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____大丈夫じゃ。きっと世界は綺麗だ____
『貴方は一体誰?』
『さぁ….誰だろうな』
そんな言葉が心の中で響く。目を覚ますと目の前にはキィニチがいた。キィニチを見るなり、直ぐに疲労が来て倒れた。虚ろな目でキィニチを再度見た。
「…ありがと…..」
掠れた声が空気で消されそうになる。それでもキィニチには届いた。
「世界って綺麗だね…こんな私でも“仲間”って言ってくれる人がいて……..」
キィニチは答える代わりに私を強く抱きしめた。初めて私は世界に期待をした。瞼が閉じ、私は長い長い夢に落ちた。