数日、そこらじゅうを探しました
でも、ヒントのひとつも握れない
だから、躊躇いましたがじいやに話をすると
『ゴールドシップさんなら別荘にいらっしゃいますよ?』
と。
「冗談はおやめなさい?私はそこまで弱くありませんわ。」
「嘘ではありません。つい先日、連絡が入りました。」
「…なんと?」
「行方不明だったお嬢様が戻られた、と。」
「お嬢様…?……別荘へ走って向かいますわ。」
「…行ってらっしゃいませ。」
「はぁ、っ、」
ガチャッ
「ゴールドシップはいらっしゃいますか?」
「、!お嬢様なら、奥の部屋におりますよ。」
「ありがとう。」
コンコンッ
「メジロマックイーンですわ。入っても?」
「、、はい。」
ガチャッ
「ゴールドシップ、、なぜ、ここに居るのです、?それに、その格好…」
「…私はマックイーン様の孫なので、気高く勇敢で美しいウマ娘でないといけません。」
「な、なにを、、」
「マックイーン様、お元気そうで安心しました。」
「ゴールドシップ、?なんの冗談ですの?」
ゴールドシップのことです。これもなにかの冗談で、、、
「冗談などではないです。私はマックイーン様の孫にあたります。」
「…ほら、トレーニングに戻りますわよ、?」
「…私はもう戻らなくてはいけなくて。 マックイーン様に再度お会いしたかったので嬉しいです。」
「、、なに、、を言って…」
「それでは。貴方とすごした日々は、とても幸せでした。また、未来で。」
その時、ゴールドシップの瞳から涙がこぼれ落ちた。微笑んで、ドアを開ける
「ありがとな。マックちゃん。」
「ゴールドシップ、!!!」
バタンッ
追いかけなくては
なぜか
ここで動かなくては、ゴールドシップに二度と会えない気がする
走って
走って
でも、どこにも居ない
「こんな雑な最後でよかったのか?」
「おう。ありがとな、トレーナー。」
「急にお前が未来から来たなんて言い出したときは驚いたが、大切なチームメイトを疑う訳にも行かないからな。」
「最後に、マックちゃんの優しさに触れれてよかった。アタシの優しさはこっから来てんだよなぁ!」
「ゴルシ…」
「トレーナー!なにしけたツラしてんだ!」
「だって…ゴルシ……」
「アタシには未来で会えるからな!!
アタシの夢に終わりわねぇっ!」
「、、あぁ、!そうだな!」
「じゃあな!!」
「……」
「ゴールドシップ!!」
「、マックイーン、、スイーツ食べすぎんなよっ!!」
「はぁっ!?食べませんわよ!!」
シュンッ
「あ、っ、、」
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