藤原家　.

_______　5年前 。

丈一郎　side

今日もいつも通り　…　やと思ってた 。

母「　買い物行く人~！　」

駿「　あ~い！　」

謙「　けんちゃんいくぅ~！　」

恭「　俺は待ってる 。　」

流「　俺も待ってる~　」

丈「　ん~ 、久々に行こうかな 。　」

大「　恭平と流星見るから待ってる ！　」

流「　俺たち子供ちゃうし 。　」

和「　一応ってやつ 。俺も行かへんわ~　」

父「　じゃあ丈と謙杜と駿で行こうか 。　」

ってなって 、駿と謙杜とおかんとおとんと

俺で買い物に行くことになってん 。

家を出てから数分したくらいで 、

信号があって赤信号やから止まってた 。

そしたら信号無視をした車が 、

運転席の方に突っ込んで来てん 。

そのまま俺たちは病院に搬送された 。

俺と謙杜と駿は軽い怪我やったみたいで 、

一応3日入院ってことに 。

… そしておとんとおかんは 、重症で 、

違う部屋に移動された 。

その後 、大吾たちが病室にやって来た 。

大「　兄ちゃん … ！！　」

丈「　…　」

俺は 、その時まだ眠っとってん 。

駿も謙杜も 。おかんも … おとんも 。

丈「　… んん 、っ　」

流「　… ！ 丈にぃ … ！！　」

恭「　丈にぃ … 大丈夫 、？　」

丈「　俺は大丈夫 … 駿と謙杜は 、？　」

和「　まだ起きてへんよ …　」

そこでお医者さんが入って来た 。

大「　お母さんとお父さんは … ！　」

医「　おふたりとも残念ですが ……　」

流「　… うわぁぁぁん ！泣　」

恭「　おとぉさｯ 、… おかぁさｯ 、…泣　」

和「　なんで … なんでｯ 、！泣　」

大「　… ひぐっ 、ぐずっ … 、泣　」

丈「　… なんでやｯ 、おとんとおかんｯ、…　」

医「　… 駿佑くんと謙杜くんは無事です 。　」

医「　もうすぐ起きると思いますよ 。　」

大「　ありがとｯ、…うございますｯ、…泣　」

医「　では … 失礼します 。　」

みんなでたくさん泣いた 。

おとんとおかんが亡くなったなんて 、

ほんまに信じられなかった 。

そんな時に 、

謙「　… んぅ 、　」

駿より謙杜が先に起きた 。

大「　あ … 謙杜ｯ 、！　」

謙「　おにぃちゃ … ？　」

謙「　なんでえんえんちてるの … ？　」

この時 、まだ駿と謙杜は2歳で 、

ママとパパが死んじゃったなんて 、

分かる歳やなかった 。

流「　悲しいことが … あって 、ｯ、…　」

謙「　かなちいことぉ … ？　」

謙「　けんちゃんがげんきにしゅる ！　」

恭「　ふふ … ｯ、ありがと 笑　」

すると駿も 、

駿「　んんぅ … 、　」

和「　駿 … おはよう 、頑張ったな …　」

駿「　おはよぉ …　」

駿は生まれつき身体が弱くて 、

起きてからも少ししんどそうにしとった 。

駿「　にぃちゃ … えんえん 、？　」

謙「　かなちいんだって …　」

駿「　しょーなの … ？　」

駿「　しゅんがげんきにしゅる …　」

大「　ふへ … ｯ、泣笑　」

俺たちの過去でした _______ 。

※　次から普通のお話に入って行きます ！