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第二節:東京完璧高校
欐矢華は転校先の東京完璧高校へ向かっても生徒たちの声にはまさに全員「オーッホッホッホッホ!!!!」と言う高笑いと「完璧に」、「自分たちは空気読める」が口癖として聞こえ、このまま教室の中へ入って行った。
欐矢華の心の声「洗脳教育か、ここは?『港区完璧ヒルズって完璧な場所』だと思って軽はずみに転校希望して移住したのに…住人たちのあの顔は一体何?洗脳を受けたからってこと?」と疑心暗鬼になっていた。
教室にて
教師A「諸君!!良い知らせがございます!!
アメリカから転校して来た転校生を紹介致します!!それではお入り下さい、オーッホッホッホッホ!!!!」と
欐矢華がツカツカ上履きの音とともに教室の中に入った。
教師A「港区完璧ヒルズの住人なら『オーッホッホッホッホ』、『完璧に』、『空気が読める』と言うのは義務ですからね、オーッホッホッホッホ」
欐矢華「アメリカカリフォルニア州から来た
前藤欐矢華と申します。見ての通り私は周りからこの顔立ちのせいでフランス人だのイタリア人のハーフだとよく思われていますが、全然違います。両親が日本人なので、純日本人になります。私は完璧に自信を持って空気を読むことができます!!よろしくお願いします、オーッホッホッホッホ!!」と。
そしたら教室内にいる生徒たち全員も「オーッホッホッホッホ!!!!」と復唱するように唱えていた。
欐矢華の心の声「7年前…たしか2017年だったのか…たしかその時代の東京完璧高校ってあのSNS事件で炎上してなかった?あの高笑いが
新宿ギャルたちに暴かれて炎上した…それなのに癖が抜けないからか、まだその笑いに依存してるの?懲りない訳だ….クソみたいな正義面した欺瞞集団って訳か…」
そして欐矢華は机に向かった。
生徒A「オーッホッホッホッホ!!アメリカのどんなところへ行って来たざますか?」
欐矢華「コロラドとカリフォルニア…コロラドは私の故郷…しかも日本人学校だったよ…」
生徒B「オーッホッホッホッホ!!日本人学校?やはりあそこは自由の国という感じではございませんねぇ!!まさかあなたをハーフ顔だなんて….」
欐矢華「オーッホッホッホッホ…そうなんだよね…でも日本人学校の方が良かったかも…アメリカだったらね?」
欐矢華の心の声「フリーク州に一回見学しに行けば良かった…でもあそこは不気味な場所だと聞くし…しかもアメリカの中では一番平和で多様性に満ち溢れてるってよく聞く…東京フリーク区と同じように…」
生徒A「なんでざます?」
欐矢華「場所にもよるけど、他の学校なんか行くと、日本人なんかはアジア人って言う枠組みに固定されて、目尻を後ろに引っ張るジェスチャーをされるってよく両親から聞くから…つまり下に見られやすい人種ってこと」
生徒B「自分がされちゃ嫌ですよね…だから両親があなたのために日本人学校に通わせたってことね…そこなら日本人の生徒たちが多いと思うから…」
生徒C「欐矢華様はこの東京完璧高校一の美少女マドンナ!!全員で!!」
教室内の生徒たち「オーッホッホッホッホ!!!!」
欐矢華「オーッホッホッホッホ!!!!」
欐矢華の心の声「本当にクラスのマドンナで良かったの私は?ここの卒業生だった完璧全美とヴィクトリア・ワシントンは2人とも同じ188cm、性悪女、しかも中学時代に豊胸してFカップまで伸ばした…あり得ない….よく肩凝ってないなんて言えたよね….その2人は本当にハリボテ女…中身が無さすぎでしょ、よく炎上したよね…私自身、小胸(しょうきょう)で本当によかったけど…..私がもしFカップだったら『男子どものクソキモい視線が嫌だから、絶対切り落としたい』って思ってた…」と複雑な表情を浮かべていた。
そして5時間経った。
放課後、欐矢華には取り巻きたちの生徒に誘われて高級レストランに一緒に行った。
完璧ヒルズ高級レストランにて
欐矢華「オーッホッホッホッホ…みんなは田舎に行ったこととかあるの?」
取り巻きA「オーッホッホッホッホ!!ないざますねぇ!!なぜなら私たちは洗練された住人たちざますから!!」
取り巻きB「私たちは空気も読める完璧人間だから、それができない人はいじめの対象だからねぇ!!」
みんなで天井にある豪華絢爛で煌びやかなクリスタルシャンデリアの下で最高級サラダ、A10ランクのハンバーグステーキ、最高級なピザ、最高級なイタリアンスパゲティを優雅な雰囲気で波風を立てず一律に食べ、紅茶を飲んでいた。その後は最高級の苺付きホールケーキを召し上がった。テーブルはもちろんレトロなカブリオールレッグ(猫脚テーブル)だった。
そのレストランもお客様や店員関係なく誰しもが「オーッホッホッホッホ!!」、「完璧に」、「空気が読める」という言葉が飛んでいた。
欐矢華の心の声「なぜか心が満たされない…なんでこんな上部でハリボテ関係でいるの、私たち?これじゃあ本当の友情が湧かない気がするよ…」と悩みながらゆっくりA10ランクのハンバーグをナイフで切り、フォークで刺して口に「ハムッ」と入れた。
#近未来
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コメント
1件
いやー、第21話読んだわ!「オーッホッホッホッホ」の連呼がもう耳に残るんだけど(笑)。矢華の心の声で「洗脳教育?」ってツッコんでるのがめっちゃ共感できる。あの高笑いとハリボテな関係性のギャップが絶妙で、彼女が「心が満たされない」って悩むシーン、すごく刺さったわ。完璧すぎる世界の裏側、もっと暴いてほしい🔥