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###番犬くんと優等生###
<第四章> 新たな支配の領域
“侵入そして監禁”
玄関から広がる洗練された空間に、春夜の警戒心は最高潮に達していた。リビングから微かに聞こえるクラシック音楽が、この家の異質な空気を一層際立たせる。龍崎は、春夜の戸惑いを見抜いているかのように、優雅な足取りで廊下を進んでいく。
「こちらへどうぞ、春夜君」
龍崎は、迷いのない動きで一つの扉を開いた。そこは、彼の「聖域」龍崎の自室だった。
春夜は、その部屋の広さに目を見張った。自分の部屋とは比べ物にならないほどの空間に、整然と並べられた本棚、シンプルなデザインの高級そうな家具、そして窓からは手入れの行き届いた庭が見下ろせる。まるで、雑誌から抜け出てきたような部屋だ。春夜が普段足を踏み入れることのない、完璧に管理された世界がそこにはあった。
「……すげぇな、お前の部屋」
思わず漏れた春夜の言葉に、龍崎は満足げに口角を上げた。
「気に入っていただけたなら、光栄です。ここは、僕の最も安全な場所ですから」
龍崎は部屋の中央に立つと、振り返って春夜に向き直った。その目は、春夜の戸惑いや驚愕を愉しんでいるかのようだ。春夜は、この部屋の雰囲気に気圧されながらも、次に何が起こるのかという不穏な予感を抱いていた。
龍崎の視線が、部屋の中央に置かれたキングサイズのベッドに向けられた。真っ白なシーツが、春夜の目にやけに眩しく映る。龍崎は、一歩、また一歩と春夜に近づいてくる。その足音は静かだが、春夜の心臓には、まるで地響きのように重く響いた。
「さあ、春夜君。あなたに、僕の『特別』を見せてあげましょう」
龍崎の声が、春夜の耳元で囁かれた。春夜が反射的に身を引こうとした、その瞬間――。
龍崎の細いが確かな腕が、春夜の身体をあっという間に抱きすくめた。春夜は抵抗しようと身を捩るが、龍崎の力は想像以上に強く、そして的確だった。
「っ……!何しやがる!」
春夜の強靭な肉体も、龍崎の素早い動きと、抑えきれない支配の圧力の前には、なぜか脆く崩れていく。龍崎は、そのまま春夜の体を持ち上げ、まるで羽毛のように軽々と、ベッドへと押し倒した。
柔らかいマットレスに体が沈み込む。春夜が起き上がろうとする間もなく、龍崎は彼の体の上に覆いかぶさった。龍崎の瞳が、春夜を射抜く。その目は、優等生の仮面を完全に剥ぎ取り、冷酷な捕食者の輝きを放っていた。
「大人しくしてください、春夜君。これからは、ここがあなたの新しい『聖域』になります」
龍崎の声が、まるで呪文のように春夜の耳に響く。春夜は、その言葉の意味を理解し、全身に戦慄が走った。
龍崎の手が、春夜の制服の袖口に伸びた。その手には、ひっそりと隠されていた銀色の光沢を放つ物体が握られている。
「これは、あなたを僕だけのものにするための、特別な道具ですよ」
そう言うと、龍崎は躊躇なく、春夜の片方の手首を掴み、カチャリ、と冷たい金属音が響いた。春夜の抵抗も虚しく、手首に手錠がはめられる。そして、その手錠は、ベッドのヘッドボードに固定されたリングに繋がれていた。
「なっ……テメェ!ふざけんな!」
春夜は激しく暴れ、手錠を外そうと腕に力を込める。だが、手錠は頑丈で、ヘッドボードにしっかりと固定されており、春夜のどんな抵抗も意味をなさなかった。
龍崎は、そんな春夜の姿を満足げに見下ろしていた。
「無駄な抵抗はやめてください、春夜君。あなたはもう、僕のものです。ここから逃れることはできませんよ」
龍崎は、春夜の暴れる体を片手で抑え込み、もう一方の手で、残された春夜のもう片方の手首にも、手錠をはめた。春夜の両手首が固定され、完全に身動きが取れなくなった。
春夜は、これまでの人生で感じたことのない絶望的な無力感に襲われた。自分の強さが、この男の前では何の役にも立たない。そして、この男のドSな本性が、春夜のM体質を刺激し、抗いがたい快感への予感を呼び起こす。
龍崎は、身動きが取れなくなった春夜の顔に、ゆっくりと顔を近づけた。春夜の瞳には、屈辱と、そして抗えない運命を受け入れるような、複雑な色が浮かんでいた。
「さあ、春夜君。僕だけの『番犬』になってください。ここでは、あなたのすべてが、僕の思い通りになりますから」
龍崎の声が、春夜の耳元で甘く響いた。手錠の冷たさとは裏腹に、春夜の身体は、これから始まる**『監禁』**という名の支配に、静かに熱を帯び始めていた。
どうでしたか?o(・x・)/
文章下手くそすぎて、 国語力がないのバレちゃう\(//∇//)\
では、また次回!
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