TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

タイトル、作家名、タグで検索

テラーノベル(Teller Novel)
見習い魔術師の黒

見習い魔術師の黒

「見習い魔術師の黒」のメインビジュアル

1

第1話

♥

33

2023年12月09日

シェアするシェアする
報告する


※黒×青作品




_______________




昔、よく聞いた話。


スノーホワイトという珍しい目を持っている人は


本来、人には見えない妖精や妖などが見えるというお話。


スノーホワイトはとても綺麗な青色の目をしているのが特徴で、それを見つけるとみんな軽蔑する。



「ねぇ、◯◯くんスノーホワイトなんだって」



「えぇ〜…気色悪いね…」



あぁ、俺は確かにスノーホワイトの持ち主だ。


それだけなのに、なんで……。




______________________________





1.


「…………。」



ピッ…ピッ…となる心電図の音。


あれ、何してたんだっけ。


「…あ、お目覚め?おはよう〜」



「…ん、、」



あぁ、思い出した。俺は実験台兼魔術師見習いだった。



「もう…レンは張り切り過ぎ。今月で倒れるの3回目。」



「…ごめんなさい。」



この方はショウタさん。俺の先生をしてくれている。


ショウタさんは数少ない大英雄の魔術師。



「…レン、しばらく研究は禁止。いい?」



「へ、!?で、でも今っ…完成させれそうな物が…!」



「それは体調が万全になってからね!」



「体調は万全ですっ…!お、俺…コウジとの約束でっ…!」



「コウジ…?」



「っあ……み、三毛猫のコウジって言う…喋る猫…で、」



「……あぁ、リョウタ爺の三毛猫か。」



「そ、そうです。どうやらリョウタさんの目がほぼ見えないって…それで、目の回復薬が作れそうだったんです…」



「はぁ…」



「……………」



確かに馬鹿なことはしている、それに間違いはない。


そりゃ…人間の俺がその回復薬をつくるに当たって、


最低でも2ヶ月はかかるものだ。それを作ろうとしてる自分は、周りからみれば笑いものだ。




「…お願いです…ショウタさん…この通りです…」



「っ、頭上げて…」



床に思いっきり頭をぶつけるけながら土下座をする。


それでも無理なら強行突破する…つもりだ。



next



見習い魔術師の黒

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

33

コメント

508

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
;