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青桃です。
ゴリゴリの初心者なのでコメントをする際は優しい言葉の方が
嬉しいです!
苦手な人はお目目を閉じてきた道を戻ってください。
「また貴方とこの世界で会えたら」
桃side
拝啓
真夏日が続くこの頃。
ーー様はいかがお過ごしですか。
丁寧に書いた手紙 想いを込めて
桃「よし!出しに行こう!」
手紙を持ってある人のもとへ
桃「あの〜、この手紙を届けて貰いたいのですが、」
モブ「お! 手紙か! もちろんちゃんと届けてくるよ。」
桃「ありがとうございます!」
手紙も出したし今日のやることは終わった
桃「手紙、ちゃんと届くといいな〜」
「なんてね、」
小さく呟いて、家に帰った
青side
青「今日は手紙が届く日だ!」
毎年、同じ日、同じ時間に手紙が一通だけ届く
内容は毎年違う
差出人は俺の大好きな恋人
青「今年は何が書いてあるかな〜!」
手紙を開けて恋人からの想いを読む
青「ふはは(笑)」
俺を笑わせるのが好きな恋人はいつも最後に小ネタを書いてくれる
楽しかったこと、面白かったことなどが最後に書かれてある
いつもふざけてばかりの恋人
だが、手紙の中では人が変わったのか?と思うほど丁寧だ
俺は読み終わった手紙を大切に箱に仕舞った
桃side
ーーは気づいているのだろうか
俺が書く手紙にはいつも最後に隠し要素を入れている
桃「これに気づいたらどう思うかな〜?」
(早く気づかないかな〜)
、、、やっぱ、気づいてくれなくていいや
最近は手紙を書くことが日課になってしまった
初めて手紙をだすときは少しめんどくさいとか思ったけど
続けてみると案外楽しくなってしまった
まぁーーも喜んでるし、いい気持ちだなぁ
青side
そういえば、今日の手紙は少し変だった気がしてもう一度
手紙を取り出してみた
青「んー?なんやこれ」
「よ?」
手紙の柄に合わせて「よ」という文字が隠されていた
もしかして今までの手紙にも書いてあったのか?
そう思い今までの手紙を箱から取り出し、隅々まで見てみた
手紙は全部で七通
青「、、、」
恋人からの手紙に隠された文字を読む
あ、り、が、と、う、さ、よ、
青「は?」
嫌な予感がした
考えることも一旦忘れて恋人の家へ行った
青「はぁはぁ」
自分の限界を超えて恋人の家まで走った
チャイムを鳴らさず急いでドアを開ける
誰も居なかった
青「外にでもでとるんか?」
綺麗に片付いた部屋 太陽が差し込む
青「待つか」
静かに座り、恋人を待った。
桃side
少し外で遊んで家に帰った
桃「ん?誰かいる?」
見覚えしか無い靴
俺の大好きな恋人の靴だ
桃(どうしたんだ?)
恋人が居るであろう部屋に進み入る
ガチャ
青side
恋人が帰ってきた
青「おかえり」
「手紙のことなんやけどさ」
恋人に手紙のことを聞いてみた
桃「よく気づいたね!」
「さっすがぁ〜」
褒めているのか?
桃「伝わった?俺の想い」
青「、、、、」
青「、、!」
気づいてしまった
気づいてしまったのだ
“恋人”が隠したこの手紙の意味を
桃「やっと気づいた〜」
「ーーにしては結構遅めに気づいたね。」
そうだ、
そうなのだ
そうだった
桃「もう俺は居ないんだよ。」
その事実をわかってしまった時全てが歪み始めた。