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せせり
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#暁山瑞希
ねる
2,253
⚠一部モブ(店員)出ます!お気をつけて!
8月15日土曜日 11時20分
司が死んでしまった時間まで、残り40分。
心臓がバクバク鳴っている。
…司くんにバレないといいけど。
「〜♪」
…良かった。
鼻歌歌ってるくらいなら大丈夫かな。
「随分ご機嫌だね、司くん。」
「えっ、そうか!?」
司が恥ずかしそうに少し顔を赤らめる。
「ふふ、嬉しそうで良かったよ。」
「そ、そうか……」
司が少し顔を赤らめながら苦笑した。
……可愛い。
「…あ、司くん。カフェ着いたよ。」
「おお!ここか!!さすが類!オシャレだな!!」
「ふふ、ありがとう。 さ、入ろうか。」
「ああ!」
カランコロン
『いらっしゃいませ〜 2名様ですか?』
「はい。2名で。」
「〜♪」
横で司が満面の笑みで立っている。
余程楽しいようだ。
『ではご案内致します。どうぞ〜 』
二人でカウンター席へ座る。
頬杖をついて司を眺める。
ニコニコで可愛い。好き。
「類!なにか頼まないのか?」
「…あ、そうだね。じゃあ…… 」
メニューを眺めて、店員を呼ぶ。
『はい!ご注文どうぞ!』
「えっと…このショートケーキを2つお願いします。」
『かしこまりました!少々お待ちください!』(めっちゃイケメンやなぁ…^^)
…さて。司くんの死についても考えないと。死ぬ時間帯は今日の午前12時。司くんが死ぬと2時間前──午前10時に戻る。司くんは記憶が無さそう。となると───
「おーい、類ー?」
司の顔が目の前に現れる。
「わっ、!?びっくりした…」
「急に黙ったから何事かと思ったぞ!」
「ああ、ごめんよ…」
『お客様ー!ショートケーキお持ちしました!ごゆっくりどうぞ〜♪』(あの子たち尊いっっ!!はちゃめちゃに尊い!)
「あ、ありがとうございます…」
隣で運ばれてきたショートケーキをキラキラの目で司が眺めている。
「…すごいな類…!すっごい美味しそうだぞ…!」
「ふふ、そうだね。食べようか。」
もぐもぐ…
「美味しい!美味しいぞ類!!」
「美味しいねぇ。」
司くん可愛い… 犬みたい……
…嗚呼。この時間が続いてくれれば──
僕はそれだけで十分なのに。
十分だったのに───
キャラクター紹介↓
天馬 司
男 20歳 172cm
・声がデカい
・ナルシスト気味だが仲間思いで優しい
・類とお付き合い中
神代 類
男 20歳 182cm
・少し変わり者の高身長男子
・野菜が嫌い(食べるくらいなら死ぬ)
・司とお付き合い中
つづく
コメント
1件
読ませていただきました……。 類くんの、司くんを見つめる眼差しがとても優しくて、でもずっと“残り時間”を意識しているのが切なかったです。カフェでショートケーキを食べて「美味しい!」って無邪気に喜ぶ司くんが本当に可愛くて、その幸せな時間が続けばいいのに……と心から思いました。この穏やかさの裏にあるタイムリミットの重みが、じわじわ来ますね。続きが気になります。