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このシリーズの成長速度が速くなってきてない?めちゃイイネがくる!
こんなに伸びるとは思わなかった…皆さんありがとうございます!!
さてさて、今回は…
シンデレラに挑戦!!
今回の主役は誰かな~?
(だからタイトルでバレるやろ…)
《アテンションプリーズ》
※この物語は実況者二次創作童話小説です
※通報はおやめください
※苦手な方は回れ右を
※ご本家様は関係ありません
※ガバガバ関西弁
※キャラ崩壊注意
※今作一部、オリジナル要素あり
《登場人物》
rp・・・シンデレラ
ut・・・継母
shp・・・義姉
ci・・・義姉
em・・・王子
rbr・・・妖精
鬱軍団がレパロウに意地悪するところ見たかった…w
ちなみに王子がエミさんなのは優しいから(単純)
ロボロが妖精なのは…察してくださいw
START
遠い昔、大きなお屋敷で暮らす美しい人がいました。名前はレパロウと言いますが、意地悪な継母と2人の義姉からいじめられ、「シンデレラ」と呼ばれて罵られていました。
レパロウには両親がいましたが、母親が病気で死んでしまい、その後父親が今の継母と再婚しましたが、父親も病気で死んでしまいました。その後は態度が一変し、3人の意地悪に耐えながら毎日の掃除や洗濯、料理などまるで召使いのように扱われていました。
shp「シンデレラ~。朝食はまだなんか~?」
rp「た、ただいまお持ちします…!」
shp「それが終わったらはよ掃除を始めろよ?」
rp「はい、分かりました」
ci「ちょっとショッピ~。やりすぎとちゃう~?」
shp「そんなわけないやろ…こんくらい朝飯前やろ~?」
ci「それもそうか~」
2人がレパロウを見下すように罵倒をするが気にせずレパロウは食事の用意を続ける。レパロウはどんなことにも耐え続けていました。この苦難を乗り越え続ければいつか報われて幸せになれると…
そんな思いと共に今日も明るく元気に、料理を義姉と継母に運んでいきます。
rp「お待たせしました。朝食です」
ut「ん、ご苦労。そのままはよ掃除して来てな。終わったらすぐに皿洗いや」
rp「わ、分かりました」
レパロウはそのまま広い廊下の掃除を始めます。とても1人で終わらせられるような広さではありませんが、レパロウは手を止めず掃除を続けます。
shp「レパ………じゃなかったわwシンデレラ。服の洗濯頼むわ」
rp「分かりました」
ci「俺のも頼むわ。多いかもやけど大丈夫やろ?」
1人分とは思えない洗濯物を掃除している床の上にぶちまけてしまう。レパロウは最初は茫然と見つめていたが、すぐに立ち上がり洗濯物を大量に抱き上げて向かいました。
そんな日々が続いたある日、いつも通りに屋根裏部屋から眠たい眼差しを擦りながら3人の朝食を用意し、家の中の掃除をしていた時だった。
それは、お城の舞踊会への招待状が届いたのだ。なんでも、この国の王子が花嫁を探す為に国中の女性を招待したのだ。このことを3人に見せると、義姉の2人は大はしゃぎで急いで用意を始めました。開催は夜からだと言うのに…と、思いながらもレパロウも行きたい気持ちがあり、継母に聞いてみました。
rp「お、お母さま…俺も行きたいのですが」
ut「はぁ?ダメに決まっているやろ?」
rp「え……」
ut「まあ、俺もそこまで鬼ちゃう。仕事を全て終わらせて、自分のドレスを用意出来たらええよ。まあ、無理だと思うけどな」
嘲笑う継母のことは気にせず、いつも通りに掃除を続けます。自分の部屋である屋根裏には実の母が残してくれたドレスがあります。かなり傷んでいた為に手直しをしたいが押し付けられる仕事のせいでなかなか出来ません。このままでは行けないと不安になりましたが、希望を捨てずに家事を続けました。目を盗んで屋根裏に行って手直し作業をしますが、3人はわざと仕事を押し付けて邪魔をします。
sp「なんで部屋にいるんや?俺が頼んだ煙草はどうしたんや?」
rp「煙草!?い、今お持ちします」
(この世界線に煙草はおかしいだろうと思ってもスルーしてください…w)
部屋に戻ってもすぐに呼び出されてはドレスを用意がなかなか出来ません。忙しく動き回るせいで時間はどんどん迫っている。忙しい合間にドレスの用意をしていたが…
その努力は水の泡にされてしまった…
rp「お、終わった…お母さまの部屋の掃除………煙草の匂いが凄かった。でももうすぐドレスが完成できる…!」
shp「シンデレラ~?そのドレスなんやけど~」
rp「え……ど、どうされ…」
ci「お前のドレス…お前の部屋に入ってしまったネズミ達が嚙み千切ってボロボロに~」
rp「え……な、なん…で…?」
チーノが床に叩きつけたのは、ボロボロになってしまった自分だけのドレス…亡き母の形見でもあったドレスだった。明らかに引き裂いた跡もある為、ネズミではなく目の前の2人がいつの間にか部屋に侵入して破いたのだと…
今から直してももう時間がなかった。レパロウはその場に膝をついて落胆するが、そんな気持ちも知らず2人は高笑いをしながらその場を去りました。その前で継母が扉の後ろでクスクス笑いをしていた姿を見ては3人の仕業だと気づきました。
そして舞踊会の時間…3人はいつも以上に綺麗に着飾っていましたが、レパロウはだけはいつものみずぼらしい格好で残りの家事をしていました。
ut「そんじゃ…シンデレラは留守番をよろしくな~」
sp「ドレス…ほんまに残念やったな~」
ci「まあ、ないからには行けないんやけどな~」
3人の罵る言葉にも何も返せず、ただ静かに「いってらっしゃいませ」と呟いて3人を見送りました。
1人静かになったお屋敷…レパロウは残った家事を終わらせようとするが溢れてくる涙のせいで視界がぼやけて、気づけばお屋敷の隅で泣いていました。
rp「う、うう………俺も一度は行ってみたいのに……ドレスが…大切なドレス。アレしかないのに…」
1人寂しく泣いてるレパロウ。その背後から優しく肩を叩く感覚に気づきます。何事かと思い、静かに涙で腫れた顔を上げると…
rbr「あんさん…大丈夫や。その願いは俺が叶えてあげるわ」
rp「……子供?」
rbr「誰が子供や。失礼なお嬢さんやな~」
rp「え、あ…あなたは誰ですか?」
rbr「俺はお前のその強さと優しさを見て願いを叶えようとやってきた妖精や」
rp「妖精………」
rbr「お前失礼なこと考えてないか?」
rp「いやいや!!こ、こんなことが起きるとは思わなくて驚いただけです!!」
慌てて否定をしては話題を変えようと妖精は軽く咳払いをして、一本の杖を手にしてレパロウに用意して欲しいものを頼みます。
rbr「お前の願いを叶えるために、カボチャとネズミ、トカゲを用意してくれへんか?時間もあまりあらへん。はよ準備してや」
rp「わ、分かりました」
突然言われて少し慌てながらも急いで用意をします。食糧庫から大きいカボチャとネズミ、トカゲを用意しました。その場に置くと小さい妖精は杖を一振りすると、ネズミは白馬に変わり、トカゲが従者と御者になり、一瞬にして大きく美しいカボチャの馬車に変わりました。
rp「す、すごい…」
rbr「後はあんさんのその恰好や」
また杖を一振りをすると、みずぼらしい恰好から美しいドレスに変わり、足にはガラスの靴を履いていました。
rp「すごい…俺がこの格好になれるなんて…ガラスの靴がとても綺麗ですね」
rbr「呑気に感動している場合ちゃうぞ。俺のこの魔法はずっと続くわけちゃう」
rp「と、言うと…?」
rbr「この魔法は12時になると溶けてしまうんや。それまで舞踊会を楽しんできてな…お前は美しい。きっと誰もが魅入られると思うで」
顔を覆うように身に着けていた雑面越しから笑みを浮かべ、従者が馬車の扉を開けて乗り込むと馬車が走り始めました。夢にまで見たお城がもうすぐ目の前に近づいています。レパロウは期待を胸に目を輝かせました。
お城では絢爛豪華な装飾で煌びやかとした舞踊会が開幕していました。街中の女性達が美しいドレスを身にまとい、目の前の王子に挨拶をします。王子であるエーミールは優しい笑みを浮かべて挨拶を返しますが、どこか退屈そうにしています。結婚願望はあるらしいが、好みの女性がいないのか、着飾り過ぎの女性が嫌なのか、笑みをこぼさないようにしても退屈そうな感じがします。そしてレパロウのドレスを破り、独り占めしようとしたショッピとチーノが挨拶しようとした時だった。
em「……あれは…」
rp「……綺麗な場所…これが舞踊会…」
煌びやかに輝く舞踊会に瞳を輝かせながら周りを見渡すレパロウを見つけたエーミールはあまりの美しさに心を奪われて2人をスルーしてレパロウの元へ駆け出します。
shp「は?」
ci「え?な、なんやあの人…」
周りの人達も美しいレパロウに夢中になっており、レパロウは見られていることに動揺していたが突然現れたエーミールに驚きます。
rp「……え!?」
em「驚かせてしまいましたね。突然申し訳ございません。よろしければ…私と踊ってくださりませんでしょうか?」
rp「え……お、俺でよろしければ…」
優しく差し出された手を優しく掴んでは舞踊会の真ん中で2人が踊り始めた。誰もが優雅に舞い踊る2人の姿に夢中になっていましたが、その後ろから見ていたとある3人は違った。
ut「なんか…見覚えのある顔やな」
shp「独り占めとかずるいんとちゃうか~?どこのどいつやアイツ…」
ci「俺らの挨拶を無視する王子もおかしいやろ…」
そんなことをグチグチと呟く3人にも目をくれず2人は踊り続けます。時間を忘れて優雅に踊る2人…しかし、その時間はあっという間に終わってしまった。
鳴り響く時計の鐘の音。時計を見ると時刻は12時…レパロウは思い出しました。魔法が解けてしまうと…
rp「あ、ご…ごめんなさい!俺もう行かないと…」
em「え、ど、どうしてですか?」
rp「そ、それは……その…」
無慈悲に鳴り響く時計の音。レパロウは掴まれた手を無理矢理離してもらい、慌てて城の中を駆け出します。背後から呼び止めるエーミールの声にも気にもかけず階段を駆け下ります。その時、慌てて階段を下っていたせいでガラスの靴を片方脱ぎ落ちてしまいます。しかし、時間がなかったため広い戻ることはできずそのまま城から去ってしまいます。
em「お、お待ちください…!………え?」
追いかけ続けたエーミールは息を荒くしながら声をかけたが既に姿が見えなくなり、完全に見失ったが足元に落ちているガラスの靴に気がついて手にして眺めます。一目惚れした美しい女性と再び会うための証拠にしました。
一方レパロウは時計の鐘の音が響く中、慌てて動く馬車に乗っていたがその途中で魔法がとうとう解けてしまいました。再びボロを身にまとい、元に戻ったネズミやトカゲ、カボチャをぼんやりと見つめるが胸の中では夢ではなく本当にあの憧れの場所にいたのだと胸に手を当てて感動していました。
翌日、街では大騒ぎのことが起きました。お城から王子のエーミールが昨夜の女性を探すために唯一の証拠として残ったガラスの靴を国中の女性に履かせてピッタリ履ける女性が嫁になるということが広まり、このことを聞いたショッピとチーノも興奮していました。
このことはレパロウの耳にも入りました。
rp「……国中の女性から探している…まさか」
夢のようなひと時を昨晩受けた。その時に出会った王子が自分を探している…?そんな思いを込めて少し笑っていたが、それはすぐに消された。
ut「なに笑っているんや?はよ掃除に戻れや」
rp「あ、す、すいません…」
掃除に戻っては自分の恰好を見つめては少し落胆しました。ボロを身にまとうみずぼらしい恰好…そんな自分に目をつけるのだろうかと少し不安になりながらも掃除を続けました。
しばらくして、遂にお屋敷に王子とその家来の人達がやってきました。レパロウも挨拶をしようと近づきますが、2人に邪魔をされて近づくことが出来ません。
rp「あ、あの…」
shp「お前は台所で皿洗いが残っているやろ?」
ci「はよそれを終わらせてこいや」
rp「あ……」
レパロウはそのまま佇んでしまい、2人は早速ガラスの靴を履こうとします。しかし、2人のサイズには合わない為履けることは出来ません。それもそのはず、あのガラスの靴は本当はレパロウが履いていたもの。レパロウだけにしか履けないガラスの靴なので履くことは出来ません。
shp「俺瘦せてるから入るんかと…!」
ci「な、なんやそれ…」
ut「ショッピだけはいけるんかと思ったんですけどねぇ…」
em「あ、あはははは…」
何とも言えない状況にエーミールは思わず苦笑をしてしまいますが、その状況にレパロウは入ることが出来なかった。柱の後ろで見届けていたが、エーミールは遂にレパロウの存在に気がつきました。
em「あちらの女性は?」
ut「ああ、ただのこの屋敷の使用人や。あんな恰好をしている者が王子様と釣り合うはずないんやし、無視していいんやで?」
rp「っ………」
em「いいえ、せっかくですからあちらの方にも履かせます。お2人共、そろそろ離れていただいてもよろしいでしょうか?」
shp「俺は…」
em「どいてください」
これ以上言うことを聞かないと危ないと思った2人はその場から離れてレパロウを椅子に座らせる。どこか見覚えのある顔だからかエーミールはレパロウの顔を見つめます。
rp「どうしましたか?」
em「いえ、どこかでお会いしましたような気がしまして…」
rp「そう、ですか…履けば………気づいてくれますか?」
em「え?」
レパロウは静かに笑いながらガラスの靴を履くとサイズはピッタリ。笑みを浮かべるレパロウを見つめるエーミールは昨日の美しい人を思い出します。
その光景に3人は…何も言わずにただ落胆と妬ましさに落ちていました。
お城から鳴り響く祝福の鐘の音。歓声が響き、お城からは幸せに包まれているレパロウとエーミールが出てきます。この日、2人は結婚式を迎えてレパロウは純白のドレスとあの日のガラスの靴を履き、王子と結婚して幸せになりましたとさ。
シンデレラ END
いつも以上に書けた。鬱軍団でレパロウを不憫にさせるところを見てみたくて書いたけど、ちょっといじめすぎたかな?
でも、完成したから満足だ♪
次の新作をお待ちください!!
イイネとブクマお願いします。ではまた!!