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構って欲しい緑色
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「誰か…構ってや…」
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「……」
暇や…
誰か暇なやつおらへんかな
探しに行こ
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トントン…書類出すついでに行ってみるか…
「トントーン、入るで」
「ん 」
「書類持ってきた 」
ゾムが手に持っていた書類を渡すと
トントンはありがとな、と言った
「ちょいミスっとるとこあるけどこっちで直しとくわ」
「ええの?あんがと」
トントンの目元にはクマができている
2日…いや5日くらい前から寝てなさそうだ
これは構って、など言えない
「…ちゃんと寝ぇや」
「気が向けば」
「…」
それは寝ないってことやろ
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「はぁ〜…」
布団に寝転がり溜息をつく
他のみんなも見に行ったけど
なんか忙しそうやった
俺なんかに構う暇がないのは
わかっとるけど、 やっぱ
「…さみしいな」
昔のこと思い出してしまう
ずっと孤独だったあのときのことを
誰でもええからそばにおってほしい
「うぅ…」
そんなこと思っていたら涙が出てきてしまった
「ひぅ、ぐすっ…」
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ゾム……
さっき来たときなんか悲しそうな顔しとったな…
なんかあったんか?
後で話聞かなやなぁ…
「はぁ…書類はよせな… 」
そう呟いたとき
インカムから何か声が聞こえた
「?なんや」
『うぅ…』
「ぇ」
『ひぅ、ぐすっ…』
そのインカムからは
ゾムの泣き声が聞こえてきた
どーしたんや
なんで泣いとるん
「っ、はよ行かな」
そう言い
俺は部屋から急いで出て
ゾムの部屋に走った
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ゾムの部屋の前につくと
オスマン
ロボロ
鬱
ショッピ
グルッペンを除いた、みんなが集まっていた
トントンと同じように
インカムに反応し
ゾムの様子を見に来たようだった
「トントン!」
「お前らも来てたんか」
「そりゃあんなん聞こえたら来てまうやろ」
「話しとらんではよドア開けてや」
「あぁ、そやった」
ガチャ
という音と共に部屋のドアが開く
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なんだか外が騒がしい
ロボロ…大先生?
トントンの声も聞こえる
何しとんや…?
「ん…ずびっ…」
みんな忙しそうやったのに
俺も混ぜて欲しい
そんなことを思っていたとき
ガチャ
と音がなる
頭を振り向かせると
「…ぇ、?」
みんながいた
「ゾム!」
どうしたの
大丈夫か
なんかあったん?
みんな声をかけてくれる
嬉しい
「…や、大丈夫やで」
「嘘やろ、じゃあなんで泣いとったん…」
ロボロが優しい声で聞いてくる
「なんか出てきた…」
ゾムはそう言ったが
もちろん、誰もそれで納得するわけない
「…ワイ、ちょっとだけ聞こえてたんですけど」
え
「さみしいって言うとったような……」
「は」
「ほんまかゾム」
なんで知っとるんやこいつ
どっから聞いとったん
てか今更やけどなんでみんないるん
「ゾム?」
「…寂しかったん?」
「ぇ、と」
「ほれ、素直に言ってみーや」
「…さみしかった、…」
絶対今の俺顔赤い……
くそ暑いもん…
「ふはっ笑かわええなぁ」
「顔真っ赤っすよ笑」
「うるさい、!」
ザッーザー
インカムから音がなる
『あーあー、聞こえているか?』
「グルさん」
『ゾム、大丈夫か?』
「ん、大丈夫やで」
『…今日は任務とか書類とかどーでもいい』
『ゾムに1日中構え』
「ええの〜?」
「…まぁ、今日だけ特別や」
俺のためだけにそんなええの…??
「ゾム」
「今日は一緒おろな!!」
「!」
「おん!」
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その後
1日中構ってもらえて
満足したゾムの姿が見れただとか……
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ここまで見ていただきありがとうございました!
なんとなく成り行きで書いたんですけど
なんか変になりましたね……
もっとちゃんとしたの書きたいです…