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こんばんは。裏歌です!今回は思いついたものを書かせていただきます!キャラ崩壊しかないです!自衛よろしくお願いします!
それではレツゴ!
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mmmさんが倒れた。過度なストレスが一気に押し寄せた事が原因らしい。少し前までとなりで笑っていたのに、今彼は病室の個室のベッドで眠っている。小さな呼吸音に少しだけ不安になる。
医師によると数日もすれば起きるだろうということだ。
一人、あの家に帰るのが怖くて今日は特別に許可をいただいて病室に泊めさせてもらえることになった。
早く、起きてくださいね。お母様もファンの皆さんも心配していますよ。
いや、誰も聞いていないのだからたまにはいいだろう「誰よりも僕が心配して待っていますよ?mmmさん?」
彼の額にキスをする。
静かな病室に音が響く。
そして隣で寝落ちするように眠りについた。
翌日は1度家に帰り彼の着替えなんかを持って行った。
周りが僕もmmmさんも休みだったら心配するだろうと思い配信を開いた。いつも通りの配信は出来ず麻雀配信に切り替えた。これならテンションを上げる必要もない。途中mmmさんの話題が上がったが彼は仕事が忙しいこと、それなのにパチンコに行っているとLINEで話したとごまかした。
リスナーさんたちは僕らが同棲していることも付き合ってることも知らないから。
付き合ってる、それも同棲しているなんて知ったらエンタメとしてならいいと思っている人たちにも嫌われてしまうから。
僕は別にいいんですよ。いざとなったらいくらでもいなくなる方法を知っていますから。けどあなたの居場所を奪いたくはなかったから。
数日後
1人でいる事に慣れてはいない。数日といった医者に少しイラっとする。
仕事をして、配信をして、その時だけは孤独を忘れることが出来た。食欲なんてなくて心配させたくなくてダイエットだと偽った。はぁ、さっさと起きてくださいよ。ただ繰り返す日常なんてつまらない。
2週間後
彼のお母さんから連絡がきた。彼が目を覚ましたと、
最低限の荷物を持ち病院へ向かった。
病室の引き戸を勢いよく開ける。
:mmmさん!!!
乱れた呼吸を整えつつ彼のいるベッドに近づく。
mmm:だ….誰ですか….?
え?時が止まったようだ。頭が真っ白になり必死に呼吸をしようとするが息苦しくなってしまう。
mur:冗談にしてはきつくないですか…?w何日寝てたとおもって…w途切れ途切れ、かすれた声でいう。本当なら冗談を笑ってスルーできるはずなのに、彼のおびえた表情が脳裏によぎる。
今いるのは僕と彼だけ。彼の母親と医師は今後の話をしている。一週間後にもう一度….。そんな言葉がドア越しに聞こえる。
その沈黙を打ち破るように勢いよくドアが開く。
j:お疲れ様でーす♪。
mur:あ、jさ….
j:murさんじゃないですかぁ。mmmさんが目を覚ましたって聞いて急いできました♪mmmさんもお疲れ様でぇーす♪
mur:あ、mmmさんは、!!!
mmmさんは僕たちの事を覚えていないと伝えないと。jさんにあんな顔したmmmさんを見せたくないから。
mmmさんに駆け寄る彼の肩をつかもうとする。記憶のない本人が一番つらくなってしまうと鉛のように重い体に鞭を打つ。
mmm:あ! jちゃん!来てくれたの?
j:もちろんじゃないですか♪
しかしそこにあったのはmmmさんとjさんが普通に話している光景だった。
さっきのは寝起きで違う者にでも見えていたのかと思う。
j:あれ?murさんなんでそんな遠くにいるんです?こっちにきたらいいじゃないですか?
mmm:ねぇ…?jちゃん?murって誰?
j:寝ぼけてるんですか〜?そこにいるじゃないですか?
mmm:おれ、その人の事知らないよ?jちゃんの知り合いじゃないの?
j:冗談きついっすねぇ。あなたの彼氏さんでしょ?
mmm:え?男と?そんなわけないじゃん〜jちゃんこそ冗談きついってぇ。
mur:s…そうですよ?jさん?僕と彼は「友達」なんですから。mmmさんも僕のこと忘れるとは…w一緒に「シェアハウス」していたでしょ?
無意識にしまる喉から必死に話す。恋人なんて信じてもらえない。それなら両方つらいままでいようと思った。
彼は記憶にない男から「友達」といわれ
僕は愛しい彼から「友達」と思われるだけ。
そこからの記憶はあやふやだった。
記憶に残っているのは、医師から説明された事ぐらいだろうか。
「murさんに関する記憶だけが抜け落ちてしまった」
と。もしかしたら思い出深いものを見たり感じることで記憶が戻るかもしれないと。よかったと思えた。
もし記憶が戻らなくても苦しむのは僕だけだから、僕をおいてちゃんと異性の彼女を作ればいい。彼氏は僕だけでいい。
数日後。彼は退院することになった。数日ずっと通ったが警戒心は緩むことはなかった。
in家
mmm:おじゃまします…?
よそよそしい。それが一番の印象だった。しかしすぐに僕に関係するもの全ての記憶がないならしょうがないと割り切った。
mur:ただいまでいいですよ。
mmm:あ、はい。「ただいま…」?
mmmさんのお部屋はここですね、ここが…で。
部屋の場所を案内し、好きにするように言った。
すると彼は真っ先にもふちゃんのケージに向かった。
それを見守ると家事を済ませ、お昼ご飯の用意を始める。
mmmサイド
ねぇ、もふちゃん?なんであの人の事だけわからないんだろ?
俺はmurさんっていう俺の友達?彼の家に来た。ここでシェアハウスしていたらしい。
初めて来たはずなのに見覚えのあるものが多くあった。
キッチンのおそろいの食器、色違いの箸、マグカップ。
俺が好きな飲み物、お菓子。
自室の自分のものたち、机の上の伏せられた写真立て。
写真立てを起こすとmurさんとの2ショット。
本当に友達だったんだなと思う。
murさんは今家事をしている。好きにしていいといったのは彼なんだから。そんな言い訳をしながら彼の部屋に入る。
とくに物珍しいものはない。ものがあまり置かれていない部屋だと思ったくらいだろうか。
それなら、ベッドの下に何かあるかもしれない。もしかしたらエロ本とか?w
と覗く。
ん?なにか本ものが硬いものに手が当たる。
アルバム?
興味本位でページをめくる。
そこには俺の写真とか、二人の写真。
などなど。そして最後のページの厚紙に小さな封筒が貼り付けてある。
中身を取り出すと、シンプルな銀色の指輪が入っている。
奥さんでもいたのかな。それとも彼女がいるのかな?
「おれのmurなのに」
ん?なんで俺のmurなんて思ったんだろう、murさんはただの友達でしょ?
それにこの指輪どっかで見たような….。すこし頭が痛い気がする・・・。
そんなことを考えていると何してるんですか?
突然聞こえるmurさんの声にビクッとする。
mmm:えっと…あの…
言い訳を考えるが口がこもってしまう。
mur:あ、アルバムですか?
そう言うと彼が右腕をのばしてくる。
怒られると思い目を閉じる。
ふわりとした感覚がある。
mur: 頭痛くないですか?無理に思い出さないでいいんですよ。
すこしさみしそうに笑う彼に少し心を痛める。
本当に友達という関係でごまかせるのだろうか。
mur:mmmさん。今日歌枠開くんで来ませんか?
そういわれてスマホで違う場所で見る事にした。
その方が昔の関係に近いんだって。
彼の配信を見た。画面越しの彼はとてもかっこよくて、それに初めてのはずなのに懐かしい気がした。
mur:それでは次はmmmさんとの思い出の曲でもいかがですか?
思い出?
それじゃあ「深夜高速」
青春ごっこを今も 続けながら旅の途中
ヘッドライトの光は 手前しか照らさない
真暗な道を走る 胸を高ぶらせ走る
目的地はないんだ 帰り道も忘れたよ
彼が歌い始めたそれ。聞いたことはある。本人じゃない。murの声で。心が少しあつくなった。
壊れたいわけじゃないし 壊したいものもない
だからといって全てに 満足してるわけがない
夢の中で暮らしてる 夢の中で生きていく
心の中の漂流者 明日はどこにある?
俺も歌ったことあったよな。ラスランのときに歌って…誰かに何かを、あれ、思い出せない?
生きててよかった 生きててよかった
生きててよかった そんな夜を探してる
全力で歌う彼。少し寂しそうな顔をしている気がした
年をとったらとるだけ 増えていくものは何?(業)
年をとったらとるだけ 透き通る場所はどこ?
十代はいつか終わる 生きていればすぐ終わる
若さはいつも素裸 見苦しい程一人ぼっち
普段から聞いてたから覚えてるのかな?ism
生きててよかった 生きててよかった
生きててよかった そんな夜を探してる
生きててよかった 生きててよかった
生きててよかった そんな夜はここだ
胸が締め付けられる。
なんでなんだろ…忘れちゃいけない気がして…。
僕が今までやってきた たくさんのひどい事
僕が今まで言ってきた たくさんのひどい言葉
ソイ!ソイ!ソイ!ソイ!
ひとつ残らず持ってけ どこまでも持ってけよ
生きててよかった 生きててよかった
生きててよかった そんな夜を探してる
生きててよかった 生きててよかった
生きててよかった そんな夜はどこだ
頬に涙が伝う。
なんで泣いてるんだろう。助けてよ。ism…
いこうぜ いこうぜ 全開の胸で
いこうぜ いこうぜ 震わせていこうぜ
もっともっと もっともっと見たことない場所へ
ずっとずっと ずっとずっと種をまいていく
全開の胸 全開の声 全開の素手で
感じることだけが全て 感じたことだけが全て
ハンカチを取り出そうとポケットに手をいれると硬いものを触る。
指輪…?
さっきmurの部屋にあった…?
頭が…痛い痛い痛い痛い痛い
生きててよかった 生きててよかった
生きててよかった
生きててよかった 生きててよかった
生きててよかった 生きててよかった
mur:はぁはぁはぁ…拍手ありがとうございます。mmmさんいかがですか?
mmm:・・・
コメント欄にmmmのコメントはなく周りの人たちは、どうせ潜っているのだと言った。
多分もういないんだろうな…他人の枠なんて…彼も忙しいだろうし、
思い出すはずないか…少しだけ、本当に少しだけ期待しちゃったじゃないですか…。
mmmさんのバカ…
突然部屋のドアが開く。
え?
mmmは何も言わずに抱きついてきた。
ただ抱き返した。
枠のリスナーはなにが起きているかわからないだろう。
mmm:全部思い出した、、、ただいまism。
mur:遅いですよ…w全く。
mmm:誰が友達だよ。ばーか
mur:覚えてないのが悪いんですよw
コメント欄にはてぇてぇとかmur×mmmとか…どうでもいい。
mur:遅れてきたんですから…閉じるくらい手伝ってくださいよ?
mmm:もう終わるの?俺深夜高速しか聞いてないんだけど?
mur:もう今日は終わりですから
それじゃあ行きますよ?
え!?そんな急に!?
さよならするのは辛いけど!!!!
「「さらば!!!!」」
今度こそ忘れないでくださいね?まあ忘れたら思い出させて上げますよ