていたもふが、たつやに声をかけた。
「お前さ、いつまでそのままでいるつもり?」
「……何が?」
「のあのこと。好きなんだろ?」
たつやは黙り込んだ。
「でも、言って今の関係が壊れたら……」
もふは静かに答えた。
「何もしなかったら、何も変わらないよ」
たつやは、初めて真剣に考えた。
自分は本当は、どうしたいのか。
答えはもう、ずっと前から決まっていた。
のあに、自分の気持ちを伝えたい。
💗 第9章:ついに告白! たつのあ誕生!
冬が近づいたある日の放課後。
たつやは、のあを校舎裏に呼び出した。
「のあさん。話があるんだけど」
「……うん」
たつやは、何度も深呼吸した。
いつもなら簡単に話せるのに、今日だけは言葉が出てこない。
「俺さ……ずっと考えてたんだ」
「……うん」
「のあさんと一緒にいると楽しいし、困ってたら助けたいって思うし、ほかの男子と話してると……なんか嫌で」
のあは目を見開いた。
「それで、やっとわかった」
たつやは、まっすぐにのあを見つめた。
「俺、のあさんが好きだ」
のあの目に涙が浮かんだ。
「……本当に?」
「うん。本当」
「……私も」
のあは、震える声で続けた。
「私も、たつやくんが好き。ずっと……好きだった」
たつやは、ほっとしたように笑った。
「……よかった」
「たつやくん……!」
「これからはさ、友達じゃなくて……恋人として、一緒にいてくれる?」
のあは、涙をぬぐって笑った。
「……はい!」
その瞬間、二人の距離が少しだけ近づいた。
夕日に照らされた校舎裏。
二人は、ようやく同じ気持ちを伝え合うことができた。
こうして、たつやとのあは恋人になった。
その日の夜、グループチャットに一通のメッセージが届く。
じゃぱぱ:
「たつのあ、付き合ったってマジ!?」
えと:
「きゃあああああ!! おめでとう!!」
るな:
「おめでとうございます!! 💗」
もふ:
「やっとか」
なおきり:
「おめでとうございます!」
ゆあん:
「遅すぎだろ笑」
うり:
「お幸せにー」
ヒロ:
「おめでとう!」
シヴァ:
「いやー、青春だねぇ」
どぬく:
「二人ともおめでとう!」
たつや:
「お前ら、なんで知ってんだよ!?」
じゃぱぱ:
「もふから聞いた」
もふ:
「情報共有は大事だから」
のあ:
「もふくん!?」
12人のグループチャットは、深夜まで大騒ぎだった。
💕 第10章:恋人になった二人の初デート
休日。
たつやとのあは、初めて二人きりで出かけることになった。
待ち合わせ場所に先に着いたのあは、何度も時計を確認する。
(恋人になって初めてのデート……! どうしよう、緊張する……)
「のあさん!」
振り向くと、たつやが走ってきた。
「ごめん、待った?」
「ううん、今来たところ!」
二人は顔を見合わせて笑った。
最初は少しぎこちなかったけれど、好きな食べ物の話をしたり、ゲームセンターで遊んだりするうちに、いつもの二人に戻っていった。
ゲームセンターでは、たつやがクレーンゲームに挑戦。
「よし、取るぞ!」
しかし、何度挑戦しても失敗する。
「たつやくん、もう一回!」
「任せろ!」
そして、ついにぬいぐるみが取れた。
「やったー!」
たつやは、ぬいぐるみをのあに渡した。
「はい。のあさんに」
「えっ、私に?」
「うん。今日の記念」
のあは、ぬいぐるみを大事そうに抱きしめた。
「……ありがとう。大切にするね」
帰り道。
夕日が二人を照らす。
のあが、そっとたつやの袖をつまんだ。
「……たつやくん」
「ん?」
「手……つないでもいい?」
たつやは一瞬驚いたあと、優しく笑った。
「……もちろん」
二人の手が、そっと重なる。
のあはうれしそうに笑い、たつやも照れくさそうに笑った。
二人にとって、忘れられない初デートになった。
🌈 最終章:12人の恋の行方
たつやとのあが付き合い始めたことで、12人の関係も少しずつ変わっていった。
- たつや×のあ:両片思いから恋人へ。これからも二人で思い出を増やしていく。
- なおきり×えと:相談相手だった二人が、いつの間にかお互いを意識し始める。
- うり×るな:正反対の二人。うりの優しさに、るなが少しずつ惹かれていく。
- じゃぱぱ:みんなの恋を応援するムードメーカー。
- もふ:恋愛に詳しすぎる観察役。みんなの秘密に気づきがち。
- ゆあん:恋愛はまだまだこれから。ある出来事をきっかけに、自分の気持ちと向き合う。
- ヒロ:密かに抱いている恋心が、これからの物語の鍵になる。
- シヴァ:仲間たちの恋を見守りながら、ときどき鋭いアドバイスをする。
- どぬく:みんなを笑顔にする、優しい存在。
12人の恋は、まだ終わらない。
これから先には、修学旅行の夜の秘密、嫉妬から生まれるすれ違い、初めてのクリスマス、そして卒業の日の約束が待っている。
12人の恋と、12人の青春。
それぞれの「好き」が交差する中で、たつやとのあは、少しずつ未来へ進んでいく。
🍑 『12人の恋と、秘密の好き。』――1部ーー完。
コメント
1件
わあ、完結おめでとうございます🎉 たつやとのあの両片思いから恋人になるまでの過程がすごく丁寧に描かれていて、何度も「ああもう!」ってツッコミながら読んじゃいました😊 特に修学旅行の星空の下での会話シーンと、文化祭の写真撮影の流れが好きです! 色んなカップルの片鱗も見えて、続きが気になりますね〜 「もふ」の恋愛観察者ポジションもツボでした。続編あったら絶対読みたいです🔥