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『盲 恋』
第1話
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大雨の日だった。
hy「……」
雨に濡れてて
傷だらけでボロボロな
怖い男の人。
kg「……ぅ…」
放っておけなくて
持ってた傘と絆創膏をそっと置いて
走って帰った。
これが全ての始まり。
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sh「昨日雨すごかったね~」
zh「うん~俺こけた」
sh「ださすぎる笑」
いつも通り教室で
いつも通り3人で話してただけ。
平和が好きだ。
何も考えなくていい
ただ生きるだけの生活が好きなのに…
ガラガラっ!
大きい音を立てて開いたドアに
みんなの視線がそっちに向く。
kg「……ねぇ」
入ってきたのは…
kg「はんゆじんって、どれ?」
hy「…!?」
平和を乱される時がくるなんて
想像もしてなかった。
zh「何したの!?あんな怖い人に…」
sh「知ってる人なの??」
2人がひそひそと話しかけてくる。
hy「…いや……」
知ってるというか…
その人が手に持ってる傘
それ、僕のです。
kg「…どれ?って、聞いてるんだけど」
怖すぎなんだけど!!
クラスメイト「…そこに…」
クラスの人に指さされて
怖い人の視線がこっちに向く。
kg「…あんた?」
hy「…えっ、と……」
kg「…着いてきて」
嫌だけど!
これ着いていかなかったら
どうなるんですか!?
すごく怖いので
ついて行く以外の選択肢は無いわけですが…
sh「ゆじな…!大丈夫なの…?」
hy「とりあえず行ってくる…」
zh「生きて帰ってきなよ」
zh「ひょんは怖くて着いていけないから」
役に立たない……
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ー屋上ー
なんで呼ばれたかもわかんないし
何も話さないし
ただただ怖い。
hy「…ぁ…あの……」
kg「これ、あんたの?」
昨日僕が置いて行った傘を差し出された。
hy「……ちがいます」
大嘘だけど。
kg「…クラスも名前も同じなのに?」
hy「……」
持ち物に名前なんか書くもんじゃないや。
さっきまで平和だったのに。
僕とは無縁の怖い人だったのに。
kg「…ありがと」
hy「……え?」
予想外。
余計なお世話だって殴られるのかと…
hy「それを…言いに?」
kg「うん」
kg「嬉しかったから」
感情表現が下手なのかそうじゃないのか…
kg「あと傘返したかった」
意外と律儀なもんだ。
hy「あ…でも今日も雨予報なので」
hy「それあげます」
kg「……くれるの?俺に?」
hy「自分のは持ってるので…」
傘を貰ってそんなに嬉しいもの?
なんだか変な人だ。
怖いけど…
妙な子供っぽさを感じる。
kg「…きむぎゅびん」
hy「…?」
kg「覚えて。俺の名前」
hy「ぇ…はい…」
平和な僕の人生に
こんな人が入り込むことになるとは…
kg「またね。ゆじな」
子供みたいに笑って去っていった。
……不思議な人だ。
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ー教室ー
zh「あ~!生きてた!」
hy「心配する気なかったでしょ 」
zh「怖かったも~ん」
まぁさっきまでの心配は
拍子抜けだけど……
sh「大丈夫だった?」
hy「昨日傘貸したお礼されたの」
sh「そんな事も出来るようになったのぉ」
zh「偉いねぇ~」
この2人のこの発言はどうでもよくて
『またね。ゆじな』
なんかまだ続くような気がして
気が気じゃないよ。
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コメント
4件
見るの遅れてすみません!あけおめー!ことよろー!今年もコメントたくさん書くね!今回も最高すぎる忙しいのに本当に投稿してくれてありがとぉ…
あけましておめでとうございます !! 新年早々新しい連載ありがとうございます … 🙌🏻💞 続き楽しみにしてます ~