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※設定
無一郎、有一郎 14歳
無一郎、有一郎 鬼殺隊
有一郎 片手あり
『ムイチロウ、ユウイチロウ!!!ナタグモヤマデシキュウニンムダ!!!イソゲ!!!イソゲ!!!』
「…ん、任務か…僕まだ起きたばっかりなんだけど」
『イソゲ!!!イソゲ!!!』
「兄さん!兄さん!任務だって、急いで準備しなきゃ!」
兄がまだ寝ていた為、僕はすぐに兄を起こした。
「…ん、そうか、……」
兄は眠たそうな顔をしながら、体をすぐに起こした。
「朝ごはんは後だ、帰ってきてから食べるぞ」
「はーい」
「兄さーーん、僕もう準備できたけど、兄さんはできた?」
「俺もできた、そろそろ行くぞ」
「うん!」
僕たちはすぐに指定された場所に向かった。
意外と近いところだったので、走ってから、
10分で着いた。
「……?」
どこだ?いつもと違う。鬼の気配がない。
「兄さん、本当にここで合ってるよね…?」
「…あぁ、合っているはずだが、おかしいな。鬼の気配が全くない。」
兄もやはり少し混乱していた。
「どこにいるか分からないから、背中合わせるぞ」
「それもそうだね」
「………?」
何だろう、クラクラする。
僕は兄の所に素早く行き、背中を合わせた。
「…ゴホッ…ヴ…ゲホッゴホッゴホッ…」
僕は袖で口元を抑えた。
僕はそっと袖を見ると、血で汚れていた。
「…?無一郎!!!大丈夫か…?!」
「…大丈夫、兄さん、静かにしないと、他の鬼も来ちゃうよ」
「…そうだな。きつかったら、すぐ言えよ」
兄は心配そうにそう言った。
「わかった。ありがとう」
「…何だ、ただのガキ2人かよ。しかも、1人は今にも倒れそうじゃないか。まぁいい、2人とも直々に俺様が殺してやるよ。
鬼は弱っていた僕を先に殺そうとしてきたが、僕は柱なので、上限でもない鬼は簡単に倒せるが、わざと倒さずに胴を真っ二つにし、僕は鬼に問いかけた。
「…ねぇ、君まだ喋れるんでしょ。ここの鬼はもう君だけなの?」
「…ここにはまだ主様が…いる。お前たちなんか……主様が…」
「…もういいよ、僕が問いかけた事に答えればいいだけだから……。
そう言い、僕は鬼にトドメを刺した。
「…兄さん!まだいるらしいから、探そうよ!そっちの方が早いでしょ!」
「それもそうだな…体調の方はどうだ?」
「…大丈夫、大丈夫、さっさと鬼倒しちゃおうよ!」
僕はそう言い、兄さんと一緒に鬼を探した。
「……っ」
僕はフラフラになりながらも、頑張って鬼を探していたが、限界になり倒れそうになってしまったが、兄がそれに気づいて支えてくれた。
「…おっと、無一郎?大丈夫か…?」
「…大丈夫だって……ごめんね、兄さん…僕はまだ戦えるよ…」
「無一郎!あんまり、無茶すんな!」
「…ごめん。兄さん……」
そう言った瞬間、僕は寝てしまった。
「…ん、……」
周りを見渡すと、ここは胡蝶屋敷だった。
「…あ、無一郎、目が覚めたか……」
隣には兄が椅子に座っていた。
「…ごめん、兄さん。……あ!鬼は?どうなったの?」
「鬼は俺が倒した。そこまで強くなかったんだ。」
「…そっかゴホッ…ヴ…ゲホッゴホッゴホッ…」
僕はまた、吐血してしまった。
「あんまり喋るな、安静にしてろ!」
兄は僕にデコピンした。
「いたっ!わかったよ、ありがとう」
「兄さん!僕ふろふき大根たべたい」
「…完治したら、作ってやるよ」
「うん!ありがとう!兄さん!大好き!」
「…あぁ」