テラーノベル
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ではでは、続きをかいていきまーす!
すたーーと!
「おはよ、冴!」
朝、教室に入った瞬間。
元気な声が飛んできた。
「……。」
聞こえないふりをして席に着く。
すると、隣の席に椅子を引きずる音。
「今日も無視?」
「うるさい。」
「おっ、一言目ゲット。」
「……。」
「昨日のノートありがと。」
そう言って机の上に、紙パックのいちごミルクを置いた。
「返す。」
「え?」
「これ。」
「お礼。」
「いらない。」
「じゃあ俺が飲む。」
ストローをさそうとした瞬間。
「……待って。」
小さな声。
「ん?」
「……もらう。」
奏斗は思わず吹き出した。
「いるじゃん。」
「捨てるのもったいないから。」
「はいはい。」
「笑うな。」
「いや、かわいくて。」
「……。」
冴は無言でストローを刺す。
耳だけが、ほんのり赤かった。
昼休み。
「冴、一緒に食べよ。」
「断る。」
「屋上。」
「断る。」
「中庭。」
「断る。」
「図書室。」
「……。」
「今ちょっと迷った。」
「迷ってない。」
「図書室なら?」
「……静かなら。」
「やった。」
「まだ行くとは言ってない。」
「じゃあ行こう。」
「人の話聞け。」
結局。
二人は図書室で向かい合って昼を食べていた。
「……。」
「……。」
静かだ。
「冴。」
「なに。」
「今日さ。」
「うん。」
「俺と昼食べてる。」
「……。」
「奇跡じゃない?」
「違う。」
「じゃあ何?」
「図書室だから。」
「つまり図書室なら俺といてくれる?」
「……。」
「そういうこと?」
「……静かなら。」
その一言だけで。
奏斗は嬉しそうに笑った。
「了解。」
それから本当に。
驚くくらい静かに弁当を食べ始める。
五分。
十分。
十五分。
一言もしゃべらない。
冴はちらりと隣を見る。
「……。」
(ほんとに黙ってる。)
なんだ。
ちゃんと約束、守るんだ。
そう思った瞬間。
ふっと肩の力が抜けた。
小さく笑う。
その笑顔に気づいた奏斗が、嬉しそうに目を細める。
でも何も言わない。
「静かなら。」
その約束を、ちゃんと守るために。
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風花🎧🫧🥀@受験生低浮上
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コメント
1件
うわ、2話も良いな…! 奏斗の図書室での「静かなら」って約束、ちゃんと守るところがめちゃくちゃ好きだわ。冴がほっとしたみたいに笑った瞬間、こっちも顔がほころんだよ。無視し続けてたのに、気づいたら一緒にご飯食べてるの、距離感バグってるけど微笑ましいな〜。